《包帯の下の君は誰よりも可い 〜いじめられてた包帯を助けたら包帯の下はで、そんな彼からえっちで甘々に迫られる高校生活が始まります〜》第1話、初詣③
參拝客で溢れる境をユキと二人で歩いていた。深冬さんから連絡があったが、駐車場が見つからないそうで先に參拝を済ませておいてしいと言われた。
俺とユキは秋奈が手水舎(ちょうずや)の近くに居るという事で合流する為に人混みの中を進んでいく。流れる人波で離れ離れにならないようユキとはずっと手を繋いでいる。
「ユキ、転ばないようにな」
「はい、ありがとうございます。晴くん」
普段とは違う振り袖姿ではユキも歩きにくいはずで、足取りはいつもよりゆっくりだった。この人混みの中ではなおさらに大変だろうし、他の參拝客とぶつかって転んだりしないか心配だ。ユキがしでもきやすいようにと気を配りながら前に進んでいる。
それでもやはり參拝客は多いもので、行きう人と肩がぶつかってユキが転びそうになっていた。よろけた彼のを引き寄せて「しっかり摑まって」と言い聞かせる。
さっきまでし距離のあったユキの顔が間近にあってどきりとして、目線が合うとつい恥ずかしくなって顔を逸してしまう。そんな俺の様子を見てユキはくすりと笑った気がした。
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ようやく手水舎が見えてくる。
秋奈はどこに居るのだろうと見回していると、すぐに彼の姿を見つけた。遠目に見ても秋奈の姿は目立つから分かる。あそこに居たのかと俺とユキでその場所に近付いた。
「あけましておめでとう、晴、白鳩さん」
秋奈は新年の挨拶と共に頭を下げる。そして顔を上げた後、にこやかに笑ってみせた。
ユキのような振り袖姿ではないが、防寒しながらおしゃれもばっちりで可らしい雰囲気を與えてくれる服を著込んでいた。白のダッフルコートを著こなして、首元の大判のマフラーが可らしい。足元のカジュアルなブーツが爽やかだった。
「あけましておめでとうございます、秋奈さん」
「秋奈、待たせちゃったみたい悪かったな」
「ううん、ボクもさっき著いたばかりだからさ。それにしても……うん、やっぱり白鳩さんは凄いね」
秋奈は振り袖姿のユキを見つめながら嘆の聲をらしていた。
俺がそうであったように、ユキを見慣れている秋奈でもやはりその姿にはじるものがあるようだ。深冬さんから著付けしてもらったユキの振り袖姿だが、周囲を行きう大勢の人達の中でも決してぼやける事はなく一際輝いているように思えた程だ。
境で手を繋いで歩いている時に周囲の視線が痛いほどに集まっているのは気付いていたし、男達からの嫉妬にも似た眼差しもじ取っていた。更にはそんな俺がユキを連れて、私服姿の可い秋奈と合流したものだから、余計に注目を浴びる事になった。
そんな狀況にも関わらず俺は平然と振る舞っているつもりだったが、心の何処かでは優越のようなものをじていたのかも知れない。振り袖姿のユキと可らしい私服姿の秋奈。仲の良い二人と一緒の初詣なのだから、多は浮かれても仕方がないというものだ。
「ボクも振り袖を著て來たかったんだけどね。ボクの母さん、そういうのにあまり興味がないみたいで」
「家には振り袖とかなかったのか?」
「うん、家にはなかったよ。借りるとなるとお金もかかるし諦めた。いつかはボクも白鳩さんのように袖を通してみたいものだね」
秋奈は眩しそうにユキの振り袖姿を見つめる。とても羨ましそうに見えて、ユキもそれをじ取ったらしい。
「秋奈さん、それなら來年はあたしの家で、お母様から一緒に著付けしてもらってから初詣に來ませんか?」
「え? それは振り袖を貸してくれるってそういう意味かい?」
「はい。あたしが今來ている振り袖以外にも家にあるので、秋奈さんが良ければなんですが」
「本當かい? そしたら來年は是非お願いしたいな、ありがとうね白鳩さん」
「いえいえ、一緒に振り袖姿の初詣を楽しみにしています」
秋奈は満面の笑顔を浮かべてユキの手を握りしめる。
その景が微笑ましく見えた。
それから本殿へ行く前に手水舎で手と水を清める事になった。
心を落ち著かせて並ぶ俺達3人、柄杓を右手に持って水をたっぷり汲み左手に水をかけて清める。それから柄杓を持ち替えて左手を清める。最後に口を清めるのだが、その途中で俺は橫目で二人の様子を見てしまう。
なんというか、可いの子が手と口を清める仕草というのは映えるものだなと思った。神聖な場所だという事もあるのかもしれないが、背筋をばして凜とした立ち振舞で自を清める姿は神々しくもじる程だ。
「では晴くん、そろそろ本殿の方に行きましょう」
「そうだな、お參りしに行かないと」
「おみくじをするのも忘れないようにしないとね」
俺達は三人で本殿の方へと向かう。
人混みの中、離れ離れにならないようにゆっくりした足取りで歩き出した。
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