《外れスキル『即死』が死ねば死ぬほど強くなる超SSS級スキルで、実は最強だった件。》黙殺変死ネクラちゃん その⑦
「とにかく、えーくんには作戦の説明をしよう。仲間の紹介もしたいからな。マニー、扉を開けてやってくれ」
「あーい。しょーがなくマニーが開けてやるぴょん」
マニーさんが扉にれると、重たそうな鉄の扉はひとりでに開いた。
「これがこの人の能力なんですか?」
「いや、魔法でセキュリティを強固にしているんだ。この扉を開けられるのは『弱者の牙(ファング)』の中でも數人だけ。萬が一敵がここまで攻めてきたときはここで籠城作戦をするんだよ」
「それだと、もしあなたたちが全滅しちゃうとこの扉は永遠に開かなくなりますね?」
「そのときは別の魔法が発するようになっている」
「別の魔法?」
「この隠れ家ごと発する魔法さ。俺たちは命を懸けて戦っているということは分かってくれるかい?」
「……はい、まあ」
自覚悟ってわけか。
それが良いことか悪いことかは置いておいて。
扉の向こうでは、數人の男たちが部屋の真ん中に置かれた大きな機を取り囲んでいた。
機の上には地図が置かれていて、そこには様々なで書き込みがされている。多分、この辺り一帯の地図なのだろう。そして書き込みは、作戦の容を示している……んだと、思う。
男たちに向かってリジェさんが言う。
「みんな、こっちを向いてくれ。俺たちと共に戦ってくれる同志を紹介したい」
※※※
リジェさんたちの予測によれば、今夜は雪が強くなる。
その隙に乗じてこのガルツの町を包囲する軍の司令部を叩く。
『弱者の牙(ファング)』は戦力を二つに分ける。片方はマニーさんが率いる部隊。もう片方は僕とリジェさんとその他數名の、敵本陣に攻撃をかける部隊だ。
それが今回の作戦の全容なんだけど、雪が強くなる中を移するということで、僕はちょっと憂鬱になっている。
なんだかんだ僕は長い間、気候なんて関係ない地下の部屋に閉じ込められていたわけだし、魔導學校へ來てからも魔法で気溫はバッチリ管理されていた。
だから、極端に寒かったり暑かったりするのは苦手だ。
雪が降っているのも、ほとんど初めて見たといってもいいくらいだ。
そういえばミアは北方の出……というか、北の地に追いやられたジャギア族の出だから、このくらいの寒さなんてどうってことないんだろう。
なんてことを、僕は『弱者の牙(ファング)』の拠點の外で、降り続ける雪を眺めながら考えていた。
防寒用にコートを貸してもらったけれど、やはり寒いものは寒い。
世界がもっと溫かくなればいいのになあ。
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