《【書籍版・講談社ラノベ文庫様より8/2発売】いつも馬鹿にしてくるモデルの元カノも後輩も推しのメイドも全部絶縁して好き放題生きる事にしたら、何故かみんな俺のことが好きだったようだ。》悪夢

翌朝。

朝といっても、昨晩考え事をしていたからか、目が覚めたのは晝過ぎの事だった。

目覚めたばかりの私は、優太君からメッセージが來ていないか確認するために、メッセージアプリを開いた。優太君個人の連絡先を聞く事はお店の方針上止されていたが、彼はいつも私のお店用アカウントにメッセージを送ってくれる。淡い期待と共にアプリを開くと、沢山の通知が表示されていた。

一瞬、彼がメッセージを送ってくれたのかと心臓が高鳴るが、それにしてはやけに數が多い。疑問に思いながら通知欄を押してみると、私の目にったのは、何十人という関わりのない人間から送られた誹謗中傷の嵐だった。

「え…………なに、これ……」

理解が追いつかず、思考が口かられ出してしまう。

何が起きたの?

私、何かしたっけ?

突然の事に戸いと恐怖をじながら、震える指先で送られてきたメッセージの容を確認する。

『お客さんに向かって奴隷は酷いと思います』

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『そういうノリでやってるにしても、この後ちゃんと謝ったの?』

『髪青w こういうにしてるやつってヤバいのしかいないよなw』

自分の投稿を見返しても、たまに載せる自撮りや出勤報告のみで、炎上するような容のものは何一つなかった。必死に火元を探ってみると、どうやら昨日、私が優太君と話しているところが盜撮され、名指しで公開されていたらしい。

畫をアップしたのは使い捨てのアカウントのようで、自力で犯人を特定する事はできない。でも、それが導火線になって、大勢の人が私の事を責めていた。

私のキャラクターについての批判ならまだ分かる。私を推してくれている人でない限り、これが素だと思っても仕方ないからだ。何も知らない人達から見た私は、お金を払ってお店に來てくれているお客さんに暴言を吐く、とても失禮なメイドだ。

でも、コメントの中にはそれと全く関係のない、私の容姿や話し方で勝手な持論を展開する人もいた。

もちろん、そういうキャラクターだからと擁護してくれる人もいたが、最終的には數の暴力に負け、しずつ消えていった。

どうしよう、どうしよう。

初めて向けられる見ず知らずの他人からの悪意に冷や汗が止まらない。呆然と虛空を見つめていると、突然畫面が切り替わる。店長から電話がかかってきたようだ。出るのは怖いが、このままではクビにされてしまうかもしれない。未だにおぼつかない指で、応答を押した。

「唯ちゃん!? あなたなにやってるの!?」

「あの、店長……」

畫が曬されてるってお店の子が教えてくれたから見てみたけど、流石に言い過ぎだと思わなかったの!?」

「それは……」

思わなかったわけではない。でも、普段はみんな喜んでくれてるし、曬される事もなかった。なんで昨日に限って……。

「とにかく、今後はもうああいう事は言わないで頂戴。次やったら、流石にお店に置いておく事はできないから。あと、畫の件に関しては私の方で消すようにお願いしておくから、いいわね?」

「はい……。ありがとうございます店長……」

店長が監視カメラを確認してくれたのか、お畫は削除され、私を叩く人間の大半が興味をなくし去っていった。でも、未だに粘著してくる人はいるし、わざわざお店に來てまで文句を言ってくる人もいる。

そういう時は、一緒に働いている子やお客さんが上手く立ちまわってくれるおで、なんとか平穏な日々を過ごす事ができていた。でも、夜道で襲われるかもしれないという恐怖が消えない。

原因は自分だったとはいえ、神的なストレスが溜まる日々のせいで、食はあまりなく、睡眠不足が続く。自分では気がつかなかったが、お客さんにはやつれていると心配されてしまった。気分転換に買いやカラオケに行っても、ふと誰かが後をつけてきてないか不安になって、集中する事ができない。

そんな鬱とした日々を過ごす中、自分のキャラクターを封印した私は、相手が楽しめるような會話ができないでいた。なんとか會話を盛り上げようとしても白けた空気にさせてしまう事が多く、推してくれていたお客さん達は段々と他の子へ推し変してしまった。

素の私に魅力がない事なんてわかっていた。今までは、相手がどんな話をしていても、上手い返しができなくても、鼻で笑って煽れば許されていたんだから。勘違いしていただけで、最初から會話なんてできていなかったんだ。

でも、何で優太君はあの時怒っていたんだろう。もう、うちの高校の夏休みも終わってしまうのに、その間彼は一度もお店に來てくれなかった。彼が突然豹変してしまった理由だけが分からない。やっぱりどれだけ考えても、一向に解決の糸口が見つからない。

だから私は、友達のリコちゃんに電話で聞いてみる事にした。リコちゃんは、同じ學校に通う仲の良い友達で、困った時はなんでも相談してきた。私よりも経験があるし、もしかしたらアドバイスをくれるかもしれない。

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