《外れスキル『即死』が死ねば死ぬほど強くなる超SSS級スキルで、実は最強だった件。》黙殺変死ネクラちゃん その⑪
「えーくん、待たせたな」
「いえ、今來たところです。マニーさん、大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。それよりもこのチャンスを逃すわけにはいかない。俺たちは敵拠點に攻撃を仕掛けるぞ。この拠點を攻撃したことで、相手の戦力は手薄になっているはずだ」
「分かりました。行きましょう」
※※※
雪が降り続ける中、僕とリジェさん、そして數名の武裝したメンバーは敵の拠點へ向かった。
寒さで手足が痛む。……ミア、僕はこんなことになるなんて聞いてなかったけど?
リジェさんのスキルで僕らは敵に発見されずに移することができた。
多分。
そうでなければここまでスムーズに來られはしなかっただろう。
「あそこだ。一気に攻撃して攻め落とす」
リジェさんが指さした先には高い鉄塔があって、その先にが燈っていた。
さらにその下には兵舎がいくつか建っている。
「全部破壊してしまえばいいんですか?」
「あの拠點が敵の指揮系統の中心なんだ。破壊できるのならそれも構わないが、何よりあそこにいる部隊長を倒さなければならない」
なるほど。
じゃあ、とりあえず。
できるだけ壊してみるか。
「僕が破壊活に周りますから、リジェさんたちはその隊長って人をやってください。その人がどこにいるか、分かっているんですよね?」
「當然だ。調べはついている。奇襲で一気に仕留めるつもりだ。……どうして俺たちが部隊長の報を摑んでいると思ったんだい?」
「マニーさんが言ってましたから。リジェさんは準備が大好きな人だって。だから、細かいところまで作戦は練られているんだろうと思って」
僕が言うと、リジェさんは笑った。
「その通りだ。破壊の方は君に任せる。ある意味をやってもらうことになるが、一人で大丈夫か?」
「任せてください。……まあ、一人の方が気楽ですから」
「頼んだ、えーくん」
リジェさんと彼の數人の部下は、拠點の裏手の方へ駆けて行った。彼らの姿はすぐに雪の中へ消えていく。もしかすると、リジェさんがスキルを発したのかもしれない。
彼らが裏手に回ったってことは、の僕は正面突破をやるのが正しいのだろう。
まあ、やれと言われたことはやってやるのが僕だ。
首筋に小さな痛みが走る。僕の首のチョーカーが起し、に強化薬(ティルフィング)が注されていくのをじる。
考えてみれば、今まで対人戦ばかりで、大っぴらに施設を攻撃するような経験はなかったような気がする。もちろん僕の記憶だから當てにならないといえば當てにならないけど。
とにかく、僕の記憶が正しければ初めての経験だ。どれだけやれるかは分からないが……。
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