《モテないキャ平社員の俺はミリオンセラー書籍化作家であることを隠したい! ~転勤先の事務所の3人がWEB作家で俺の大ファンらしく、俺に抱かれてもいいらしい、マジムリヤバイ!〜》沒話 葵の家に連れられて

102~112話 私にお世話させてくださいの中の沒話です。

アレンジ無理だったのでそのまま出します。

ふぅ……張してきた。

今日は日曜日。

本來であれば家でのんびりしている頃なのだがある目的があって外に出ている。

「旦那様……じゃなかった。花村さん、こっちですよ」

葵に連れられてゆっくりと道路を歩く。

今日はつまり、そういうことだ。

葵の家にご招待されたのであった。

元々、葵のお母さんから是非遊びに來てくださいと言われていた。

始めは遠慮してたんだがやはり2000萬の件もあったので正式にご招待されることになったのだ。

個人的にそんなの必要ないのだが、葵から花村さんに禮を言わなければ母様が心労で倒れそうなんですと言われてしまう。

そんなことを言われてしまっては行くしかなくなってしまう。

もし俺がそっちの立場だったら禮をしないと気がすまなくなるだろうし……、九寶家の気持ちも分からなくはない。

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気が重いなと思いつつもやってしまったことを理解しつつ、葵に連れられていくことにした。

葵が住んでいる築數十年のアパートに到著した。

「あ、あんたは!」

さっそくアパートの住民に見つかってしまう。

葵を溺しているアパートの住民達だ。俺の存在を目の敵にしていた。

今回も追い出されてしまうに違いない。

「王子様だ!」

「王子か!」

「王子が來たぞー!」

「え、王子?」

予想外の言葉に戸う。

「ふふ、みんな花村さんが父に言った言葉を聞いていましたからね」

あ、そういうことか。

男達が俺の方に來る。

「くぅ~、アンタ男だぜ。葵ちゃんのために2千萬もの大金を出すなんてな」

「負けたぜ、アンタなら葵ちゃんを任せられる」

葵ちゃんを幸せにな」

いや、ちょっと待ってこれは何かおかしい。

もう完全に俺が葵の彼氏みたいな扱いになってるじゃないか。

隣の葵を見るともうにっこにこの顔をしている。

こいつ……何かこの人達に言ってるな。

「王子さんよ! 葵さんのお母さんに挨拶してこねぇとな!」

「あ、あの……別に俺は葵と付き合ってるわけじゃ」

「あァ」

男達が険しい顔で俺を見る。

葵ちゃんがいらねぇってことかどういうことだ!」

葵は俺がもらうって言ってたじゃねぇか!」

「もう、だめですよ。みなさん」

葵が前に出る。

良かった……訂正してくれるんだな。

「花村さんは照れてるだけなのでそんな怖い顔をしてはいけませんよ、めっ」

「は~い」

ええーーっ!?

葵のめっ! に男達はメロメロとなり立ち去ってしまった。

「さ、花村さん、行きましょうか」

何だかとっても嫌な予がする。

◇◇◇

「花村さん、ようこそおいでくださいました。今日はごちそうを用意しましたのでゆっくりしていってください」

「いえいえ、おかまいなく……。そんな大したことしてないですし」

「そんな、大したことなんて! 私や葵を救って頂いた恩人に報いをさせてください」

出會って速攻、葵のお母さんから頭を下げられる。

いや……確かに2000萬の肩代わりは大きいけど、最終的には返してもらうわけだし、そんな大それたことをされてしまったら気後れしてしまうじゃないか。

「そうだ、花村さん」

「はい?」

「もし宜しければ花村さんの親さんにも是非とも禮を言わせて頂きたいとおもいます]

