《【書籍版・講談社ラノベ文庫様より8/2発売】いつも馬鹿にしてくるモデルの元カノも後輩も推しのメイドも全部絶縁して好き放題生きる事にしたら、何故かみんな俺のことが好きだったようだ。》異変
土日を挾んで翌週、いつものように教室へ足を踏みれた俺のには、普段とは違う視線が向けられていた。
……一なんだ?
今日の俺に、差し當たって違う點はないはずだ。突然筋骨隆々の大男にクラスチェンジした覚えはないし、太古の力の目覚めと共に、黒髪から金髪に変わっていたわけでもない。自分の名前をイタリア風に改名したくないからな。そう思いながら自分の席に向かうと、疑問の答えはすぐ目の前にあった。
俺の機の上は、油ペンで書かれた自分への悪口で一杯だった。だが、どれだけ言葉を盡くして俺を罵倒できるか考えに考え抜いたような容のものもあり、若干心する部分もある。試験の時に眺めていたらカンニング扱いされてしまうだろうか。
現代で言えば、いや現代で言わなくともこれは明らかないじめであるが、別に大して気にはならなかった。大方、俺が注目を集めるようになったのが気に食わない人間か、黒咲やら淺川やらの事が好きな男子からの逆恨みだろう。
Advertisement
しかし、もし淺川の事が好きなら心配しなくても良い。もう俺たちの関係は綺麗さっぱり消え去ったのだ、君にもチャンスは十分にある。まぁ、自分を磨くよりも他人を蹴落とす事に力を注いでるようでは可能は限りなく0に近いが。
ともかく、機が汚れていようと學校生活に影響はないし、大きなリアクションを起こす事もなく席に著こうとすると――。
「おい宮本! これどうしたんだよ!」
「おはよう片山。朝來たら何か書いてあった。別に気にならないからいいよ」
「いいわけないだろ、誰だよこんなダサい真似して! ちょっと待ってろ!」
そう言って険しい顔をした片山は、スマホ片手に教室を飛び出して行く。十分ほどが経ち、布やらマーガリンやら洗剤やらを持って彼は帰ってきた。
「布にマーガリン付けてって、そのあと洗剤で綺麗になるらしい」
「片山……。ありがとう」
「ほら、早いとこ綺麗にしちまおう」
関わるようになって日が淺い俺のためにわざわざ解決策を調べ、道を用意してくれる事に謝の念を抱く。片山の言う通り、みるみるうちに落書きは落ちていき、元の機よりも綺麗になってしまった。
「助かったよ、ありがとう」
「気にすんなよ。それより、誰がこんなガキみたいな真似を……」
「よく分からないけど、他人の努力をけれられない奴でもいるんじゃないか?」
確かに、と片山は頷く。これ以上犯人探しをしても意味はない。その後は、一連の騒を忘れたかのように雑談に花を咲かせ、変わらない一日を過ごす事となった。
――――――――――――――――
……ちっ。
想定外だった。まさか片山が助けにるなんて。
確かにアイツはいい奴だ。俺のような日にも分け隔てなく接してくれる。見た目もカッコいいし、非の打ち所がない男だ。キラキラと輝く片山に嫉妬しないわけではないが、相応の努力をしている人間には敵わない。
だが宮本、お前はだめだ。
夏休み中努力をしたんだろう、見違えるようになったが、お前は一つだけ許せないことをした。
「もう俺に話しかけないでくれ。俺はお前のことを赤の他人としか思っていない」
その時の淺川さんの反応を覚えているか?
あんなにも悲しそうに、神ともいえる彼に涙を流させるなんて萬死に値する。それに、昔付き合っていただと?
お前みたいなクズが浮気されるのは當然だ。淺川さんは悪くない。しかし、それでもアイツが神と付き合う事が出來たなんて信じられないし、到底許せない。人間と神は関わるべきではないのだ。お前と関わる事で、彼は醜く墮ちてしまうかもしれない。
だから、お前を罰する。
淺川さんの長くて綺麗な髪も、キリッとして凜々しい目も、高い鼻も、薄くて張りのあるも、華奢な腕も、細くて長い腳も、全部全部全部誰のでもない。あのしい姿をテレビや雑誌で見れる事すら過ぎた幸せだというのに、俺たちは眼でその姿を目に焼き付ける事ができるんだぞ?
何故それ以上何をむ?
何故彼を獨占しようとする?
何故悲しませる?
宮本、お前を許すことはできない。しずつお前を苦しめて、最後には淺川さんと関わったことを後悔させてやる。
今回の作戦はあまり効果がなかったようだ。アイツは自分の事にはあまり興味がないのかもしれない。
だったら、仲の良い後輩や友達に被害が及んだらどうなるかな?
自分のせいで、関係のない人間が苦しむ姿も黙って見ていられるかな?
