18日目。今日は買いに行こうと思う。

というのも私たちは今の所、著たきり雀なのだ。

下著もデフォルトの白いやつで、その上に初心者のローブとか鎧とかを裝備している。

サクラちゃんなんかは鎧のまま農作業に釣りに採掘をしているので、きにくいんじゃないかとも思う。

鎧といっても、まだ革の鎧だからそこまで悪いわけじゃないけど、普段著はしい。

というわけで人が沢山押しかけてくる前の今日のに、買いに行こうと思う。

この町では大通りは東西南北を十字に貫く道とそれに差する環狀になってる道がある。

とりあえずぶらぶら歩いて、向け服を売っている店を探す。

いく分か歩いたら、それらしい店を発見する。

さっそく中にってみる。

棚があって、スカートにズボンにシャツにブラウスなどが置いてあった。

はカーキーとか白とか地味系が多いみたいだ。

世界観を反映してかショッキングピンクとか蛍の水とかはないみたい。

農作業とかをする用に薄茶のブラウスに、濃い茶のズボンを合わせてみる。

生地の種類もいくつかあるようで、私のは綿素材のを選択した。

店で売り子をしたり、街を探索する用に白いワンピースを買う。

腰の後ろに大きなリボンがついていて、簡単なフリル付きの可いファンタジックなやつだ。

つけ耳カチューシャとか、付け尾、あとどう見ても首みたいなチョーカーとかも売っていた。

向けの小もあって、補正付き指とか腕などもあるけれど、それらはどれも値段が高い。

「ミケは貓だから、この貓鈴付きチョーカーにしようよ」

「どうしようかな」

クルミが持ってきたのは、金の2cmぐらいの鈴がついた黒く染めてある布のチョーカーだった。

鈴が付いている部分の元の部分にも折り返しがついてて、リボン風になっていて、緑の多角形の寶石が付いている。

首の後ろでちょうちょう結びにして裝備するタイプだった。

●貓鈴チョーカー(黒)

貓鈴付きの綿のチョーカー。魔力寶石付き。鈴はダミーで音はならない。

レア度：2 ランク：3

種別：裝備(首)

魔攻力：3

防力：3

魔防力：5

回復力：5

耐久：30/30

「んー。補正もかなり魔法使い向けでいいじだし、これでいこう」

「ぐぬぬ。確かに良補正だね。どう、にあう？」

私は首に當てて見せてみる。

「可いですわ。とっても似合っていますわ」

「おー。ばっちりじゃん」

値段を確認しないとね。値札を見る。7,000セシルだ。

服ズボンワンピースは2,500、3,000、4,000セシルなのでチョーカーの方が高い。

「それなりのお値段だけど？　いいの？」

「んー。貓に鈴著けておけば安心じゃん。お金はまだ余裕あるでしょ」

合計37,500セシルの支払い、殘りは8萬7千セシル位になる。

作業著は3人とも似たようなものを選んだ。

お出かけ用は、クルミはレモンイエローのでサクラちゃんは紺のだった。

クルミのは結構短いスカートのワンピースで、サクラちゃんのはツーピースのスカートになっている。

下著の替えも購しておいた。これは必要からいえば不必要で、単に気分の問題だけど、やっぱりほしいよね。

汗はかかないし、ホコリで汚れたりもしないみたい。

むろんNPCも含めて、普段は洗濯はしない。

もちろん他人に見せる事がある人なら別だけど、私たちは今の所特にない。

下著にお金を掛ける人もいるけれど、今回は安いのを選んでおいた。

耐久力というがあるんだけど、公式の説明によればこれが0になっても、裝備アイテムとしての補正がほぼ発揮されなくなるだけで、消え去ったりはしない。

だから戦闘中に鎧がダメになって、下著姿やをさらすということはない。

その辺は安心システムになっているみたい。

武も消えちゃったりしないけれど、刃なら切れなくなるのか、折れるのかは分からない。

まだ、そこまで使い込んだ人はいないみたいだし。