《50日間のデスゲーム》ばれる16day

ウエストポーチのベルトに10丁のリボルバーを挾む、腰の回りが重くなるがそれほど問題はない。それよりも貰った弾は180発、リボルバー1丁で6発なので30丁分だ。弾は拾い集めるしかない。

「あなたこれからどうするの」

「あとは食料だな」

「ならここで引き渡せるぜ、乾パン1日一缶として5人で5日分だ」

乾パンを渡される、數は25個。まあ手にるだけいいだろう、と言うかここでもらえるなら取りに行かせた菜々達はどこまで行ったのか不安になる。

「取引はこれで十分か」

「問題ない」

「そうか、じゃあまたのご利用を」

そうして取引所を、いや石井の砦をあとにした。

◆◆◆◆◆◆

本當に何事もなく家へとたどり著く、ゾンビとも遭遇しなければ、囮なんかとも遭遇しない。ついでにが落ちてるわけでもなかったのだが、それはそれでおいておくとして家へとたどり著いた。

「ただいま」

「やっとついたねパパ、ママ」

「ええそうね」

家のなかは當たり前だが誰もいない。

「パパママご飯にしようよ」

「そうだな」

「えっとこれが」

菜々達はどこからか菓子パンを調達してた、數はないが1食分にはなるだろう。そのパンをかじりながらのんびりと過ごす、久々の休暇だ、それに狐達と斎藤達はマンションはとても靜かだった。そんな靜かさが嫌だったのだろうソラは前に拾ってきたままのノートパソコンをいじり始め、レミはなにかを考えるようになにもせずに座り込み、そして俺達は明日からについて話し合っていた。

「でどうしようか」

「食料ならあいつらとの換で手にいれればいいんじゃない」

「そうだけどあそこだけじゃ盡きたときどうしようもなくなるから他のところからも取引とか探し出せるところ見つけておかないと」

「ならパパ、あのヘリから落とされるもの捕っちゃえば」

「そうなんだけどさ、あれ落とされると共に々集まってくるからなぁ、それに予測なんてできないし」

こうなってしまった以上もっとも大事なものである食料の確保が問題だ、家庭菜園がいくらか出來てきたと言っても5人が腹を満たせるだけの量はないし、さらに言えば殘り日數分もできやしない。ならば他のめぼしいところを探せばいいのかもしれないが、めぼしいところは大抵なにかいる、それを対処すると赤字になってしまうことの方が多い。

ならば他人から奪えばいいのだが、その他人がどれだけのものを溜め込んでいるかもわからないので、下手しなくても赤字になることの方が多いだろう。だがもしも溜め込んでるのに當たれば黒字でかつ債務もなくせると來ればもはやギャンブル的ではある。

「けどギャンブルに手を出すのはなぁ」

「うーん」

頭を抱えるどの手段でも安定しないのだ、ならば割りきって考える石井のところで仕事しながらなにか考えるか、と言うことだ。だがそれは、と無限ループしそうな所でソラが聲をだす。

「師匠」

ソラは紗枝をそう呼ぶ。

「これなに」

ソラはノートパソコンのメール部分を示す、そこには新著のメールとそれに付屬する音聲データが。

「えっと」

「再生してみよう」

そしてその音聲を再生した。

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