《外れスキル『即死』が死ねば死ぬほど強くなる超SSS級スキルで、実は最強だった件。》この世界が理不盡だと僕だけが知っている その⑦
かといって僕はノーパンで戦いたいとは思わない。
というかそもそも変態になりたいと思ったこともない。
「……どうしました? 深刻な顔をされてますけど」
気づけば、年が僕の方を見ていた。
「いや、なんでもありません。僕は真人間でよかったなあってことを実しているだけです」
「真人間? 誰がですか?」
「え? 僕が」
「…………」
再び訪れる沈黙。
また僕は何か変なことを言ってしまったんだろうか……?
「えーと、話を戻しましょう。いいですか、えーくんさん」
「は、はい」
さん付けで呼ばれると違和がある。
が、まあ、ここは我慢しよう。話が進まなくなるから。
「僕はハイル・カミン。『瓶の中の小人(ホムンクルス)』の副リーダーです。それで、あなたは僕らの援軍というわけですよね?」
「そうです。その通りです」
「あー、そうだったのでございますですか、納得です」
腕を組みながら、うんうんと頷くイチゴさん。
どうやらパンツは既に履き終えたらしい。
「しかし、聞いていた話と違いますね。クロノ商會の専用車でいらっしゃるという話でしたが」
「えー、あんまり目立つのも良くなさそうだったんで、僕の獨斷で変更したんです」
「そうですか……」
ハイルと名乗る年は困ったような目で僕を見た。
確かに僕はミアに指示されたことを無視してここへやって來た。
まさかそのせいで疑われているのか?
「そうなると、あなたがスパイや工作員の類である可能は否定できませんね」
うっ、案の定。
人の敷いたレールの上を歩くのは嫌だなんてアホなことを言ってる場合じゃなかったのかもしれない。
「だけど、僕がクロノ商會の人間だっていうのは間違いないことですよ」
「証明できますか?」
「信じてもらうしかありません」
「……何度も言うようですが、両手にものの下著を持っているような人を信じろと言われても」
「ちょっと待ってくださいです、ハイルさん」
僕とハイル年の間に割ってったのはイチゴさんだった。
「この人はそんな噓をつくような人じゃありませんのです。この私が保証いたしますです」
「拠は何かあるんですか?」
「いいですかハイルさん、一流は一流の気持ちが分かるものでございますです。私にはこの得の知れない人の気持ちがよく分かります。なぜならば――彼もまた、一流の変態だから」
「いや僕は変態じゃないです。仮にそうだとしても、それは変態という名の紳士です」
「……と、言ってますが」
「またまたー、ご謙遜なさらないでくださいですよー!」
バシバシとイチゴさんが僕の肩を叩く。
謙遜しているわけでもなんでもないのだけれど、今それをとやかく言っているような場合でもないだろう。
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