外れスキル『即死』が死ねば死ぬほど強くなる超SSS級スキルで、実は最強だった件。 第351章
最終話です。
ご読ありがとうございました。
※※※
「不幸だ……!」
不幸だ。
最悪だ。
人生設計が滅茶苦茶だ。
親に無理やり勉強させられてった魔導學校は、冒険者を養する超エリート學校だった。
周りを見れば金持ちや役人の子供ばかりで、貧乏人の息子である僕なんかは浮きまくっていた。
友達どころか話せるような相手もいないまま、獨りぼっちで三年間、僕は魔導學校で過ごした。
無理やりらされた學校だから、當然績も下の下。ろくな魔法もにつかなかった。
それでもなんとか頑張って、僕はようやく魔導學校を卒業した。
なのに、僕はろくでもないスキルを貰っちゃって、國家転覆を目論む頭のおかしいの子にそそのかされるまま同級生を殺し、國の機関を破壊し、僕の妹を名乗るに絡まれ、人の研究所を味方につけ継承戦を勝ち抜き、三年眠らされ、建國者である千年も生きた男を殺し――――僕もまた、殺された。
まったく、これじゃ不幸の権化だ。
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……ふと、路地裏の方で悲鳴が聞こえた気がした。
興味本位で覗いてみると、薄暗い路地の奧にはうごめく複數の影があった。
そしてその中心に、小さい影。のようだ。
ああ、納得。
これはつまりアレだ。
男たちがを無理やり路地裏に連れ込んで、大勢で暴(・・)するっていうお決まりのアレ。
どうしよう。
はっきり言って僕は正義の強い方じゃない。
だけどまあ、今日は機嫌が悪い。
街の荒くれ相手に憂さ晴らしするのも悪くないだろう。
「やあ、君たち、楽しそうだね」
僕は路地裏に足を踏みれ、努めて明るく彼らに聲をかけた。
人影が一斉に僕の方を振り向く。
を押さえていた一人なんかは、下半を出させていた。
うーん、嫌な方で予想通り。
「なんだ、てめえ!」
僕の一番近くにいた男が怒鳴ってくる。
多分、見張りをやらされている下っ端だろう。
「えーくんって呼んでくれると嬉しい」
「あ?」
男が間抜けな顔をした瞬間、僕はその顎に上段蹴りをぶち込んでいた。
骨が砕けた音がした。
集団に揺が走るのを、僕はじた。
は勝手にき、気づけば僕は集団を全滅させていた。
男に襲われていたは壁際でうずくまり、震えている。
「やあ、久しぶり(・・・・)」
が顔を上げた。
僕のよく知っている(・・・・・・・・・)白いと赤い瞳が、そこにあった。
その瞬間、僕は背後へ振り向きざまに拳を叩きこんでいた。
「ぐえっ!」
男が汚い聲を上げて地面に倒れこむ。
その手にはナイフが握られていた。
やられたふりをしてこちらの隙を伺っていたらしい。
「知ってるんだよ(・・・・・・・)、三回目(・・・)だから」
「な、何言ってんだ、てめえ……」
「気にするなよ。【死線(デッドライン)】」
僕はスキルで出現させた鎌を振り下ろし、男を即死させた。
男のが飛び散り路地裏を汚した。
に向き直った僕は、言う。
「えーと、もしかしたら聞くのは三回目(・・・)かもしれないけど、君、大丈夫?」
「だ、大丈夫、です」
の子は小さい聲で答えた。
「そうか、怪我は?」
「な、ないです。ちょっとりむいたくらい」
「何もされていない?」
「はい、大丈夫です」
「まだ処?」
「はい、まだしょ……はい?」
「いや、なんでもないよ」
今度こそこの國を綺麗にぶっ壊し、君のむ世界を―――僕らの理想郷を創り上げよう、ミア。
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
書籍化からの一攫千金を目指して流行りのネタで挑んでみた所存ですw
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