《50日間のデスゲーム》再會する2day
「化けかよ」
「なんなんだよあいつら」
飛び込んだ駅の中は囮が一杯いた。武裝しゾンビを狙っている、弾はあるのか余裕そうだ。彼らの援護によって紗枝までもその中にることができた。狀況は悪化したのだが。その中で青黒い服を著た囮に話しかけられる。
「避難されに來たのですか」
「菜々って言うの子は來てませんか」
「えっと菜々ですか」
そういうとその囮は無線機に話しかける、すぐに答えが帰ってくる。
「失禮ですがお名前は」
「井上」
「紗枝」
「そうですか」
それをまた無線機に言うと、すぐに答えが帰ってくる。
「奧にいますよ」
「そうですか」
奧にいるのであれば連れてくればいいのだが、その囮は奧まで案すると言うのだ。だがそれはできれば避けたい、避けたいのだが。
「紗枝どうする」
「ここは私に任せて」
「ならお願い」
そうして俺だけがその囮についていく。ついていく途中何度も話しかけられる。曰くここまでこれるなんて運がいいですねやら、ここまで來れば安全ですからねやら、よかったですね避難できてやらだ。運がいいのは確かだが、ここまで避難しにいたわけでもないし、安全ではないだろう。それに便利そうな襲ってしまってもいいだろうが、數が多いし菜々を預かってもらっているのでそこまではさすがにしない。という思考をしているとついにたどり著く。この駅は大きく、様々な施設を複合していたようでその中の一部を避難所としているようだ。その中にる。
「うっ」
圧倒的な囮の數、囮、囮、囮、囮、囮、囮。そしてその數に恐怖する。どれだけの薬を抱え込んでいるのだろうかその囮らは。そんな中に菜々はいた。
「パパ」
「菜々」
彼は嬉しそうな顔で走りよってくる、ジーパンにTシャツ、それに遊びに來た時用のリュックだろうかを背負っている。
「怖かったよ」
「そうだよなぁ、そうだよなぁ」
こんな中にいれば誰だって怖い、よくこの囮どもはこんな中にいられるものだ。と考え方を変える、シミュレーターにいたとき、助け合ってる人たちがいた、彼らには互いに互いを支え合っていた、もしかしたら。
「なあいつになったら出できるんだ」
「早く出させてくれよ」
「早く家に帰りたい」
「もう嫌だよ、帰りたいよ」
そんな聲が聞こえてくる、吐き気がする。
「もうしお待ちください」
「昨日もそれだったじゃないか」
「それに食事もこれしかない」
「そうだそうだ」
「そうだそうだそうだそうだ」
ここにはいられない。
「それでですねあなた方の」
「帰ります」
「へっ」
「帰ります、よし菜々帰ろうか」
「うん」
この囮を見ていられない、見たくもない。一緒の場所に閉じ込められるなら、ゾンビと一緒に閉じ込められていた方がいい。
「いやここにいれば」
「そういえばママは」
「ママも來てるぞ」
「うわ~い」
「なんだパパの時と反応が違うな」
「え~そんなことないよ」
そしてそこから離れようとするのだが。
「ですが」
「菜々家に帰ろうか」
「うん」
ここまで案した囮が食い下がろうとする、だがもうそれには興味はない。なのに食い止めるのなら。
「黙れっ」
拳銃を突きつけるしかない。
「ひぃっ」
「黙れ、邪魔をするな」
「パパ早く帰ろうよ」
「ああごめんな」
早く出ていきたかった。
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