《包帯の下の君は誰よりも可い 〜いじめられてた包帯を助けたら包帯の下はで、そんな彼からえっちで甘々に迫られる高校生活が始まります〜》第5話、ユキの誕生日②
土曜日が來る。
以前に言っていたようにユキの誕生日プレゼントを購する為、俺は秋奈と出かける予定だった。もちろんそれをユキに伝えるとサプライズ計畫が臺無しになってしまうので、出かける理由は別のものであるように伝えてある。
秋奈との合流場所は駅前で、今日は二人でユキへの誕生日プレゼントを選ぶ為に々と街を歩き回るつもりだ。予定時刻よりも30分程早く著いて今日の予定を々と考えていようと思っていたら、待ち合わせ場所には俺より先に著いた秋奈の姿があった。
ストリートが溢れる半袖のホワイトパーカーに水のミニスカート、夏と秋の間のような著こなしをしている秋奈。彼のショートボブと合わさって涼し気なじがして、耳下のイヤリングが可らしく揺れていた。
俺は秋奈に近寄って聲をかける。
彼は笑顔で挨拶を返した。
「やあ晴。隨分と早かったじゃないか」
「それは俺のセリフだよ。待ち合わせ時間まで30分以上もあるのに」
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「キミとの買い――いや、白鳩さんへのプレゼント選びが楽しみでね。つい予定よりも早く家を出てしまったのさ」
「お互い早く來たって事はそれだけ買いの時間も増えるってわけか。今日はよろしく頼むよ、秋奈」
「うん。それじゃあ行こうか」
合流した俺達は早速、今日の目的であるユキへの誕生日プレゼントを探しに移を始めた。今日何を見ていくのかある程度は目星を付けていて、プレゼント候補を扱っているお店をいくつか寄っていくつもりでいる。
「ちなみにプレゼントの良い案は見つかったのかい?」
「ユキが好きそうなものとネットでのオススメをいくつかピックアップした。それを秋奈と見ながら目線で評価してもらえれば、って思ってる」
「それで最初は何処に?」
「とりあえず雑貨屋だな。の子が好きそうな雑貨とかたくさんある店。まずはそこで々と見ていきたいな」
「分かった。ついでにボクも何かしいのがあったら買っていって良いかな?」
「もちろんさ。誕生日プレゼント選び、ってだけじゃ秋奈にも悪いし」
「そう言ってもらえるとありがたいよ……っとそうだ。一つ聞き忘れていたことがあったんだけど」
「ん? なんだ?」
「今日は何時くらいまで遊ぶんだろう? プレゼントを選び終えたらすぐに解散……だったりするのかい?」
「今日は折角だし夕方まで、って思ってるぞ」
「ふふ、そうかい。それなら良かった」
嬉しそうに笑みを浮かべる秋奈。彼も今日はたくさん買いがしたいのだろう。誕生日プレゼント選びに連れ出して申し訳ない気持ちもあるし、今日は折角の機會だから秋奈にも楽しんでもらいたい。そんな事を思いつつ目的の店に向かって二人で肩を並べて歩いていく。
お店に著いてすぐ目についたのは大きなクマのぬいぐるみだった。その隣では貓の可らしい置が並んでいたりする。他にも小れやアクセサリーなど、本當に子が好きそうなものがたくさんあった。
そしてやはりというかなんと言うか……周りにいる客層はほとんどが若いばかり。男の姿なんてほとんど見當たらない。まあ當然と言えば當然か。秋奈が居てくれるから自然と店にる事が出來たが、男一人だと店にるのも躊躇していたかもしれないな。そんな可らしい空間が広がっている。
「このクマのぬいぐるみ、とても可いね」
秋奈は目を輝かせて大きなクマのぬいぐるみの前にしゃがみ込む。
「ほんとだな。でも結構大きいぞこれ、60センチくらいあるか」
「抱っこするにはちょうど良い大きさだね。り心地も良さそうだ。ちょっと持ってみても良いかな?」
「まあ良いだろうけど、あんまり強く持つんじゃないぞ?」
「分かっているよ。わあ……すごいふかふかしてる……」
うっとりとした表でぬいぐるみを抱き上げる秋奈。
