《私たちだけ24時間オンライン生産生活》45. ウシ戦(2)
ウシ(オス)を何とか倒すことができた。
倒れた牛の解を選択してドロップを確認する。
・ウシのx3
・ウシの角x2
・ウシの皮x2
・ウシのフン
いつもの敵よりドロップが多いみたい。
角とフンが付いてきた。
この世界では生きはウンチをしないけれど、ウシはドロップでフンがある。変だけどゲームだから適當なんだろう。
●ウシのフン
ウシの排泄。枯葉とまぜて高級堆になる。
種別:素材
レア度:2 ランク:2
なるほどね。料になるのね。
これはぜひ、薬草のランクアップのためにも必要だね。
近くには、メス牛もいた。角がなく、おっぱいが大きいから判別可能だ。
「んー。メス牛ちゃんは優しそうな顔してるから、戦うのはちょっと待って」
クルミが待ったをする。そして私に太草を要求してきたので、実化して渡す。
「ほーら、ほら、ウシちゃん。ご飯ですよ~」
クルミが太草を両手で持って、食べさせようと近づいていく。
私とサクラちゃんはおっかなびっくりして、それを見ているだけだ。
『も~』
メス牛はひと鳴きして、近づいてむしゃむしゃ食べだした。
「ミケ、もう1個出して」
「はいよ」
また太草を出してクルミに渡す。
ウシはまた呑気に食べだした。
さらにウシは食べて合計4束まるまる食べた。
それをメス牛が食べ終わると、チロリンと珍しく音が鳴った。
『[ウシ(メス)]がテイム可能になりました。テイムしますか?』
ホログラムメッセージが出る。選択肢はクルミの前に浮いている。
「もっちろん、Yes」
『も~』
「よしよし。じゃあ名前を決めないとね。えっとマロンにしよう」
マロンは頭を下げたと思ったら、クルミの前でしゃがみこんだ。
「あれー。どうしたんだろう?」
「これは乗ってくださいっていうことではないでしょうか?」
サクラちゃんが疑問に答える。
クルミはうなずいて、マロンに乗った。
「ちょっと早いけれど戻ろっか?」
私たちはマロンを連れて戻る。先頭はサクラちゃんと私でその後をマロンが続いた。
まだウシ地帯にりかけの場所なので、すぐトカゲ地帯になった。
マロンがいると、なぜかトカゲが近づいてこない。
これは良いモンスター避けになるぞ。
進むのが遅めなのを除けば、戦闘しなくて済むので便利だった。
家に戻ると、おばあさんがびっくりしていた。
「まぁまぁ。これまた大きな子を連れてきたね。どうしよかね」
相談の結果、昔使っていた家畜小屋を住処にして、まだ雑草が生えているだけの畑の半分をマロンのご飯用にすることになった。
畑の空き地も結構広いので、大丈夫だとのこと。
おじいさんの指導のもと、私たちは領主様の林へ行き、腐葉土を取ってきた。
腐葉土とウシのフンを混ぜて高級料を作る。
「ウシは強いからあまり流通していなくてね。枯葉だけより植が良く育つから高級料と呼ばれてる」
とりあえず、混ぜただけだけど、高級料はできたみたいだ。
それを薬草畑に撒いておく。
行ったり來たりしたので、けっこう遅くなってしまった。
今日の作業はこの辺にして、また明日。
包帯の下の君は誰よりも可愛い 〜いじめられてた包帯少女を助けたら包帯の下は美少女で、そんな彼女からえっちで甘々に迫られる高校生活が始まります〜
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