《50日間のデスゲーム》天國48day

「計畫はそれでいい」

「本當にやるのか」

「やらねば」

會議は地獄へと片足を突っ込んでいるので行われている。

「斎藤さん」

「えっ、ああ、どうした」

それを眺めていると石井から聲をかけられる。

「ここからここのルートですが」

「ここかぁ、最新の報は不明だが比較的移しやすいぞ」

「そうですか」

「ならここには」

ここには石井のプラン、要は自渉に賛同するものが揃っている、俺は義理だ。まあそのせいか話はとんとん拍子で進んでいく、悲慘な方向に。今はゾンビを的確に外に送り出すためにどうしたらいいかだ。まるでバカらしい。こんな大々的に人命を損なえる実験なのだそんな生溫い渉では一蹴されて終わりだろう。渉するなら國會にゾンビでも送り込めばいい、だがそれは不可能だしやってはいけないことだ。だがその事に誰も気にしない。

「もう」

「ん、斎藤さん」

「いや、なんでもないよ」

時かなぁと思う、ここにいて生き殘るよりもどこかで死んだ方がいいと思えるほど、ここは腐っている。吐き気がする。

「ちょっと風浴びてくる」

「ああ」

なにも疑われず部屋の外に出る、辺りは地獄なのにここだけは端から見れば天國だ。だが実を知ると地獄には変わらない。反対するものを死地に送り、だけでトップ層を固め、腐っているといって過言ではない。

「あっやっと」

「地獄に帰るか」

「そういうと思ったはい」

「助かる」

そうして俺は、俺たちは、天國から逃げ出した。

天國だった。

「あなたぁあ~~~~~」

「パパ~~~~」

いつの間にか紗枝と菜々に抱きつかれ、床に転がっていた。腹は膨れていたし、眠かったのでまた眠りについた。

    人が読んでいる<50日間のデスゲーム>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください