《モテないキャ平社員の俺はミリオンセラー書籍化作家であることを隠したい! ~転勤先の事務所の3人がWEB作家で俺の大ファンらしく、俺に抱かれてもいいらしい、マジムリヤバイ!〜》160 雙子姉妹をおウチに招待

前回書き忘れましたが

本編開始より作品で時間が約1年ほど経過してるのでここから本編より全員の年齢が+1されます。

それ前提でお願いします。誕生日回をどっかでやりたいなぁ。

「おはようございますぅ!」「おはようございます」

「ようこそ茜さん、葵さん!」

ある晴れた日の朝。

茜さんと葵さんは外行きの服で俺の住むマンションに來てくれた。

雙子は今日もしい。

今回この2人を俺のマンションに招待したのだ。

「花村さん、こちらをどうぞ」

「茜さん、わざわざありがとうございます!」

茜さんがお土産のお菓子を渡してくれる。

わざわざ申し訳ないなぁ。後でみんなで食べることにしよう。

今回、この2人を招待した理由は2人には大変お世話になったこともあり、俺がお米炊子であることを告げることにしたのだ。

まぁ葵さんは知ってるし、茜さんは別にお米炊子のファンではないのでウチの事務所の陣と比べたら告げても衝撃はほとんどないだろう。

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そして。

「茜さん、葵さん、こんにちは~!」

一葉、姉さん、葵も出迎える。

「フォーレスさんの事務所と間違えたかと思いました。これが花村さんのハウスなのですね」

葵さんのし冷たい言葉に俺の額に汗が流れる。

別にこの3人と會うのは予定通りだ。でも。

「なんで……3人ともメイド服著てんの」

「え、ひーくんがこれ著て2人を出迎えろって言ったって葵ちゃんが」

「どんなプレイだよ!」

「わたし達の日常を茜さん、葵さんに見せないと……って思いまして」

「そうよ。ねぇ、飛鷹。私達、いつも一緒だもんね」

葵と姉さんが俺の両腕にひっつき、負けじと一葉が正面から抱きしめてきた。

「なるほど……花村ハーレムの一員になるにはここまで自分を殺さないと駄目ってことなんですね。おっぱい丸出しじゃないですか、お姉ちゃんできる?」

「う、ウソでしょ」

「花村ハーレムって言い方やめてください」

達の間で何かいろいろ牽制しているような気がするのは気のせいだろうか。

◇◇◇

「へぇ……これがお米炊子のハウスなんですね」

「すっご……。本當に花村さんがあの有名な作家さんだったんだ」

お米炊子資料館となっている801號室に2人を招待し、今までのグッズの見本品全てを公開した。

「じゃあ……私の作品にお米炊子名義で想を頂けたのは本當に……花村さんだったんですね」

茜さんのペンネーム【紅の葉】は本當に良い作品ばかり書かれている。大半が馴染ざまぁだけど。

「プロの作家さんに評価を頂けるのは本當に嬉しいです」

「茜さんの作品は本當に素晴らしいですよ。逆に嫉妬するくらいですもん」

「嫉妬ですか……? あれだけたくさんの作品を書籍化されている花村さんが」

「ええ、俺には書けないですからね。俺の書けない作風をあれだけ心を揺さぶるように作るのが本當にすごいと思います。茜さんは俺にとってライバルですよね」

「あ、ありがとうございます」

茜さんはぽっと頬を赤くして顔を背けてしまう。

「だめですよ、花村さん。花村さんに振られたからもう吹っ切れたかと思ってるのかもしれませんけど」

「へ?」

「元カレに8年執著した姉がそう簡単にを諦められるわけないじゃないですか」

葵さんが橫から聲を出す。

「今絶賛、ライバル會社の巨に寢取られた怒りの作品を書いてるんですよ。名付けて他社巨ざまぁ」

「ちょっと! それあたしのことじゃないですよね!?」

「いや、寢取るって……。俺は茜さんと寢たわけじゃ」

「寢たもん。橫浜でいっぱいワキを舐められたもん」

茜さんがか細く聲を出した。

ああ、そうだった! その観點からすれば確かに寢取られてると言っていいかもしれない。

