《國民的歌手のクーデレとのフラグが丈夫すぎる〜距離を置いてるのに、なんで俺が助けたことになってるんだ!?》第9話 噂
翌日、學校に登校すると、またしても隣の山田さんから挨拶がやってきた。
「おはよう」
「うん、おはよう」
山田さんの手には一つの本。軽く顔を上げた山田さんと視線がわる。
「昨日渡した曲、どうだった?」
「もう最高だったよ。今の曲よりし懐かしいじで凄く良かった」
「そう。気にってもらえたなら良かった」
澄まし顔の山田さんに薄く笑みが浮かぶ。ほんの僅かな変化だけど、らかい。
「本當にいい曲だったよ。なんでシャートンは消しちゃったんだろう。もったいない」
「……きっと々あるんだと思う」
「まあ、そうだよね。気にらないところでもあったのかな? 俺は好きだけど。もうで顔面びちょびちょよ」
「……頭大丈夫?」
無表のまま、首を傾げる山田さん。視線が痛いです。
會話はそこで終わった。それ以降は特に何もなく、いつものように互いに隣の席の者同士の関係だけが続いていく。
これで良い。昨日はあえて避けられる方向にこうとして結果的に會話をして、裏目に出てしまった。
だけど元々そこまで話す仲ではない。話そうとしなければ、実際はこの程度。話すことなどほとんどない。何もしなければこのまま何事もなく席替えまで進んでいくだろう。
変に意識せず、最初から気にしないでいつも通りにしておけば良かった。たまたまし話す機會に恵まれただけであって、これが普通だ。靜かに俺と山田さんが並んで座るだけの関係が続いた。
晝休み、いつものように秀俊とご飯を食べていると、思い出したように秀俊が呟く。
「そういえば、山田さんから幻の曲借りたんだろ? どうだったんだ?」
今日は秀俊の席で一緒に食べているので、山田さんは隣にいない。秀俊は窓際で自分の席に座りながら一人で食べる山田さんに視線を送る。
「借りたというか、ダビングしてある音源のCDをもらったよ。やっぱり最高だった」
「へー、これまでの中で何番目?」
「何番目と言われると難しいな。三番目くらいかな」
「そりゃあ、すごい。後で聞かせてくれよ」
「まあ、聴かせるくらいなら」
個人的な好みではあるけど、珍しさだけでなく曲としてもとても魅力的だった。今の曲とは雰囲気がし違う明るい雰囲気で新鮮さがあった。
あれだけ良い曲をシャートンはどうして削除してしまったのか。もったいないし、そこだけが疑問だ。
「なんか山田さんといいじじゃん。同じファンだし、気が合うみたいだし? 順調だな」
「順調って……。別に付き合うとかそういうつもりはないよ」
にやりと含み笑いを見せる秀俊に肩をすくめて見せる。
昨日はなぜか嫌われるはずが、さらに好度が上がってしまったが、狙うなんてあり得ない。
「そうなのか? 隨分仲良さそうだったし、お似合いな気はしたけどな」
「勘弁してくれよ。今はシャートンに夢中でとかそういうのはどうでもいいんだ」
「それなら、なおさら山田さんはいいと思うけどな。向こうもシャートンの大ファンなんだろ?」
「それとは別だよ」
「ちぇっ。つまらん」
不満と共に箸でご飯を一口頬張る。そう言われても変える気はない。このまま何事もなく進んでいくだろう。
♦︎♦︎♦︎
予想通り、翌日から山田さんと話すことはほとんど無くなった。
たまに挨拶をわす程度の関係。それだけだった。
元々ほとんど會話は無かったのだ。たまたま話す機會があっただけで元々この程度。
機會が無ければ、関わることなどない。自分から積極的に絡もうとしなければなおさら。
んだ関係で時間が進んでいく。1日、2日。1週間。このまま席替えをして離れるまで同じように挨拶をわすだけの関係が続いていくだろう。
----そう思っていた。
山田さんから曲をもらって楽しく會話したのも懐かしくなってきた頃、ある噂がたった。
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