思わず笑いが溢れそうになるが、この狀況で怪しい目を向けられるのは避けなければ。俺が犯人だとバレてしまえば、今後の計畫に支障が出る。
明日が楽しみで仕方がない。宮本の絶した顔を早く見たい。淺川さんは喜んでくれるだろうか。きっと笑ってくれる。貴を慕っている男からの、ささやかな贈りです。
リターン・トゥ・テラ
かつて地球で行われたラグナレク戦爭。 約100年にも及ぶその戦爭の末、大規模な環境汚染が進み、人々は宇宙への移民を余儀なくされた。 地球に、幾多の浄化裝置を殘して…… それから約1000年の時が経とうとしていた。 浄化が終わった資源の星、地球をめぐって地球國家と銀河帝國は対立し、ついに大規模な戦爭が始まろうとしていた……
8 117【WEB版】劣等賢者のケモノ魔法革命〜「獣人は魔法が使えない劣等種だ」と宮廷魔術師から追放されたけど、弟子とFランク冒険者を満喫してたら、いつの間にか最強の魔法學院ができていた〜:書籍化+コミカライズ
第一部完結。 書籍化&コミカライズ決定しました。 「アンジェリカさん、あなたはクビです!」 ここは獣人は魔法を使えないことから、劣等種と呼ばれている世界。 主人公アンジェリカは鍛錬の結果、貓人でありながら強力な魔法を使う賢者である。 一部の人間たちは畏怖と侮蔑の両方を込めて、彼女を【劣等賢者】と呼ぶのだった。 彼女はとある國の宮廷魔術師として迎えられるも、頑張りが正當に認められず解雇される。 しかし、彼女はめげなかった。 無職になった彼女はあることを誓う。 もう一度、Fランク冒険者からやり直すのだ!と。 彼女は魔法學院を追いだされた劣等生の弟子とともにスローな冒険を始める。 しかも、どういうわけか、ことごとく無自覚に巨悪をくじいてしまう。 これはブラック職場から解放された主人公がFランク冒険者として再起し、獣人のための魔法學院を生み出し、奇跡(悪夢?)の魔法革命を起こす物語。 とにかくカワイイ女の子+どうぶつ萬歳の內容です。 基本的に女の子同士がわちゃわちゃして、ドタバタして、なんだかんだで解決します。 登場する獣人のイメージは普通の人間にケモミミと尻尾がついた感じであります。 ところどころ、貓や犬やウサギや動物全般に対する獨斷と偏見がうかがえますので、ご注意を。 女性主人公、戀愛要素なしの、軽い気持ちで読める內容になっています。 拙著「灼熱の魔女様の楽しい溫泉領地経営」と同じように、ギャグベースのお話です。 評価・ブックマーク、ありがとうございます! 誤字脫字報告、感謝しております! ご感想は本當に勵みにしております。
8 57【書籍化】え、神絵師を追い出すんですか? ~理不盡に追放されたデザイナー、同期と一緒に神ゲーづくりに挑まんとす。プロデューサーに気に入られたので、戻ってきてと頼まれても、もう遅い!~
【書籍版発売中!】 富士見L文庫さまから2022年1月15日に書籍化されています!! ========== 【あらすじ】 「仕事が遅いだけなのに殘業代で稼ごうとするな! お前はクビだ。出ていけ夜住 彩!」 大手ゲーム開発會社のデザイナーとしてデスマーチな現場を支えていたのに、無理解な無能上司のせいで彩はチームを追放され、自主退職に追いやるための『追い出し部屋』へと異動させられる。 途方に暮れる彩だったが、仲のいい同期と意気投合し、オリジナルのゲーム企畫を作ることにする。無能な上司の企畫にぶつけ、五億の予算をぶんどるのだ。 彩を追放した上司たちは何も分かっていなかった。 ――優秀すぎる彩にチームは支えられていたことを。 ――そして彩自身が、実は超人気の有名神絵師だったことを。 彼女を追放した古巣は瞬く間に崩壊していくが、デスマーチから解放された彩は華やかな表舞臺を駆け上っていく。 夜住 彩の快進撃はもう止められない――。 ※ほかの投稿サイトでも公開しています。
8 109地獄屋物語
「地獄屋と申します」 地獄屋 それは地獄を売りつける仕事 別名、復讐とでも言おうか 地味すぎる、あだ名「ブス子の」女子高生 でも実際は超絶謎の美少女!? 彼女は一體何者なのか? 地獄屋とどのような関係があるのか? 「選べ このまま過ぎる時間で終わらせるか それとも…地獄を売りつけるか」 赤い瞳の正體不明の人物 地獄屋との関わりの中で変化する思い 高校生ならではの胸キュンストーリーも ちょっと不思議な青春を描いた物語が始まる ※ど素人作です。 たまに変な部分があるかもですが 溫かい目でご覧ください 更新周期は特に決まっていませんが 學生なので忙しかったりします なるべく早めに更新します
8 107山羊男
『Уаğİ 〇ТбКф』(通稱:山羊男(やぎおとこ))という正體不明の存在がきっかけに始まる、一連の失蹤事件と多発事故 殺人鬼、元受刑者、殺し屋、偽裝、情報操作、陰謀、妄想、迷信、病気、幽霊、悪魔、神、信仰、未確認生命體、クローン、ミーム、概念、都市伝説、虛言… 最早何が現実で、何が噓か分からない。しかしこれだけは言える。この先に何が起きても、誰も真実には屆かない。
8 115魅力1000萬で萬能師な俺の異世界街巡り〜
毎日毎日朝起きて學校に行って授業を受けて、家に帰って寢るという、退屈な學校生活を送っていた黒鐘翼。 何か面白いことでもないかと思っていると、突然教室の中心が光り出し異世界転移をされてしまった。 魔法の適性を見てみると、全ての魔法の適性があり、 中でも、回復魔法の適性が測定不能なほど高く、魅力が1000萬だった。さらに職業が萬能師という伝説の職業で、これはまずいと隠蔽スキルで隠そうとするも王女にバレてしまい、ぜひ邪神を倒して欲しいと頼まれてしまった。が、それを斷り、俺は自由に生きるといって個別で邪神を倒すことにした黒鐘翼。 さて、彼はこの世界でこれからどうやって生きていくのでしょうか。 これは、そんな彼の旅路を綴った物語である。 駄文クソ設定矛盾等ございましたら、教えていただけると幸いです。 こんなクソ小説見てやるよという方も、見たくもないと思っている方もいいねとフォローお願いします。
8 145