可いの子と大きなぬいぐるみの組み合わせ、その景はなかなかに良いものだった。秋奈みたいなに抱きつかれてクマのぬいぐるみもまんざらではないような表を浮かべているような気がする……っといけない、つい見惚れてしまった。
「ちなみに、それをユキの誕生日プレゼントにするとしたらどう思う?」
「うーん、喜ぶと思うよ。いくつになってもこういうものは嬉しいものさ」
「秋奈は好きなのか? ぬいぐるみ」
「大好きさ。可いものには目がなくてね」
「プレゼントに良さそうだな」
「うんうん。白鳩さんへのプレゼントの候補にれておくと良い。それじゃあ次を見に行こうか」
秋奈はぬいぐるみを元の場所に起き、それからまた店を見回した。
次に俺達が向かったのはアクセサリーなどを扱っているコーナーだった。ここにもたくさんの商品が置かれていて、見ているだけでも楽しい気分になれる。
「キーホルダーは小學生の頃にプレゼントした事がある、という話だったね」
「あの時は母さんと一緒に買いに行って、母さんの意見を參考に選んでた」
「それも喜んでくれたんだよね? どんなにしたんだい?」
「確かペンギンの形をしたキーホルダーにしたはずだ。ペンギンのぬいぐるみをプレゼントをあげた時も喜んでくれてたから、それ繋がりかな。でも流石に高校生になった今になって、可いマスコットのキーホルダーで喜んでもらえるかって思ってて」
「そうだね。なら、もっと大人っぽいネックレスなんてどうだろう」
「ネックレスか。確かにネットでもオススメされてたんだけど、ブランドがどうとかそういうのばかりで、どれを見てもピンと來なくて」
「ふむ。白鳩さんがネックレスをしている所を想像して、それに合ったものを選んだらどうだろう。いつも彼が著ている服に合わせるとか」
「ユキが普段著ているものに合う……か」
言われてみるとユキに似合いそうなデザインのものがいくつか頭に浮かんできた。なるほど、確かに秋奈の言うとおりかもしれない。
俺は並べられたネックレスの中から、ユキのイメージに合うデザインのものを手に取った。シンプルなプラチナのチェーン、そして雪の結晶を象った小ぶりなトップが付いているネックレス。天然ではないだろうけど輝く寶石が散りばめられていてとても綺麗だった。
「ユキへのプレゼントだから雪の結晶のネックレス、って安直かな? 似合いそうだとは思うんだけど」
「悪くないと思う。むしろ白鳩さんの事を想って買ってくれた、というのが伝わってきて良いんじゃないかい?」
「そうか。そう言ってくれると安心するな」
値段は高い方だけど十分買える範囲だし問題はない。これも誕生日プレゼントの候補としてれておく。
「ボクの考えなんだけどね。誕生日プレゼントとして特別なものをけ取るのも嬉しいだろうけど、日常的に使っているものも嬉しいと思うんだ」
「日常的に使っているもの? シャンプーとかそういうのか?」
「そうだね。でもシャンプーやトリートメントは止めた方が良いかもしれない。白鳩さんが以前に言っていたけれど、容師の人から選んでもらった特別なものを使っているそうじゃないか」
「あー言ってたな。髪質に合わせたものを使ってるって」
「そ。白鳩さんの髪質を知らないボクらがシャンプーを選ぶというのは難しい。他の日常的に使うもので白鳩さんが喜びそうなものがあれば良いんだけど」
「うーん……あ!」
「何か良いものが思い付いたかい?」
「でもここには売ってなさそうだし、ちょっとばかり移かな」
「そうだね。々と候補も見つけられたし、一旦それは置いて晴の思い付いたプレゼントを見に行こう」
「ありがとう秋奈。付き合ってくれてさ」
「どういたしまして。それじゃあ行こっか」
俺達は向けの雑貨屋を後にして次の目的地へと向かう。
ユキが喜んでくれるものが見つかるのを願いながら、俺はプレゼント選びを手伝ってくれる秋奈に謝した。
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