《50日間のデスゲーム》すべての終わり 50day
「昴隼人30歳、彼のマッドサイエンティストになる始まりとしては彼の學生時代に遡る。
と言ってもそんな面白い話はなく、頭のいいやつに対する妬み、と判斷されてしまうようないじめだ。いや周りからしてみればいじめではなく、いつも教室の片隅で難しそうな本を読み、話せばこちらをバカにしたような態度なので無理に話そうとするやつがいないだけなのだが、私にとってみればクラス、いや學校全にバカにされている気持ちになったのだ。だからかは知らないが私はいろんなものを學びそして悪用することを覚えた。と言っても學校ではなく目立たない場所で。バカに何を見せても仕方ないのだから影で行していくようになり、気味が悪く周りが更に離れていくのは當たり前のことだったが」
「なんか急に自分語りし始めたんだが」
「うるさいから黙らせる」
「まぁ暇だしいいんじゃない」
「聞けっ、聞いたらお前らだって仲間にりたくなる。
私は大學を卒業すると共にある研究を始めた、それは人をどう効率よく殺すかと言うものだ」
「ああ、うん、頭おかしいんじゃないの」
「お前らがそれを」
紗枝の蹴りが座らされている捕虜の脇腹に突き刺さる。
「はい、夫をバカにしない」
「ヴぅ」
「まあまあ痛め付けても仕方ないだろう、それに殺すと紗枝を助けられなくなる」
「そうねこんなやつでも夫を救うためには必要だものね」
倒れこんだ捕虜を無理矢理起こし、暇なので無駄話を続けさせる。
「それで気づいたのは死者に生者を殺させることだ。
だから実験した最初はシミュレーターで、次は実地で、結果は上々さ8割以上の生者を殺すことができた、ただひとりを染させるだけでな」
「へぇ」
「それを聞いただけで各國は喜んださ、何せ手を下すのはひとりだけで8割もの人を殺せる最高の効率だろう。そしてそれを実際にやったのがこの町さ、いや元々そのために用意した町でしかない。あいつらが染元をテストするために勝手に用意したんだけどな。だからここでもっとも価値があるのは染元。
そしてそれを作れるのは俺、ただひとりだ。
だから俺に出資しないか、なに金はいい、ただここから解放」
「でそれ紗枝のためになるの」
「金があれば」
「何でもできるって誰でも言うけどさ金なくてもさ、今お前よりは何でもできるよ」
「そうね、そしてそのお金いつもらえるのかしら」
「パパ、ママお金持ちになるの」
「うーん俺はいいかな」
「私も要らない」
「なら菜々も」
「ふたりは」
「私も要らないソラもいるし」
「私も要らねぇなレミもいるし師匠もいる」
「なら卻下だ」
更に聞こえるヘリの音、そして俺たちの周りに降り立つ獲とは違う兵士たち。
「う」
「くな」
そいつらを前にして捕虜に銃を突きつける。
「銃を下ろせ」
「………………わかった」
降り立ったのは4人ほどだがヘリに囲まれているので、まぁダメなものはダメだろう。だが渉はしなければならない。
「であなたの要求は」
「狐に聞いた話がある」
「狐、FOX部隊ですか、それで」
「こいつを確保できなければ攻撃すると、ならこいつを引き渡す代わりに攻撃をやめてくれないか」
「それは」
「できないならこいつを殺す」
銃を更に強く押し付ける。
「理由を聞いても」
「ここには俺たちの家があるんだ、それを焼かせる気はない」
そうそれがここまでこれた俺たちの最後の渉。
「それは不可能です、いつここからゾンビがれるか」
「それなら大丈夫だ、だな捕虜」
銃で捕虜の頭をつつく。
「答えてやれよ」
「答えるものかっ」
毆りかかろうとするが止められる。きが違う。覚悟も違う。
「紗枝っ」
「ごめん、私も」
「すいません井上さん方、あなた方の報は調べあげてます、ゾンビ相手や素人相手なら勝てるでしょうけど、あなた方は訓練をけていない」
腕を締め上げられる、銃を手放す。
「くそっ」
「ですが」
「レスキュー5より連絡生存者を救助中」
「レスキュー3、ゾンビたちが勝手に死滅していく」
「生存者がいるのに、町を焼くわけにはいかないでしょ、これより昴隼人容疑者ならびに生存者をつれて出する」
ヘリに無理矢理乗らされて町を後にした。
次でラストです
50日間のデスゲーム
最も戦爭に最適な兵器とはなんだろうか。 それは敵の中に別の敵を仕込みそれと爭わせらせ、その上で制御可能な兵器だ。 我々が作ったのは正確に言うと少し違うが死者を操ることが可能な細菌兵器。 試算では50日以內で敵を壊滅可能だ。 これから始まるのはゲームだ、町にばらまきその町を壊滅させて見せよう。 さぁゲームの始まりだ ◆◆◆◆◆◆ この物語は主人公井上がバイオハザードが発生した町を生き抜くお話 感想隨時募集
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