公民館2Fの最奧を目指す、ゾンビはいないのだが、紗枝いわく麻薬をやっているものが多すぎる。これでは報にあった20人ほどの域を越えているし、そもそもすべてを処分するのは大変そうだ。ここまで來ると置いてきた菜々とレミたちが不安になるからさっさと終わらしてしまいたい。

「でここが最後の部屋か」

最後の部屋は會議室、そしてその上からかかれた文字は懺悔室とのことだが、唸り聲が聞こえている。ゾンビがいそうなじなのだがそれより増しての臭いが酷い。むしろ扉からわずかだががれている、

「あなたるの」

「もう帰りたいけどさ」

と言うわけで開け放つ。

「うっ」

臭い、そして酷い。いくらそれなりに慣れていると言ってもこれには耐えられそうにない。とっさに紗枝の手を握りしめる。

「あなた、恐いの」

「というより気持ち悪い」

「助けに來たんですか」

「やっと助けが來たのか」

中は、鉄格子で區切られていて、片方には捕まっている人たちが、そしてもう片方には。

「早くここからでして」

「頼むこんなところにられない」

「それはそうと先に出てったあいつは無事なのか」

首をつけ、鎖に縛られたゾンビと。

「 」

何かの祈りを捧げるような格好のような狀態で放置されてあるが多數存在した。まるで祈りを捧げながら食われているかのように。さすがに吐き気がした。腐敗臭との臭い、それと人から出てくるすべての臭いが合わさり、こんなところには長くいられない。紗枝のためにならいくらでもってられるが、できれば避けたい環境だった。

それに牢にれられている方もく気力もなく、、ここでの扱いのひどさがうかがい知れる。なのでさっさとバールで鍵を壊し、こじ開ける。こじ開けると共に、中にいた3人が飛び出してくる。のだが彼らからも同じような酷い臭いがしてくる。

「あの斎藤は」

その中にいる唯一のかつ知り合いである、後藤さんは斎藤を心配している様子なので答えてやると、よかったと呟き、意識を失う。

「今回はノーカンで」

「仕方ないわね、今回だけだからね」

紗枝に許しをもらってから背負い立ち上がる、とそこに追いかけてきたのだろう、菜々達と斎藤たちが合流してきた。

「見たのか」

「見たけど、あれはさすがに」

「さすがのお前でも耐えられないか」

そして斎藤はふらつきながらも外に出るために歩き始め、そのついでとばかりにあの部屋について話し出す。

「あの部屋は懺悔室だ」

「それは知ってる」

「ママ懺悔室って」

「悪いことしたら反省する部屋よ」

「だがここでは違う、神達と薬を使い流し、この世に関して反省する部屋だ」

「ついでに異端者を閉じ込めておき、神の素晴らしさを見せつける部屋だ」

そう追加したのは、神のをれられそうになっていた男だ。

「そして発狂したら即隣に放り込まれる、1日でもあそこにいたら常人なら耐えられない」

「そういうあんたは」

「俺は3日目だ」

「へぇ」

なんだかすごくうさんくさくじる

「お前ってすぐ出ていっただろ」

「そうだ裏切り者め」

噓だったらしい。まぁどうでもいいのだが。

「で薬は」

「教祖が醫療関係者だった」

「なるほど」

けどまあ後は帰るだけだ。

そう気を抜いてしまう、それはいけないことなはずだ。だが気を抜いてしまう、あんな景を見せられたためか、気を抜いてしまって。

「教祖様のっ」

銃聲。

隣から。紗枝は用に銃だけを撃ち抜く。

「ママ怒ってる」

「ええ、後ろに背負ってるものは仕方ないにしても、イライラしてるときにあなたが襲われかけるのよ、怒ってるに決まってるじゃない」

紗枝はショットガンを背負い直し。

「ソラちゃん、覚えておきなさい私の夫は優しいから一撃で殺してあげるけど更に痛め付けたいときは」

飛び出してきた敵を蹴り。

「こうやって、肋骨を避ければ」

仰向けにして、包丁をに。

「あなたの力でも、溺死させることができるわ」

突き立てる。紗枝いわく肺に、しかも両方。

「覚えたかしら」

「うん」

「お前らいつの間に」

「嫉妬してるの」

「いや嫉妬じゃないし」

斎藤たちの言葉數が減るなかで、そのまま石井やところへ移したのだった