《50日間のデスゲーム》帰宅21day

祝100話

すいません特になにも考えてないです

はしごを登り帰ってくる、出迎えてくれたのは紗枝だ。

「おかえ……………」

紗枝はこちらを見ると止まる。

「あなただれにやられたの、ねぇだれに」

肩を捕まれ、揺さぶられる。

「ねぇったらねぇ、まさか」

「落ち著いてって」

「落ち著いていられないよ、あなた。だってあなたが汚れてるのよ、それにこの辺りをうろついてるやつらもいたし、まさかあいつら。菜々、留守番お願い」

「えー、ママずるい、私もパパを傷つけたやつを」

「落ち著けって2人とも」

「落ち著いていられないよ、あなたは優しいから見逃したのかもしれないけど、あなたが傷つくなんて許されないことだよ」

紗枝の目は正気を保てていない、まるで恐怖と怒りが合わさったような目だ。そんな目のままでまくし立てる。

「っ、そうよ、あなたが傷ついたのは一緒にいけなかった私の」

「紗枝落ち著けって」

そう言って紗枝を抱き締める。

「あっ」

「落ち著いたか」

「ううん、落ち著かないよ」

そうは言うが口調はさっきまでと違い穏やかになる。

「いいなぁ、ママ、で何があったの」

「えっと、あの軍人さんに襲われた」

「そうなんだ、ってママばっかりずるい、変わってよ」

紗枝の頭をでつつ、抱き締め落ち著かせてると菜々が混ざり込もうとしてきたので、俺と紗枝の間にいれてやる。

「えへへへへ」

「もう菜々ったら、であなた本當に何があったの」

「もう暴れたりしない」

「うん、あなたと離れてたからし落ち著けなくなってたみたい、ゴメンね」

「ならいいんだけどさ」

そんな訳で、戦利品を見せながら何が起こったかを話す。そこには隠し事などない。

「そっかあれに」

「けどまだ」

「襲わないよ、その話を聞いていくら腸が煮えそうでも、我慢する」

「ありがとな」

「どういたしまして、あなた」

問題が片付けば、後は戦利品をどうするかだ。ペットボトル20に缶21本あり、訳は水から炭酸まで々だ。だがそのどれもが溫かった。お茶なんかはともかくとして炭酸は冷えてないと味しくない。だから冷やす手段が必要なのだが。

「電気來てないんだよな」

「ええ、水は出てるけど」

「流し続けたら冷えるんじゃない」

「それだと水溫以上は冷えないぞ」

思い付かない、もしかしたらあるのかもしれないが思い付かないのだ。

「手っ取り早いのは」

「電気を復活させる」

「だよなぁ」

発電機なんかもどこかにはあるだろうが音はうるさそうだし、重そうだし、維持がめんどくさいので卻下だ。なので発電所を押さえたいのだが。

「どこにあるかもわかんないし、かしかたも知らん」

「場所はわかるけど、遠いよ」

「うんソラと一緒に見に行ったから知ってる」

「遠かったよね」

諦めるしかなさそうだ。これはとっておくことにして。そろそろ日が傾いてきたので休むことにした。

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