「他社巨ざまぁ……。ある意味私や葵も対象にってるかもしれないわね」

「茜さんの悪意が全方位に……」

こんな始まりではあったが……、基本的に仲良し5人組なので話題はの子らしい展開となり、俺は蚊帳の外になってしまう。

まぁ……これで良かったのかもしれない。

葵の作った焼き菓子を食べながらみんな楽しそうに話していた。

「お」

トイレで離れていた葵さんがいた。

ちょうどいい。

「葵さん」

「はい?」

他の人達には気付かれない距離に葵さんを呼ぶ。

「どうしたんですか? あ、もしかして私も花村ハーレムりのために勧を? でもあのメイド服は巨専用なのでダメです。私にはきつすぎます」

「まだ何も言ってないですが……」

「ふふ、分かってます」

相変わらず人をからかうことが好きだなって思う。

「こんな隠れて話したら他のみんなに嫉妬されちゃいますよ」

「確かにそうかもなんですけど、葵さんに是非ともお願いしたいことがあって」

「何でしょう」

「葵さん、俺と作家として契約して頂けませんか?」

「へ」

思いも寄らない言葉だったのか葵さんは呆然とする。

そう淺川葵さんの執筆量は凄まじく、非常に良く調べて作品を書かれている。

面白さにまったく直結していないなんてことは口が裂けても言えないが……その知識は非常に素晴らしい。

また俺の正を調べ上げた調査能力も優れており、彼の力を借りれば……俺の苦手な分野の作品もグレードアップするのではないかと思ったのだ。

「つまり……その共著みたいなじでしょうか」

「そうですね。ちょっと案件でミステリーとかSFとか書いてみてほしいと言われていて……想像で書くのはできるんですが、俺も驚く葵さんの力をお借りして本格的なを作りたいと思いまして……どうでしょう?」

「……」

葵さんは考えこむ。

これはあくまで提案だ。斷られることも承知している。

「いいですよ」

結果は早かった。

「いいんですか?」

「何といいますか……。花村さん、お米炊子の作風と私の作風は合わないと思うんですけど……でもチャンスだと思いました」

「チャンス?」

「私の知識でどう変わるのか……ちょっと見てみたいと思ったんですよ」

確かに……他人の手が加わることで良い方向にも悪い方向にもいくと思う。

でも案外いいじにまとまるんじゃないか……そう思うんだ。

だから。

「葵さん」

「はい」

俺は葵さんの手を摑む。

「ほわっ!?」

「俺、葵さんと一緒に作品を作り上げたいです。葵さんを俺にください!」

「あ、あのいろいろ言語が抜けてると思います!」

引きけてくれた嬉しさでついグイグイいってしまった、これは反省である。

「……でも花村さん」

「はい」

「……これ以上親になったら」

「はい」

「私……好きになっちゃうかもしれませんよ」

昔の俺だったらその言葉に臆してしまったかもしれない。

だけど……今の俺ならこう言える。

「例えそうであってもよりよい作品生むには葵さんが必要なんです。俺はもう……全員け止めてやるって決めたので!」

「花村さん……」

一葉、葵、姉さん……そして茜さん。

俺に好意を抱いてくれるみんなのためにできること。

俺は自分の好意は一葉にしか與えてあげられないけど、みんなからの好意は否定せずに全部れるって決めた。

もし茜さんや葵さんが來てくれるなら俺は全部け止めるつもりだ。

「まったくもう……」

葵さんが笑う。

「でもそう簡単に好きになったりはしませんから!」

これからも本職でも副業でも葵さんとはビジネスパートナーとして関わっていきたいな。

「ふーん」

その時だった。

一葉の呆れ聲に俺と葵さんはぎょっとする。

人いるくせに……またそういうことするんだ、ひーくん」

「か、一葉さん!」

「ねぇ、ちょっと2人きりで會議しよっか」

「はい」

け止めていいかどうか……人に許可を取るのを忘れていたため俺は後悔することになるのである。

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