17日目。本日の天気は曇り。この世界で曇りなのは珍しいかも。

味しい朝ご飯のスープとパンを頂くと、畑に向かう。

雑草を抜いたりして、畑の手れをする。

さっそく薬草の若いのが収穫できるころになったけれど、汲んでおいた湧水のいい奴の在庫がもうない。

あれを手にれるには、またトカゲゾーンを突破して、村まで戻ってさらに森の奧まで行って、湧水を取ってくる作業が必要だ。

はっきり言って、めんどくさい。

それならランクの低い製作で我慢しようかな。

師匠のニコライドおじいさんに聞いてみた。

「実はだな。きれいな水を汲んでくると気分的には良いのだけど、浄化石という便利なものがあるのだ」

「なんですかそれ」

「泥水ではだめだ。井戸水ぐらいのある程度綺麗な水を沸騰させるだろ。そのときに浄化石をれておくと、目に見えない汚れまで吸収してくれる。なにやら大量に微小なが空いているそうだ」

私たちの苦労は一なんだったのだ。

もちろん、なんでもかじった程度にできるおじいさんは浄化石を持っていた。

「無限に使えるわけではないが、かなりの回數使い続けられる。薬師、錬金師には必須アイテムだな」

浄化石は、見たじ理科の実験で使う沸騰石みたいなじだった。

丸くて白くて軽い石で、は小さすぎて見えないみたい。

たくさんあるから、分けてくれるそうだ。

今日取れた薬草40個をポーションにするときに浄化石を使ってみた。

水は、お家付屬の井戸から汲んで來た。

水のランクは2で、普通の品質だ。

汲んだ水をすぐストレージにしまうと、重い水を持って歩かなくていいことに気が付いた。

あれこの前、警ら隊が水運びで苦労したって言ってたよね。

彼らはしまわないで、擔いでいったのかな。

水に浄化石をいくつかれてから、火にかける。

見たじはあまり変わらない。気持ち気泡が多いぐらいだ。

無事ポーション(渋み控えめ)が完する。

ランクは最近作ったものと同じで4だった。

ポーションが8個できて、売りポーションは合計128個になった。

ポーションの賞味期限とかあるのだろうか、今の所特に未使用のものが腐ったとかそういうのはないけれど。

質問してみた。

「ポーションは強い力があるから、普通は腐らないな」

だそうだ。まあそうだよね。ゲーム的に考えて、管理がめんどくさいもん。

例えばリアル基準で一週間ぶりにインしたらゲームで1か月経っていてポーションが全滅した、とかが発生するとポーション溜めてるライトユーザーは辛いことになってしまう。

畑も育つのは速いけれど、すぐには枯れない親切設計だった。

午後の後半戦、また川に釣りに來た。

よく見ると川岸に浄化石と同じじの石が落ちている。

「ああ、あれは浄化石になる。この辺の川原には多いんだ。店にも売ってるけどね」

今日も釣り大會が開催される。

私たちは絡まない程度に離れて並んで、川に釣り竿を垂らす。

本日も、ぼちぼちイロエマスの小さいのが釣れる。

というか、小さいのしか釣れない。

しかし、さすが師匠。

ちょっと離れていた場所で釣っていたニコライドおじいさんは、ついに25cmのイロエマスを釣り上げた。

他の魚はみんな10cm臺だったから倍近い大きさだ。

「ほっほっほっ。さすがワシ。ほれ、こんなに大きいぞ」

おじいさんが自慢してくる。いつもはもうしクールなじなのに楽しげだ。

結局あとは10cm臺のイロエマス12匹を釣った所で終わりになった。

今日の晩飯は、このイロエマスだ。

料理擔當は、おばあさんと私。

イロエマスに塩、胡椒、ハーブと量の小麥をつけて、オリーブオイルをひいたフライパンで焼く。

ハーブはバジルみたいな奴です。

大きいのはおじいさんの分になった。

そしてクルミは私たちより一匹多くて4匹も食べていた。

そんなに食べると、また最大満腹度が増えるぞ。

表面がパリパリになって味しい。

マスなので、はサーモンピンクのをしていて食は白系だった。

ホクホクしていて、甘みとうまみがあり、味付けとあわせて丁度良いじになる。

魚は足が早いので、この町ではお店で売っていなくて、自分たちで釣る位しか手できないそうだ。

味しいご飯も食べたので、日課の作業をして、おやすみなさい。