《50日間のデスゲーム》現狀把握な1day

3話目です

「それで連絡できなくて、で鍵のかかった棚にこいつがあったんだよな」

そう言って拳銃、1911ガバメントだったかを見直す。拳銃を握ったのは久しぶりで、リアルで握ったのは初だったりする。と言うか現狀把握はしたのだがまず理解できない點は。

「どうしてこんなことが」

どうしてこんなことだ、これから生き抜かないと行けないと言うのに、冷蔵庫あり食料ありだと立て籠ればいいだけだ、昨日も部屋からでなかったし食料は冷凍庫に。

「音がしない、っ」

冷蔵庫に駆け寄るがやはり音がしない。これはこの部屋に元々ついていたもので。っ。

「グルなのか」

開かない棚にっていた拳銃、事件発生と共に壊れる冷蔵庫、止まる電話、唯一くラジオやテレビ。だが謎を解明するのは後だ今は紗枝を探しにいかないと。紗枝は病院にいるが賭けてもいい抜け出している。やつら、いやはっきり言おうゾンビがいるなら他人は敵だ。やつらは潛在的な弾であり、資を消費する存在であり、そしてなにかと問題を起こす。そんな存在と紗枝が一緒にいるとは思えない。ならば彼が帰ってくるまでに掃除をしておくべきだろう。

弾はマガジンひとつで十分、接近武があればいいが噛まれたら終わりなやつらに毆りかかるのは不可能そうだが、かといって素手では毆りかかりたくはない。だからキッチンから鞘付きの包丁を1本とりだしズボンのベルトに挾み込む。これはゾンビ用ではなく人用だ。

「主夫だしな掃除くらいはしとかないとな」

そう言うわけで紗枝が帰ってくるまでにマンションの掃除を終わらせよう。

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