《50日間のデスゲーム》特になにもない9day
嵐の前の靜けさは嵐が起こってからしか言えない。
「さてと8日目は何も起こらなかったか」
それでもまだ殺劇があったので映像としては映えるのだが、商品の説明には全くもって向いていない。
「あの2人は迷な存在だな」
そう言って憎たらしく2人、井上夫妻を眺める。
「まあいい、そろそろ10日目だ、提出用のレポートをまとめないとな」
そうしてレポートを書き始める。今回は石井のことだ。
石井孝治、現社會人、前回大學生、今回のゲームは會社にて巻き込まれる。
初日の混時に周囲をまとめ、會社の食堂にて食料、並びに隣に立つ宿舎、なお4階建ての2階以上であるが、を制圧し、更には自分とそれなりに仲の良いメンバーを集めり口を封鎖。
2日目、食堂並びに宿舎を改修、り口のなおその際に宿舎の娯楽用として置かれていた人生ゲームの通貨を支払いとして使用する。
3日目、食堂並びに宿舎をそれぞれ、レストラン並びにホテルとし利用、通貨として人生ゲームのおもちゃのお札のみで支払いを求める。更にそれと併設して防衛隊を作し、探索者用の依頼、通稱クエスト、を扱うギルドを作する。
4日目、ギルド初依頼を達し、以後ギルドの利用者が増え、參加者集団の中で一番活する組織となる。
5~8日目は、変わらず組織を運営する。だが外には出たくないし、仕事もしない人が反を企てている模様。以後が楽しみである。
さてそんな彼ではあるが、問題が2つ。
1つは組織の人員が戦闘能力並びに探査能力に欠け常に不満にじている模様、2つめが信頼できる部下がおらずワンマンでやっている模様。
なので、こちらとしては反が功し、彼が死んでくれることを祈るばかりである。
そこまで書いてふと遠くを見る、介できるなら、してやりたいのだが、こればかりは運次第だと。
まあ嵐が起こることを祈るばかりである。
部屋の中がギスギスする、嫌もう悪いのはわかっているし問題もわかっているが、それにをかけているのが。
「それでね、これダーリンの寫真、まだけないんだけどねカッコいいでしょ」
ウザいのがいるのだ。
「うるさい」
「ええぇ」
「うるさいったらうるさいの、何でここに來たの」
「だってダーリンはの話があるとか言ってたし、もう一組の方はあんまり話さないし、話せるのあなたくらいだし」
「ならその」
「ダーリンのところ、安心して盜聴仕掛けてあるから呼ばれてもすぐに駆けつけられるよ」
「盜聴」
「えっあなた仕掛けてないの」
「仕掛けないわよ、私の夫は裏切ったりしないし」
「えっけどずっと一緒にいたいから、後ろからこっそりついていったり、監視カメラつけたりしないの」
「しないわよ、ちゃん堂々と橫にいるし、監視カメラなくても一緒に住んでるし」
「くっ、いいなぁ井上さんは」
そしてガールズトークが始まるのだが聞いている余裕はない。増えたのをどうするかで頭を抱えているのだ。要は食料が足りない。元々足りなかったが、増えた分、生きられる日數が減ったのだ。だから漁りに行かないといけない。いけないのだがすぐに食料を手できるような所なんて、あるのだが確実に問題が起こると踏んでいるのだ。
一応裝備はあるし行かなければならないのだが、靜かすぎるのだ町が。これまでは々な音があったのだが、今日はなぜか靜かだ。これでは接近戦闘で立てた音でもゾンビを集めてしまう。それだけでもひどい狀態なのにいくところがスーパーなのだ、確実になにかいると思う。なので今日は諦めようと思う。
「パパなにするの」
「何もしない」
「え~」
「なら私達を」
「銃弾がもったいない、死にたかったら自分で銃とか探してこい」
「いいじゃんここにあるんだし」
「パパこいつら」
「我慢だ、パパだって正直めんどくさい」
紗枝に振ろうとするのだが、紗枝は紗枝でに捕まっているので無理そうだ。まあすることないのならすることないなりに。
「トランプでもするか」
遊ぶことにした。
ほんじつのむだぶん
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