《外れスキル『即死』が死ねば死ぬほど強くなる超SSS級スキルで、実は最強だった件。》伝説の弱者の潛

「え? いや別にいいよ。そんなに興味ないし」

「遠慮する必要はないわ。えーくんになら見られても構わないもの。むしろ、今ここでいだものを手渡したっていいくらいよ」

「何それ、汚そう」

「な、なんでなのよ!」

「そりゃ、行き場のないに日々苛まれるおじさんとかなら、ミアみたいなまだ大人にもなってないようなの子のパンツくらい、喜んで頭に被るかもしれない。だけれど、殘念ながら僕は健全な青年だからね。そういう変態的な行為はやらないのさ」

「……えーくん」

「なあに、ミアちゃん」

「私が、いつ頭に被れ(・・・・)って言ったのかしら」

「あれ? の子からもらったパンツは頭に被るものだとばかり思っていたけど、違うの?」

「違うわよ! そんなことするのは一部の変態だけだわ」

違うのか。

「あ、でも、よく考えたら人にパンツ渡すのも十分に変態だよね。もちろん見せようとするのも変態のすることだ」

「うっ……」

ミアの表が固まる。

「ミアって、変態だったんだ」

「ち、違うもん!」

頬を赤くしたミアが、必死に両手を振る。

「変態」

「違う!」

「変態」

「違うってば!」

「編隊」

「ますます違うわ!」

「倦怠」

「勝手に飽きないでよ!」

「オタマジャクシがカエルになるようなこと」

「変態!」

「ほら、変態じゃないか」

「違うって言ってるじゃない!」

「いいからパンツ見せろよ!」

「やっぱり見たいの!?」

「いや別に」

「どっちなのよ……」

「じゃあ、こうしよう」僕は人差し指を天井に向けた。「僕はミアの言うことを一つ聞いてあげよう。その代わり、やってしいことがある」

「やってしいこと?」

ミアが警戒の眼差しを僕に向ける。

「うん。簡単なことだよ。三回まわって、四つん這いになって、わんって言ってほしいんだ」

「……それで、私の言うことを一つ聞いてくれるの?」

「そうだよ」

「ふーん」

ミアは冷めた目で僕を見た後、その場で三回まわって、僕の前で四つん這いになった。

そして、

「わん」

と、真顔で言った。

……なんか、思ってたのと違う。

いまいち萌えないんですけど。

「はい、えーくん。次はあなたが私の言うことを聞いてくれる番ね」

立ち上がり、ミアが言う。

「ちょっと待って、なんか想像してたのと違うんですけど」

「どうして? ちゃんと言われたことはやってあげたはずよ」

「いや、それはそうなんだけど、でもそうじゃなくない?」

「何が?」

張り付いたような笑顔のミア。

僕は背筋が凍った。

「……なんでもないです……」

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