《50日間のデスゲーム》臺風的な18day

「えー帰るの」

「あなた、さすがにこの天気だと」

「だよなぁ」

帰るとは言ってみたのだが、外は橫毆りの雨や強風、まるで臺風のような狀態になっているのだ。それは昨日の夜中から始まっており、明日までには止むと思うので一応2泊する用意をし始める。

「それにしてもパパ、あれかないよ」

「もうどうでもいいんじゃないの」

2泊目の用意をしながら外を眺めるとそこにはジャングルジムの上にいる2人組とその下のゾンビの大群、それとし離れたところに餌に群がるゾンビ。あの餌はこちら提供ではなく、夜のにエンジン音が下と思ったら悲鳴をあげて靜かになったので、まあ食われたのだろう。ついでにエンジン音に関してだがチェーンソーの様なものが落ちているのでそれだろう。使うつもりはない。重いしうるさいし使いにくいからだ、拾っていってもいいかもしれないが重いのでめんどくさい。

「そういえばあなた、下のは」

「口塞いできた」

「そっ」

どうせ捨てるのだ、特になにもせず転がしてきてる。例え死のうが生きようがどうでもいい、それともしかしたらあれが言ってた援軍とやらが餌になっているやつだったら噓はついていないのだ、殺す必要もない。

「暇だなぁ」

「そうだね」

「ならパパママ遊ばない」

「おういいぞ」

「ほらほらレミちゃんもソラちゃんも」

そう言うわけで外を監視しながらトランプで遊び始めた。

◆◆◆◆◆◆

「んっ」

結構遊んだはずなのだが、雨は止みそうにない、これは本格的に2泊目が確定だろう、とか考えているのだが違和じたのだ。何となく外を見る。

「あれ」

外にはジャングルジムの上に2人組とゾンビなのは変わらない。変わらないのだが。

「減ってる」

そうゾンビが減って、もう2ほどになっているのだ。いつの間にいなくなっていたのだろうか、まあなんであれいなくなったなら好都合だ。外の雨はまだ続いている。それならと考える。あの2人組はすぐに処分するとはいえ気づかれると厄介なので、ここは靜かに処分を行える紗枝とだけ行くべきだ、それだけだと敵が來たとき気づけないので、菜々達に援護と逃走経路、後帰宅の準備をさせる。あれを片付けて得るものを得たら、後はとんずらだ。とそこまで考えて、切り替える。あのチェーンソーの回りもないもないので回収してしまおうと。売り付ければいくらかの金になるだろう。

その作戦を伝えるとほとんど納得してくれたが、菜々がまたパパとママばっかりと言っていたので、今日は我慢してもらって別の日になにか考えておくと約束するに至ったぐらいだ。と言うわけで雨のなかだなやっとの思いで當初の目的である、紗枝を傷つけようとするものの狩りが行えそうだ。

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