《サモナーさんが行く》22
そして翌日。
レムトの町の朝は早くから活を始めていた。
日が昇りきらない時間にログインしてみたら、屋臺は既に活を始めている。
無論、狩りに向かうパーティはそれだけ存在しているからだろう。
早めにログインしているのは恐らくは學業を終えた學生組なのかもしれない。
アナザーリンク・サーガ・オンラインの中の時間軸は丁度晝夜逆転だ。
ある意味、24時間どこからでもログインもログアウトも自由な所謂ゲーム廃人みたいな輩にはどうでもいいのだが。
オレも大して変わらない。
いや、この世界の中でこそオレは廃人ではないのだ。
宿屋を出ると殘月とヘリックスを召喚しておく。
今日はどんな一日になることやら。
冒険者ギルドにはまだ明かりが燈されていた。
どうも24時間営業みたいなじがする。
アイテム販売の窓口には既にポーションを求める列ができている。
オレは依頼擔當の窓口に用がある口なので大して待たずに済んだが、それでも10分は待ってただろう。
付擔當者は未見の若いだったが、慣れた様子でオレをギルド長の部屋に通してくれた。
ギルド長はそこにいた。
いや、例の半明の幻影がそこに佇んでいた。
便利と言うべきか、手抜きと言うべきなのか、判斷に苦しむ。
「昨日だけで依頼を達してしまうとは思いの他がんばったようじゃな」
「はい」
「うむ。昨日に引き続き同じ依頼をしたい所じゃったが何故かこの依頼をけたがる者が今日は多くての」
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あらら。
報掲示板に書き込んだのは昨日の遅い時間だった筈だがもう飛びついたパーティがいたのか。
実に抜け目がない。
「それでじゃ。ちと困っておる所に手伝いに行ってしいのじゃが良いかな?」
「いいですよ」
何処に手伝いに行けば良いのか、互いに聞く事も聞かれる事もなく會話が進む。
ギルド長も拍子抜けしたみたいだ。
「何を手伝うことになるのか聞かんのかね?」
「いえ、困っている事があるのなら手伝うのも冒険者としてあるべき姿だと思うのですが」
「う、うむ」
何だろう。
言い難そうにしているが余程の事なんだろうか?
そこまで気にしなくていいのに。
「実はポーションなんじゃが瓶もなくなっていて困っておる。そこでガラス工房で瓶作の手伝いをしてしい」
「えっと」
「むう。やはり気にらんのかな」
「いえ。一昨日に行ってますから」
「は?」
暫く時が止まったような気がする。
「では経験者なのかね」
「大した腕前じゃないですけど」
またも時間が止まる。
どうやら想定外だったようだ。
「う、うむ。それは助かる。行ってくれるかな?依頼への報酬は出來高じゃから注意してくれ」
《ギルド指名依頼がりました。依頼をけますか?》
「もちろんです」
《ギルド指名依頼をけました!就業後に工房側から伝票をけ取ってギルド窓口に提出して下さい》
うん、それ知ってる。
既に分かっている依頼だしやり易いよな。
「今日の分の依頼が終わったら殘る時間は好きにしていい。また明日の朝に顔を見せに來ることじゃな」
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「はい」
まあギルドの長だけあって忙しいのだろう。半放置になりがちなのも仕方があるまい。
職員さんから羊皮紙のメモをけ取ると一禮してガラス工房に向かった。
おっと。
屋臺からはいい匂いが漂っていてオレをう。
朝飯は適當に屋臺で買い食いすることで手早く済ませる。
ガラス工房は飯付きだったような気もするが、さすがにメシを先に食わせて貰うのは気が引ける。
そして工房なのだが。
夜勤明けなのだろう、疲労困憊の表をした職人さんたちの葬列がそこにあった。
いや、葬列のような有様で職人さんたちが仕事を終えて帰っていく所だった。
疲れすぎですけど何があった。
ベテラン職人のニルスさんは工房の外にいた。
何やら偉そうな人と口論をしているようだが。
そうだよな。
どんなに偉い人もその上に更に偉い人がいたりする訳でして。
中間管理職ってのは大変ですよね。
「おや、また來てくれたか」
いつの間にかオレの傍に寄ってきているニルスさん。
その口調はさっきまで口論してた人と同じ人とは思えない。
切り替えも早いな、この人。
「はい」
「じゃあ早速お願いできるか?全く、夜の連中の仕事量が勝手に増やされて々と困っててね」
うわお。
もしかしてさっきの人達、殘業してたのか。
ここの作業環境はかなり厳しい。
夜は多冷え込むのかもしれないが、そんな事が気休めにすらならないほど暑い筈だ。
この職場はブラックですかそうですか。
「なんとかがんばります」
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今日最初に作った瓶は中々良かった。
大きな失敗をしなかった、というだけなんだけどね。
品質D+でした。ちょっとだけ凹む。
その次からは修正できて品質C-をたて続けに作していく。
相変わらず品質Cに到達しない。
無論、フィジカルエンチャント・アクアで用値に上乗せがある。
それでも手先に伝わる微妙なの修正には相応の集中力を必要とした。
昨日フェイと雑談した時にしだけ話題になったな。
プレイヤーズスキル。
プレイヤー自の能力に依存して発揮される能力全般を指すスキル、という事になるそうだが。
自で後押しはあるとはいえ、かなりの部分でプレイヤーの技量が出來を左右していると彼は斷言した。
多分、そうなのだろう。
瓶の作はポーションの作に比べたら格段に難しいと思う。
「もう一押しだな。息の吹き込みを一定にする覚を摑めばもっといいのが作れるぞ」
ニルスさんはそう褒めながらも足りない部分を指摘してくれた。
そう。
もうちょっと、何かが足りないのは息の吹き込みの所だ。
ん?
