《50日間のデスゲーム》雨天のなかでの18day

土砂降りの中をゾンビに向けて進む、雨はめんどくさいが、それによって音をかきけしてくれるので絶対に邪魔と言うわけではないが。

紗枝の方を見る、バールを抜く、たった2だ。同時に奇襲をかける。そう思いながら公園に足を踏みれる。

ビービービービー

アラーム、それも足元から。罠だ。たぶんジャングルジムのやつらだ、だがその音を聴いてもそいつらはかない、死んでいるのかもしれない。だが関係ない。ゾンビ2くらいなら、一息で処理できる。だから突っ込む。アラームは鳴り止む。壊れたのかそう設定されているのかはしらない、が遅い、ゾンビどもはこちらに振り向いているが。

「それも遅い」

もはや目の前、振りかぶり。

ゾンビが腕を頭の前に、はもう止まらない、振り。

「っ」

バールが捕まれ。

「あ」

橫に放り投げられる。

「なたっ」

雨に濡れ、泥にまみれながら、転がり衝撃を逃がす。バールは、武は手放さない。

「紗枝っ」

紗枝にそうびながら、紗枝の方を見るが、じりじりとゾンビは距離を進んでいくのがわかる。そこまで見れば、迷っている暇なんてすでになかった。腰のリボルバーを抜く。

だがこちらに向かってくるゾンビはそれをも理解しているのか、腕で顔をかばう。

「くそっ」

それでも狙いをつけ。雨水が邪魔だが、紗枝を守らなければならない。ここで外すことなんてできない。

そんな覚悟が、いや當たり前となっていることが、腕の震えを押さえる。雨に遮られるはずの視界を維持する。気持ち的には雨水がすら見える。それほどまでに冷靜だ、それほどまでに集中している。紗枝が銃を抜くのがわかる。そして。

ダダン。

ほぼ同時に弾丸が撃ち出された。

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