《私たちだけ24時間オンライン生産生活》14. クルミ作アクセ
いつもの宿屋に戻ってきて、さっそく夕ご飯にする。
そこそこの味のスープに固いパンだ。
でも50セシルだから安い。
クルミに言われて、食後に部屋に集まった。
クルミはなにやらそわそわしているようだ。
「はーい。わたしにちゅうもーく」
クルミがアピールする。
「じゃじゃーん。ペンダント作ってみたよ~」
そういうと、ペンダントを見せてくれる。
●ドングリ風の木工ペンダント
見た目がドングリになっている木のペンダント
種別:アクセサリー(ペンダント)
レア度:4 ランク:3
攻撃力:3
魔攻力:3
命中:3
耐久:30/30
作者:クルミ
攻撃系補正がっている。なんだこれ。
あとレア度が4で意外と高い。オリジナル裝備だからかな。
見た目は、ヘタの部分と実の部分で、の違う木が使われていた。
まだ削りだが、そこがいい味わいを醸し出している。
なお私の武の魔攻力は10だ。
「ちゃーんと、3人分作ったよ~」
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そういって、微妙に大きさと形が違う3つを見せてくれる。
「あー。好きなの選んでね」
「サクラちゃんお先にどうぞ」
わたしはサクラちゃんに先に選ぶように促して、様子を見た。
サクラちゃんは一番小さいのを選んだようだ。補正は同じである。
私は殘りのうち、好みの細長いほうを選んで、頂戴する。
「ふっふふー。チームドングリの誕生だな」
「そういえば、名前とかなかったね」
パーティー名は決めていなかった、無名のままになっている。
実は、インターフェイス上は、パーティー名を決めることができる。
何のためにあるのかは、良く知らない。
「パーティー名、チームドングリにしておいたよ」
「さんきゅー。どこで確認したらいいんだ!」
「メニューのチーム報の一番上に載っていますわ」
なるほど。このアクセ、店で売ったらいくらになるんだろう。
もしかして大金ゲット?
でも裝備とか売ってないから、まだ使い道がないんだよね。
回復薬もまだ、盾役がいるからほとんど必要になったことがなかった。
「クルミ。すぐに、ペンダントの量産制に取り掛かるの」
「えー。でもドングリは私たちだけの特別というか」
「なにも、同じでなくてもいいはず。もっと簡単にできそうな奴作って店で売ろうよ」
「それならいっか」
「私も何か作ってみたいですわ」
「サクラちゃんは絵が上手だから、木の板に絵を描いてペンダントにするとかどうかな」
「それもいいですわね。明日道を買ってきましょう」
「いや、まだお店やってるはず。今すぐ行こう」
宿屋を飛び出し、雑貨屋に向かう。
「ジェイクさん。木の板とペンをくださるかしら。あとペンダント紐を20個ほどくださいですわ」
木の板は小さいものを選んで、が違う木を何か選んだ。
あと木簡のこちらも小さいやつをサクラちゃん用に購した。
クルミとサクラちゃんは、明かりを宿から借りてきて、作業をするらしい。
私はwikiと掲示板を徘徊して、報収集にいそしむ。
『初心者指南 - WVRO公式攻略Wiki』
■初心者指南(ベータ版)■
※誰でも書き換え可能です。隨時改定をお願いします。
Q. いきなり村に放り出されて何したらいいか分からない
A. まずは村長の所に行くと、薬草のクエストをもらえます。
村の近くの森で、ウサギを倒しつつ薬草10個を素手で採取して持っていきます。
ウサギのドロップは、不要なら、村の雑貨屋で引き取ってもらえます。
狩りが苦手で序盤のお金がしい人は効率は悪いですが宿屋で皿洗いのクエストがもらえます。
その後は、村人を尋ねたりしてクエストを探すか、レベル上げに勤しんでください。(報募集中!)
Q. パラメータは? スキルは? 武は?
A. パラメータは、手で振り分けるスタイルではなく戦闘・生産経験により自でびるようです。
スキルは、武を裝備すると、その武にあったスキルがLv1で自取得できます。
生産系についてはまだ詳細不明ですが、修行など、その行為を行うと取得できます。
村では武は売っていないようです。
始めてすぐにその武が合わないとじたら、キャラを作り直すか我慢してデルタ町まで行く必要があります。
Q. 森のウサギがなくね?
A. 最初、Lv1では森のウサギと遭遇しにくいようになっているようです。
Lvを上げると敵も増えるので安心してください。
森が飽きたら草原に進んでください。
Q. ポーション/攜帯食がまずい
A. 攜帯食はウサギの干で代用が可能です。
干のレシピは、現在の所、天日で5時間でできます。
ポーションはまだ、代用が見つかっていません。我慢してください。
食事は宿屋が50セシルで手ごろなので活用してください。
Q. 草原のプリンに勝てない
A. プリンは魔法攻撃をしてきて、理防が高く、魔法が弱點です。
足は速くないので、理職の人は、相手をせず無視するか、気よく戦ってください。
盾があれば、魔法攻撃をはじくことができますが、村では売っていません。
ドロップの「プリンの欠片」にいたっては、引き取り額が0です。
Q. 夜の森・草原を徘徊したら殺された
A. 夜出沒するオオカミはかなり強い上に群れます。
夜は宿屋で休むか、ログアウトをお勧めします。
森の中で夜になる前に計畫的に戻りましょう。
なお、デスペナルティは、所持金30%減、経験値30%減、15分間ステータス半減、満腹度半減で、最後に訪れた村町、一部セーフティーエリアに出現のようです。
Q. マップが分からない
A. 初期のマップは、中央にデルタ町があり、その東西南北に村があります。
混雑回避のため、まわりの村が初期村になっています。
東西南北で違いはほとんどないというのが公式報です。
最初は村で覚を摑み、デルタ町まで行くのが目標となります。
デルタ町にたどり著いた人はまだなく、攻略は進んでいないので詳細は不明です。
優等生だった子爵令嬢は、戀を知りたい。~六人目の子供ができたので離縁します~(書籍化&コミカライズ)
子爵令嬢のセレスティーヌは、勉強が大好きだった。クラスの令嬢達と戀やお灑落についておしゃべりするよりも、數學の難しい問題を解いている方が好きだった。クラスでは本ばかり読んでいて成績が良く、真面目で優等生。そんなセレスティーヌに、突然人生の転機が訪れる。家庭の事情で、社交界きってのプレイボーイであるブランシェット公爵家の嫡男と結婚する事になってしまったのだ。嫁いですぐに子育てが始まり、最初の十年は大変だった事しか覚えていない。十六歳で公爵家に嫁いで二十年、五人の子供達を育てブランシェット家の後継ぎも無事に決まる。これで育児に一區切りつき、これからは自分の時間を持てると思っていた矢先に事件が起こる――――。六人目の子供が出來たのだ……。セレスティーヌが育てた子供達は、夫の愛人が産んだ子供。これ以上の子育てなんて無理だと思い、セレスティーヌは離縁を決意する。離縁してから始まる、セレスティーヌの新しい人生。戀を知らない令嬢が、知らないうちに戀に落ち戸惑いながらも前に進んでいく····そんなお話。 ◆書籍化&コミカライズが決定しました。 ◆マッグガーデンノベルズ様にて書籍化 ◆イラストは、いちかわはる先生です。 ◆9人のキャラデザを、活動報告にて公開
8 130【書籍化・コミカライズ】誰にも愛されなかった醜穢令嬢が幸せになるまで〜嫁ぎ先は暴虐公爵と聞いていたのですが、実は優しく誠実なお方で気がつくと溺愛されていました〜【二章完】
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