《包帯の下の君は誰よりも可い 〜いじめられてた包帯を助けたら包帯の下はで、そんな彼からえっちで甘々に迫られる高校生活が始まります〜》第1話、初詣④
ようやく本殿まで辿り著く頃にはすっかり疲れてしまったが、俺達3人はなんとか賽銭箱の前に立つ事が出來た。まずは財布から小銭を取り出してお賽銭を納める。それから鈴緒を摑んで鳴らし、二禮二拍手――手を合わせたまま目を閉じて願い事を頭の中に思い浮かべる。
願う事は小學生の頃、ここで祈った事と同じ容だった。
來年の進級でも小學生だったあの頃のように同じクラスになれれば、高校での3年間はもっともっと充実したものになる。その願いを込めて心の中で呟いた。
最後に深く一禮した後、隣に立つユキと秋奈を見る。
2人はまだ目を開けておらず、手を合わせて祈り続けていた。
お祈りする仕草も繊細でしく麗しい二人を見ていて、思わず見惚れてしまいながら2人が一どんな願い事を神様に屆けているのか気になってくる。
そしてユキと秋奈は一禮すると俺の方を見て優しく微笑む。參拝を終えた俺達は參拝客から離れた場所まで歩いた。それから神社で甘酒を振る舞っているという話を聞いたので、みんなで甘酒を貰いに再び移した。
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「さっきは何をお祈りしてたんだ?」
甘酒を貰った後に參拝客のない場所で俺はそう聞いてみる。するとユキはし恥ずかしそうな顔をして俯く。耳を赤くして照れる様子は小學生の頃、包帯を巻いていた彼が見せた反応と同じものだった。一方で秋奈は甘酒を口元へ寄せた後に答えてくれる。
「ボクはそうだね、まあ割と無難な容だったと思う」
「無病息災とか? それにしては祈ってる時間が長かったな」
「晴も知っているだろうけど、キミや白鳩さんならともかく……ボクって相手へ上手に何かを伝えるのって苦手だろう? 願い事を決めてきたはずが、いざ手を合わせたら頭が真っ白になってね」
「神様相手でも口下手なんだな……秋奈。それで結局は何を願う事にしたんだ?」
「えっとね、その、それはだよ」
「おいおい、結局はなのかよ」
「まあほら、こういう願い事は人に言うものじゃないって聞くし。心の中に留めておくのが一番なのさ。白鳩さんもそう思うだろう?」
「えっ!? あ、あたしですか……?」
突然話を振られて慌てふためくように返事をするユキ。その顔は湯気が立つんじゃないかというくらい赤くなっていて、どうやら先程の願い事を口に出すのはハードルが高いらしい。秋奈とはまた別の理由でユキは願い事の容を答えられなかった。
その後、俺達は空いていたベンチに腰掛けながらし休んでいく事にした。紙コップにった甘酒を口元へと近づけた時、ふわりとした甘い匂いが広がった。冬の真っ只中という事もあって気溫は寒い、風もなくが出ているのは幸いだが寒いものは寒いのだ。
だからこそ甘酒の溫かさはに染みる程だし、が芯から暖まるようにじる。綿を思わせるようなふんわりとしたとろみのあるらかさ、しっかりとしたお米の味わいと上品な甘みを口の中で味わった。
隣に座っているユキはまだ顔が茹だったままで、甘酒をちびちびと飲んでいる。秋奈は俺と同じペースで甘酒を味わっていて、紙コップの中を空にするとにこりと微笑んだ。
「こうしているとお正月をじるね」
「甘酒ってこういう機會でしか飲まないしな。初詣に來たなって実する」
「も心も暖まるよ。白鳩さんはどうだい?」
「はい。あたしもぽかぽかしています。日本に戻ってきて、こうして晴くんや秋奈さんと初詣の日を過ごせるなんて幸せです」
「だね、その気持ち凄くよく分かるよ。ボクも同じだから」
ユキと秋奈の會話を聞きながら思った。
この時間は本當に特別なものなのだろう。ただ単に仲の良い人達と一緒に過ごす時間だから、というものではない。その二人がユキと秋奈だからこそ、こんなにも幸せな気分になるのだと思った。彼達と今年もまた仲良く出來たら、來年もまたこうしていられたら良いな、と願うばかりだ。
「甘酒も飲んだし、そろそろおみくじを引きにいくか」
「その後はお守りも買っていきたいですね」
「うんうん。みんなで初詣に來た記念にもなるしね」
そうして俺達は再び移をし始める。
ユキが帰ってきてから、友人である秋奈との、高校生になってからの特別な初詣を俺達は心ゆくまで満喫するのだった。
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