《外れスキル『即死』が死ねば死ぬほど強くなる超SSS級スキルで、実は最強だった件。》黙殺変死ネクラちゃん その⑨
「あっちゃー、向こうの方が速かったかーっ!」
「どうします、マニーさん。出鼻をくじかれたんじゃないですか?」
「こういうときは出路を使うことになってるぴょん。それはここの全員が分かっているはずだから……」
「はずだから?」
「あえてマニーは敵陣突破を試みるにゃ。相手の數は減らしておくに越したことないぴょん。んんーっ!
楽しくなってきたぜェ!」
そう言ってマニーさんは、発が起こったと思しき方向へ駆けて行った。
さて。
僕はどうしよう。
問題は、僕がその出路とやらを知らないという點だ。
かといってこのままここに居ても良いことはないだろう。
リジェさんと合流して今後の方針を決めるか?
――いや。
マニーさんを追って、敵の侵攻を食い止めた方がいいかもしれない。
僕らにとって一番まずいのは、戦力となりうるこの抵抗勢力が壊滅してしまうことだ。
だから、彼らを軍部から守るのも僕の仕事ってことになる。
思いがけず面倒なことになったものだ。
こういう時はミアのでも思い出して落ち著くことにしよう。
…………。
ダメだ、ずっと前の記憶だからぼんやりしすぎて大事な部分が思い出せない。
それによく考えたらミアのを見たってがっかりするだけだ。想像した相手が悪かった。
とにかくマニーさんを追おう。考えるのはそれからだ。
※※※
逃げう人々の波をかき分けながら、僕はようやく戦闘が行われている區域にやって來た。
狹い廊下に銃弾らしき跡がいくつもついていて、時折起こる発で地下基地が揺れるのをじる。
そして、退避する人を支援するように『弱者の牙(ファング)』のメンバーも通路の奧めがけて弾幕を張っていた。
「あの、すみません。リジェさん見ませんでした?」
僕はライフルを抱えた男の人に訊いてみた。
男の人は銃の照準を合わせながら怒鳴る。
「リーダーならこの奧だ! 逃げ遅れた仲間を助けに行っている!」
「分かりました。どうも」
「お前も行くのか? 危険だぞ!?」
「僕のことは心配なく。多の攻撃なら大丈夫ですから」
「いや、そうじゃない。さっきマニーが行った(・・・・・・・・・・)からだ」
「それは知っていますけど……あの人、何かヤバいんですか?」
「……本當に危険なのはあのだ。行くなら、必要以上に近づかないよう気をつけろ」
「分かりました。忠告謝します」
とにかく行ってみよう。そうすれば分かる話だ。
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