《スクール下克上・超能力に目覚めたボッチが政府に呼び出されたらリア充になりました★スニーカー文庫から【書籍版】発売★》はにぃのえっち
桐葉、詩冴、そして稲を連れて、俺は舎のリビングへ戻った。
夕食は外で済ませ、これから桐葉と詩冴の特訓が始まるのだが、できれば稲には帰ってしかった。
「あの、稲、無理に付き合わなくてもいいんだぞ」
「心配してくれてありがとう。でも大丈夫、というか、むしろ監視役で私はいるべきかなって」
頬をかきながら、稲は想笑いを浮かべた。
それはそうだ。ストッパーがいなかったら、何をされるかわかったものではない。
その反面、これから訪れるであろう醜態を、稲に見られたくないという気持ちもあった。
「じゃあ早速だけどハニー、ボクのブラ、アポートしてね」
制服をぎ捨てワイシャツ姿になると、桐葉は小悪魔的な笑みを浮かべながらを寄せて、挑発してきた。
その香に興を覚えながら、一杯の抗議をする。
「だから、そういうのはいいって言っただろ? 俺は、桐葉のカラダ目當てとかじゃないんだからッ」
そうなのだ。
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桐葉は、俺がカラダ目當てで付き合っていると勘違いしていて、えっちなことをさせれば俺が裏切らないと、そう言っていた。
だから俺は、誠心誠意、その誤解を解いた。
外見が好きなのは認める。だけど、カラダ目當てではなく、一人の人間として、桐葉のことが心配なのだと。
桐葉も、そのことは理解してくれたはずだった。
なのに、相変わらず桐葉は、毎日俺をしてくるのだ。
「え~、だってぇ、ハニーがカラダ目當てじゃないっていうのはわかったけどぉ、ハニーがえっちなのは本當でしょぉ?」
腰をくねらせながら、桐葉は甘い語調で尋ねてくる。
「ッ、お前はもっと慎みというか、恥じらいを持てよ」
俺は恥ずかしくて仕方ない。
桐葉のに視線を注いでいる俺を、誰かに見られたくなかった。
稲と、あとしだけ詩冴の視線が気になって仕方ない。
桐葉のから視線を外しながら、真理や麻彌なみの無表を作れば問題ないが、桐葉のバストを前にそんな余裕はない。
恐るべしは桐葉のバストである。何カップあるんだろうか?
「えへへ。ボクはハニーのことが好きだからハニーに喜んでしいし、ハニーがボクに興すると嬉しいし、ハニーにはボクにメロメロになってもらわないと。いっぱいえっちな眼で見てね」
「ああもうさっさと終わらせるぞ! 遠くのものを手元に呼び出せばいいんだろ!?」
右手を突き出して、テレポートの覚で、桐葉のブラを手元に呼び寄せようとした。
すると、桐葉が目の前に現れた。
それも、左を俺の手に押し付ける形で。
「ん?」
「ぃゃんっ」
ワイシャツ越しでもなお弾力とボリュームが主張して、なおかつ指が沈み込み、包み込まれるようなが手の平いっぱいに広がった。
やわらかい。きもちい。でかい。
んなことを一瞬の間に考えてから、視界の端に映る稲に気づいて手を離した。
「うわゴメン!」
俺が謝り、詩冴は上機嫌に口笛を吹いて、稲はやや驚いた表で口に手を當てて頬を染め、肝心の桐葉は意外に優しい笑みを見せた。
「もう、なんで謝るの? ボクはハニーの人なんだから、全然OKなんだよ。ほら、今度は落ち著いてもう一度」
「お、おう……」
ただ俺をからかっているわけではなく、どうやら、ちゃんと練習させてくれるらしい。
「やっぱりちゃんと眼で見ないとダメなんじゃないっすか? こうやって」
桐葉が壁際に離れると、詩冴は制服のブレザーをいで、ワイシャツのボタンを四つも開けた。
すると、アルビノ特有の白くて深いの谷間があらわになり、のと同じ、白いブラのフロントホックが見えた。
俺のまぶたが、限界まで開いて固まってしまう。
「ちょっ、おまっ」
「詩冴さん、それは見せすぎだよっ」
稲が語気を強めて注意をしてくれる。
――流石は稲、頼りになる!
