《50日間のデスゲーム》夜営する14day

住宅街を抜け、町の外れまで來たところで日がってくる。

「そろそろ夜営しないとな」

「そうねあなた」

と言っても夜営自の準備は簡単だ、そこまで寒くないので軒下にり込みビニールシートを敷くだけだ。

「火とかは起こさないのか」

「必要なら、靜かにしてくれ」

火なんかを起こす場合もあるのだが、起こす必要がない場合は起こさない方が楽だったりもする。火があると言うのは明るく便利なのだが囮を引き寄せる要因となる。そして囮がゾンビを引き寄せてしまう。それは避けないといけない。

まあ車なんかの移手段があったりしてゾンビに高確率で気づかれているだろう場合は、火を使って周囲を見渡せばいいのだが、これもこれで火のが屆かないところになると見えにくくなり、狀況によってはつけない方が遠くまで見えるのだ。だから一概に火を起こしたり起こさなかったりは言えない。

「よしじゃあお前らで2人出せ夜中の見張りを任せる」

「見張りって」

「ゾンビが來たら叩き起こせ、はじめは俺と紗枝でやる」

「わかったわ」

ならと男は自と刀持ちが擔當すると告げてきたので、そのまま寢かせる。そして自分達は食事に移る。

「けど乾パンと鯖味噌缶は合わないよなぁ」

「そうね、ご飯がほしくなる」

「パパ、ママご飯どこにあるのかな」

「さあね」

それがわかれば苦労しないのだが、と家族の會話を楽しんでいると。

「あの」

「……………なんですか」

先生が話しかけてくるのを、紗枝が答える。

「その子達に銃なんて持たせないほうが」

「ママ何この人」

「知らない、けどパパが連れてくって言ったから連れてってる」

「そうなんだ」

「これはソラを守るために必要なの、奪おうとしないで」

「必要だよねこれ」

銃は彼たちには必要なのだ、それも絶対的に。それが顕著なのはレミだ。彼はソラを守るために武裝を離そうとしないだろう。だがそれでも先生は諦めようとしないので口を挾むことにする。早く寢ないと明日は探索なのだ、下手したら寢れなくなる。そう伝え菜々達を寢かせる。

「それであなたが」

「銃を持たせてるかって、その通りだが、何か問題でも」

「それだと子どもの教育に」

「…………………はぁあなたは何を見てきたの」

紗枝も飽きれ気味だ、右手がバールにびかけているが視線でやめさせる。今回はこいつらは資運搬に必要なのだ。

「何をって」

「何を見てきたの、ゾンビすら見てないの、あなたと一緒にいるやつらだって子供でしょ、それだって殺してる、それとあの子達何が違うのよ、それにねぇこれ以上私の夫に話しかけないでよ」

「」

先生は黙る、言い返せないのか、そんなことはどうでもいい。作戦を考えなければ。

「あれはもういいとして、こいつらをどうするかだ」

「どうするって」

「こいつら敵を殺そうとしたらうるさそうじゃないか」

「そうね、あなたの言う通りね」

そこまで考えてふと恐怖する、こいつら敵を敵としてみれず寢てる間に懐に飛び込ませるのではないかと。そうして紗枝を人質にとられてしまったら手も足もでなくなる。そうした報は手なければならない。

「おい」

黙りこみ、何かを考え込む先生に話しかける。

「……………へっ、なにっ」

「人を殺したことはあるのか」

「そんなことするわけが」

それを聞き、即座に決斷する。

「紗枝俺寢る」

「そうね、そうした方がいいわ……………本當は一緒に居たかったけど」

「ごめんな、紗枝」

「仕方ないよね」

「おやすみ」

そうしてそのまま倒れて目をつぶって、寢た。

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