《50日間のデスゲーム》嵐が吹き荒れるなかの10day

最悪だ、最悪だ、最悪だ。

撤退不可能、ゾンビも囮も大量に集まる激戦が巻き起こる。始まりは諦めたあとだった。帰るのももったいないし、狩りでもしようかととどまったのが間違いだった。死を漁りなにもでなかったのも理由に含まれる。そして最悪なやつが來る。救助用のヘリだ、事前に報を伝えられていないのか、それとも皆殺しにできるの勘違いしているのか音にスピーカーから大音聲を流す。

「こちらは救助部隊だ、食料に武、醫療品と必要なは何でも用意してある。著陸地點はスーパーだ」

何の因果か、ここへと來るというのだ。それを聞いたとたん逃げ出そうとした、したのだが。うろつく囮どもが、ゾンビをつれて集まってきたのだ。さすがにこの狀態では切り抜けることは不可能だ。囮がある程度武裝しているのならよかったが、生きるために、ヘリに乗ろうとするのは生きるために他人にすがろうとする本當の意味での囮がほとんどで、武裝しているのはごく一部、戦える人は本當にわずかかつどこかしらに問題を抱えていて、使えるのは自分達にライフルで武裝した3人組だ。聞き耳をたてる。

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「くそっこんな簡単な依頼にこんな裏が」

「それでどうするのよ」

「離しないとな、くそこんなの合計したら赤字じゃないか」

何かの団のようだ。

「紗枝どうする」

「武と弾薬はあるから、あなたと菜々は守れるよ」

「俺だって同じだよ」

「なら問題ないよ、パパ、ママ」

考え直すと問題なかった。辺りは騒がしい、囮どもが誰が出するのかでめている、そのために何かを掲げているのだが、それはお金ではなく、遠目でもわかるくらいの玩なのだからよくわからない。だがそんなことはどうでもよく、問題は雙子だ。

「でどうする」

「どうって」

「なに」

「紗枝」

「はいあなた」

雙子に紗枝から渡された拳銃を渡す、弾込みでだ。

「えっ」

「好きにしろ」

それで終わりだ、好きに使えばいいヘリに乗るために脅しても、死ぬために使ってもいい、どうせ守る気はこれっぽっちもないのだから。

「であなたどうするの」

「うーんまああれは生き殘ってら連れ帰るとして、これだけ死ねばある程度の資手にるんじゃないかなぁ」

「それもそうね」

「後はあのヘリの資を持ち出したい」

狙いはあのヘリだ、放送しているのだから結構な資を積んでいるのだろう、一部でもいいから持ち出せれば問題なければ後は紗枝といちゃいちゃして過ごせる。

「そうね」

「パパ、ママ頑張ろう」

ヘリがどんどんと近づいてくる、それより早くゾンビが來そうだ、こっちは連攜とれてない、指揮を執れるのがいないのだ。まあだからと言って執る気はないが。

そしてゾンビが見える。囮が悲鳴をあげる、ゾンビが來たのにようやく気づいたのだろう、だからと言って役にはたたず、うるさいだけだ。

「やるしかねぇか」

「そうねこんなところで死ねない」

例の3人組がライフルを撃つと同時に生存者がうち始めるのだが、撃ち出される銃弾の絶対數がない。それほどまでにゾンビを集めてしまっていた。だがそれでも々なものが減っていく、初めはゾンビ、次に余裕、その次は弾で、最後は距離だ。そしてそれを黙ってみていることにしている。

「おいあんた撃てよ」

3人組の1人が訴えてくる、のだがなぜ撃つ必要があるのだろうか、囮は多く、食われている好きに逃げればいいのに、まあだが今回は資の回収があるのだ。それに今回だけは弾は大量にある。だがすぐに使ってしまうとは思わなかったのだが。

「紗枝」

「ええ」

「菜々は逃げながらな」

「はーい、パパ、ママ気を付けてね」

「任せろ」

「ええ、パパが浮気しないように気を付けるわ」

そう気軽に答え拳銃を抜き、ゾンビの足を撃ち抜く。銃聲はもはや自分達のものしか聞こえず、ヘリと囮の聲が聞こえるだけだ。

だから足を撃ち抜かれのたうち回るゾンビの音がある程度は響くのだ。弾がもったいないので的確に撃ち抜いていく。銃の練習はしていなかったが、紗枝を守るためだと思うと玩のように扱える。その撃を切り抜けてくるゾンビにたいしては気概もなく頭にバールを突き立てる。淡々とした作業のごとく。

だがさすがに。

「數が多い」

菜々が投げてくれたマガジンを挿し込みながら愚癡る、いくらなんでも多すぎだしずつ、黒くなっているスーパーへと後退していく、初めは駐車場いっぱいにいたのだがしずつ下がり、今ではもうスーパーへとりそうだ。それでも耐えられたのは共食いと囮がいたからなのだがさすがに餌がなすぎる。そんななか。一陣の風が吹き。

「やっと來た遅いんだよ」

「あなた無事」

「紗枝が無事なら」

「パパママどうするの」

「ひっ」

「ソラ、私たち」

「よっしゃぁれ食いだぜ」

わずかばかりの躙が開始される。

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