《50日間のデスゲーム》問題が起こりそうな21day

私の名前は伊藤智昭、軍人ではあるのだがもはや軍を捨てたであるので階級は捨てた。そのはずなのだが元部下達が13名ほどついてきており、今は石井という民間人の下で市民を守るために軍人としての知識と経験をいかして過ごしている。そんな私でも昨日は大変だった。というよりも昨日から大変なのだ。

尉っ」

尉ではない、がどうした」

「申し訳ありません、ですが再度問題が」

「外か中か」

「中です」

「そうか」

昨日から避難者、いや石井さんに言わせれば戦力と答えるだろうが、が多數集まっているのだ。しかもそのどれもが食料を寄越せや避難させろと言うような、自分本意なものばかり、平時ならそれでも構わない。軍としても被害が及ばなかった、もしくは僅かばかりしかうけなかった地域から、資も人も持ち込めるからだ。だが今は違う、數ない資をやりくりするためには救える人にしか手をばしてはいけないのだ。それを進言したのだがれられなかった。いや私でも進言されたられられないかもしれないので仕方ないが、一刻を爭うために武を持ち離したのだ。

それはひとまずおいておくとして今の問題は人手が足りないということだ、人手が來るということはチェックに警備、新りの配屬、それと新りのオリエンテーションに、発電所奪還作戦の作戦計畫と秒単位でいているのに、あの新りどもは。

りそれも外からのチェックに潛り抜けたのはすぐに問題を起こす、それは仕方ないが急に人數が増えたために人手が間に合ってないのだ、間に合わない人手は気力で補うしかなく、どこもかしこも地獄を味わっている。と言っても軍での訓練時よりまだましではあるが。

「で問題容は」

「食料を寄越せとのことです」

「オリエンテーションは、まだか。オリエンテーションを先にや」

「失禮しますギルドより急依頼、新りの暴走で外にて問題発生直ちに向かってほしいとのことです」

「それが」

「はっきりいえ」

「通稱バーサーカーズの住まいのそばです」

「…………斎藤にウィスキーは」

「どちらも別件で行不能」

「そうか」

バーサーカーズ、井上夫妻、私から言わせれば狂犬だ。だがその狂犬ゆえに敵対したくない相手でもある。敵対したら殺すのは簡単だ、技量の差で勝てる。だが彼らはそれをわかった上で噛みついてくるだろう、そしてそれに一瞬でも引いてしまえば最後、をかっ切られる。そんな目付きをしていた。まるで軍の特殊部隊のごとく、いったい彼らは何を経験したのだろうか。それはおいておくとして。

「なら私がいかなければならいだろうな」

「そうですね、ギルド肝いりの新りなので、できる限り被害なしで回収してほしいとのこと」

「なら石井さんへの説明は」

「ギルドで行っています」

「中の問題対処は任せる」

「了解」

「ではいってくる」

「今日はジュースを取りに行きます」

「ジュース、どこに」

「自販機から強奪します」

たまにはジュースがのみたくなることが、だから奪いにいくのだ。今は電気も來てないので冷たくはないだろうが、警報もならない。なので自販を襲うにはいいタイミングなのだ。

「なら」

「紗枝は待機して味しいものでも作っておいてくれ、菜々もだ」

「えー」

「何でなのパパ」

「レミたちのいい訓練だろ、それに自販はすぐそこにあるし」

「わかったわよ、ただ危なくなったらすぐに呼んでね」

「そうだよパパ」

「わかってるよ」

そうして裝備を整える、いつもの裝備よりは軽量だが武は外さない。バールにスコップ、リボルバーだ。それにウエストポーチにリュック空を背負い用意は完了だ。

「じゃいってきます」

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