《50日間のデスゲーム》嵐が過ぎ去る10day

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

紗枝が撃った弾丸はレミの拳銃のみを吹き飛ばした、したり顔で振り返った先でレミがび。

「悪い」

「えっ」

紗枝に抱きつき転がる、更に銃聲。レミの方を見ると拳銃を持っていた右手ではなく、左手で銃を構える。

「ソラに近寄らせない、ソラを守る、2人で死ぬんだ」

「レミ」

「だから殺す、殺す、殺す、殺す、殺す」

「おおぉ」

「あなた、顔が近い」

レミはまだ暴れているので、名殘惜しいが紗枝から離れ立ち上がる。

「あなた、守ってくれたんだ」

「當たり前だろ」

「あとであれ殺そうと思ってたけど、抱きついてくれたから許してあげる」

「ソラこっちに」

「レミ、痛いっ」

「痛いの、あいつが悪いの、それともあいつ、みんな殺してあげる、殺す」

レミに睨まれるがそんなに怖くない、ただ銃口が揺れていない、つまり殺すことにためらいがない。大切なものを守るために覚悟を決めたのだろう。それが相手の時は気が抜けない。まあいつでも気は抜けないが。

「どうやって無力化するの」

「そろそろ弾切れるだろうし、それまで待ってみようか」

そばに落ちていた死を持ち上げ盾がわりにする、ヘリはもう飛び去っている。あるのは死と生存者と取り殘された囮だ。囮はもう逃げ出す準備か資の奪い合いだ、まあ中には巻き込まれ撃たれているのもいるが弾が減るので役にはたっている。

と言っても落ちていた拳銃だ、すぐ弾が切れる。カチンカチンと音をたてている。

「ううっまみれだ」

「あなた帰ったらお風呂にしましょうよ」

「それがいいかもな」

そんなかる口をたたきながら近付く。

「來るな、來るな來るな」

「はぁ」

レミはまだ拳銃を撃つ、弾はでない拳銃を。

「帰ったら訓練しないとな」

拳銃を上から摑む。

「はい返してもらうよ、紗枝」

「わかった」

「菜々帰るよ」

「はーい」

紗枝がソラを擔ぎ、自分がレミを擔ぐ。何度も叩かれるが全く痛くない。

「離せ、離せ離せ」

「はいはいあとでね、よし帰るか」

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