《50日間のデスゲーム》急事態47day

「くそっくそっくそっ」

空になったM9、拳銃を持ち走る。世界のためにと集まったのはいい、だが世界のために必要な武がなくなってしまった。だから逃げるのだ。

「おい、誰かいないのか」

そのび聲が屆くことはなく、返ってくるのはき聲ばかり。足は棒のようでかすのも辛く、一応とばかり持って來たナイフに手をばす勇気も力もなくただただ走る。安全な拠點を目指し。

「誰か、誰か」

仲間はいたが食われてしまったのだろう。

それはそうとしてもこんな事態になったのは仲間のひとりのミスだった。それまでは連攜しはぐれたゾンビを狩っていた、だが不用意に仲間のひとりが遠くのゾンビを狙い始め、安全確認もせずにうち始める。そいつが持っていたのはAK、そんな反が大きいと言われる銃でいくらこれまで生き抜いたとはいえ素人が長距離を狙えるわけもなく、いたずらにゾンビを集め、気づいたときには弾切れだった。だから必死に逃げた、逃げった。だが、どこもかしこもゾンビだらけだ。制圧した地點まですべて。だから逃げれたのは奇跡だったのだ。

その奇跡を信じ、自分の力を信じ、すべてを信じ、拠點へ。

「えっ」

外が騒がしくなる。

「あなた、どうするの」

橫で服を著たまま橫になっている紗枝にそう言われ無理に立ち上がり、文句を言うために鍵をかけた扉を開くと。

「めんどくさいなもう」

ゾンビと鉢合わせてしまったので扉の脇に立て掛けてあるスコップで頭を潰す。

「あれ」

だがそれはきを止めてなかったので仕方なく銃で撃ち殺し。

「ごめん紗枝、のんびりできなくなった」

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