「え~、別に出度は水著と変わらないじゃないっすかぁ。それともミイナちゃんはハニーちゃんの前でビキニになるの嫌っすか?」
「いやじゃ、ないけど……」
想像しているのか、頬を染めながら、稲は俺の顔を一瞥した。
いや、そんなことをされると俺も恥ずかしい。
つい、稲のビキニ姿を想像してしまう。
格はおとなしく真面目だけれど、詩冴以上の満ボディを持つ稲がビキニを著たら、凄いことになりそうだ。
桐葉のビキニ姿は……子供の教育上よろしくないので海には連れていけない気がする。
「ほらほらぁ、早くするっすよイクオちゃん♪」
「たく、人をおちょくりやがって、ほらよ、これで満足か!?」
詩冴の谷間からブラが消えて、俺の手に握られた。彼の溫が生々しく、必死で興を抑えた。
アポート、功だ。
「ほら、これでいいだろ、て、どうした桐葉?」
見れば、桐葉がちょっと不機嫌そうな顔で拗ねていた。
「む~、ハニーが最初にアポートするのはボクの下著がよかったのに」
「なんのこだわりだよ……」
「こうなったらハニー、ファーストパンツはボクのだよ!」
言って、桐葉はスカートをたくしあげて、パンチラどころかパンモロしてきた。
「桐葉ッッッ!?」
稲と詩冴が見ているのに、俺は全力で桐葉の純白のパンツに夢中だった。
桐葉がスカートをたくしあげた瞬間、俺の辭書から、チラリズムという単語は、ページごと破り捨てられた。
一瞬のチラ見せに何の意味がある。ならともかく、下著ぐらいなら、むしろ、堂々と見せるぐらいが、一周回って興する。
見てはいけないものを、堂々と見せつけながら「どうぞ」と差し出される。
この贅沢には、どのような理も建前も抗えなかった。
「舞さんに魔が差したらこの日のこともサイコメトリーされちゃうんだよね?」
「その通りっす♪ ハニーちゃんがキリハちゃんのおパンツに夢中なのもその時に考えていることもまるわかりっす♪」
「どぅわぅ!?」
謎の奇聲を上げてから、俺はアポートを使った。
速やかに黒歴史の拡大を止めるべく、何も考えず、無我夢中だった。
桐葉のパンツが消えて、手の中に彼の溫もりが収まった。けれど、今度はそのに興することはできなかった。
何故って、下著よりも遙かに刺激的な狀況にあったからだ。
し考えればわかるが、桐葉は、スカートをたくし上げて、俺にパンツを見せていた。その狀態でパンツが無くなったのだ。つまりは、彼の隠すべき全てが、つまびらかにさらされていた。
稲と詩冴が息を呑む音がする。
桐葉はどこまで神経が図太いのか、笑顔でハシャいだ。
「やった、功だねハニー♪」
だけど……。
「? ハニー? 二人もボクのパンツ見てどうしたの? パンツはこっちじゃなくてハニーの手に……だから、いまボクは……」
視線を下ろすと、桐葉はきょとん顔を微だにさせないまま、かぁぁ~、と赤面していく。
両手でスカートを抑えながらになる。
それから勢いよく顔を上げて、自も表に困っているであろう複雑な顔で俺を見つめながら、桐葉はもじもじと口を開いた。
「はにぃのえっち…………」
そのしぐさは、今までに見たどんなセクシーポーズよりも刺激的で、同時に可かった。
もう、心臓なんて破けそうなぐらい暴れていて、痛いくらいだった。
けど、意外にも的興はほどほど。
それ以上に、桐葉の大事な場所を見たことに、無限大の特別と達、そして、責任が湧いていた。
――この子は、俺が一生をかけても幸せにしないと!
と、心の中でく誓った。
「あの~~」
そこへ、極めて恐しながら、稲が手をあげた。
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