「いや、いいですよ! ウチの両親なんて関係ないですし!」

「そうはいきません。私と葵は花村さんに救われたのです。言うなれば花村さんのご一家に救われたのと同じ。……是非とも禮を言わせてください」

うぅ……まさか葵のお母さんがこんなにごり押ししてくるなんて思わなかった。

これは斷りづらいぞ。……親と會わせるか? いや、それってかなり意味が出てくるだろ。

……意味が出る。

俺は橫で正座している葵を見る。

母を止めるでもなくにっこり顔の葵がそこにはいた。

……今まで思えばこのようなことを母が言えば葵は慌てて否定していた気がする。

夏のレクリエーションの時だって……出迎えに來た所を葵に恥ずかしいと怒られていた。

つまりこの茶番は葵が一枚噛んでいるんじゃないか。

「では晩ご飯の準備をしますのでゆっくりなさってくださいね」

葵のお母さんが立ち去っていく。

俺は葵に聲をかける。

「なぁ……葵」

「なんです、花村さん。お母さんったらもー、困りましたね」

「全然困った風には見れないけど、俺に何か隠していることないか」

「え!」

葵は骨にうろたえた。

あまりの分かりやすさにびっくりしたぞ。

「ななな何も隠してませんよ」

仕方ないなぁ……。

度重なる葵へのいたずらの結果、慣れしてきた俺の力を見せてやろう、

葵の後ろのまわりこみ、胡座をかくように座る。

そのまま後ろから葵を抱きしめて持ち上げて、俺の膝の元に下ろす。

左手で葵の上腕を固めて、右手で葵の脇腹からお腹まわりを攻め立てる。

「うひっ! あぁぁぁ……こ、こひゅ! こんなところで」

「大丈夫。後で1萬円は払ってやる。さぁ、隠してることを吐け。吐かねば苦しむぞ」

「ふひぃ!」

すでに拷問プレイは経験済みだ。この前手かせありでやった時は1分持たずに葵のいろんなを吐かせた。

とても楽しかったので創作のネタになりました。

「ほらっ、吐けぇ! なんであんなに葵のお母さんは積極的なの」

「ふひひひ……、に、逃げられないように、外堀から埋めようと思って……! 花村さんのお母さんが……あひゃっ! 所長とお見合いをさせたって話聞いて、アアァァァ!」

ああ、楽しい。もっと苦しむがよい。

葵の服に手をれ、直接脇腹をんでやる。これが一番苦手だってよく知っている。

「ああん! だからわたしのお母さんと會わせて両親から外堀を埋めようかって話をしてぇ!」

「ほほぅl いいことを考えるじゃないか」

実際やられたらまずかった。

ウチの母親は間違いなく俺に早く結婚してほしいと思っている。

そんな中で葵と葵の母親が會ったら間違いなくごり押しされるだろう。

葵みたいな超絶かわいいの子が挨拶に來たら泣いて喜ぶわ。

「わ、わたしが悪かったです! あひゃひゃひゃ……き、きついです! そろそろ許して」

「そうかそうか。しっかり謝ってもらわないとなぁ」

「ご、ごめんなさぁぁい!」

「あらあら……隨分と仲良しなのねぇ」

しまっ!

いつのまにか葵の母親が部屋が奧からにょいと顔を出してきた。

「あへ……へぇ……旦那様のえっち」

「これは! そ、その!」

「いいのですよ。未來の旦那様に弄ばれるならこの娘も本でしょう」

葵のお母さんは地に足をつけて頭を下げて、禮をする。

「末長らく葵のことを宜しくお願いします」

「は……はぁ」

これはいろんな意味で斷りにくい展開になってしまった……。

どうしたものか。

「あのもし宜しければ葵の安全日などをお教えしましょうか? 必要であれば」

「いりません!!」

親子総出で何を言ってんだまったく!

あやうく外堀を埋められそうになったが耐え抜いたぞ!

このあたりから仁科エンドは決まっており、後の話に影響出そうだったので連載時にはカットしてしまいました。

葵のお母さんの前で葵にいたずらって相當やばいですね、この男。

だがそれがいい。

次からは最終話続きの159話を出しますので宜しくお願いします。

沒話を含めて今回、3話ほど用意しております。

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