ブローとは何だ?
空気を吹き込む作業の事だ。
空気?
今まで何も役に立っていない呪文があったよな?
思い付いたら即実行あるのみだ。
エアカレント・コントロールの呪文を選択して実行する。
一定の流量で空気が型の中を流れるように意識を凝らした。
どうだ。
出來上がった瓶を【鑑定】してみたら品質Cであった。
よし。
呪文の効果は約10分とあった。もう1つなら余裕で作れそうだ。
そして品質Cが出來上がる。
その次は作途中で効果が切れてしまい品質C-になってしまった。
呪文一回で2個が限界なのか。
いや、手際が良ければ3個ギリギリでいける。いや、やってみせる。
目標は定めた。
後は努力するのみである。
休憩代をしていたらフェイも來ていた。
れ替わりの際に挨拶されたので気が付いた。
その隣にはプレイヤーらしき男も引き連れている。
多分、あれが昨日話に出た新人さんだな。
殘念ながらオレとはれ替わりで作業に組み込まれたようで雑談の暇がなかった。
まあそれはそれで仕方が無いんだよな。
このガラス工房は正に戦場なのであった。
盛ってある塩を舐めて水筒の水でを潤す。
その昔、熱が篭る作業場ではよくやっていた対処法だ。
それでも倒れるときは倒れるものらしい。
実際、れ替わりの方の職人さんで意識を失いぶっ倒れた人がいた。
どうやら作數量も納期もかなり厳しい事になっているらしかった。
冒険者ギルドからヘルプの形で來ているオレには風當たりはそんなにきつくない。
だが職人同士ではどうか。
かなり殺伐とした雰囲気なのである。
唯一の救いは現場監督の立場となるニルスさんの手腕だろう。
うまく職人達の気分を和らげているのだ。
オレならあれができるだろうか。
きっと胃にが空くだろう。
それはさておき。
エアカレント・コントロールの使い方も慣れてきていた。
まだ呪文が途中で途切れて品質D+やら品質C-が混じるが、半數以上で品質Cは確保している。
効果が切れるタイミングで新たにエアカレント・コントロールを唱えて繋ぐ事ができたらいいんだが。
さすがに口に空気を送る棒を咥えたままで呪文詠唱は無理です。
やはり手際で時間を短するしかない。
丁寧に、手早く、正確に。
丁寧に、手早く、正確に。
3個連続で品質Cが揃う事も増えてきていた。
休憩を挾んで更に続ける。
品質C-以下が出なくなってきた。
いいぞ。
調子が出てきたようだ。
《これまでの行経験で【ガラス工】レベルがアップしました!》
《これまでの行経験で【耐暑】レベルがアップしました!》
ついでにスキルもレベルアップした。
いいじだ。
更に続けていく。
試して見たい事もあるのだし。
そして遂に品質C+が出始めた。
ここで一旦、錬金のメイキングリストも別の仮想ウィンドウで準備しておく。
これから行う作業工程を記録するためにだ。
そして短再現でどれほどの品質になるのか。
ポーションでは品質が高い工程を記録していても、短再現では品質が低下する傾向があった。
恐らくは瓶作も同じだろう。
だが作時間が大幅に短できるメリットは大きい。
何にせよやってみなくては分からない。
これまでになく丁寧に、手早く、正確に作業を進める。
出來上がったのは品質C+の瓶が3つだ。
今までで最高の出來だ。
そしてこの工程を記録しておく。
さて、次だ。
周囲の職人達は自分の作業に集中している事を確認する。
いける。
瓶3個分のガラス種を取り分けて手をかざす。熱いけどここは我慢だ。
錬金の短再現を行う。
ちゃんと空き瓶が3つ、出來上がってた。
そして3つとも品質C-で揃っている。
思通りだ。
そしてこの短再現、今までと違ってあまりMPを消費しなくなっているように思う。
レベルアップしている効果なのだろう。
「おう、お疲れさん!今日はここまでだ!」
次の休憩を挾んで更に作業が済むともう就業制限時間に達していたようだ。
ニルスさんに制止されて気が付いた。
朝早かったから晝までにはまだ間がある。
調子良かったんだけど惜しいな。
「いや、本當に助かってるよ。今日の分はこれだな」
「はい」
「晝飯はもう用意が終わってる頃だ。食っていっていいぞ」
「ありがとうございます」
ニルスさんから例のガラス塊をけ取る。
いや、前回は緑だったのだが、半分ほどが半明の黃になっている。
別なのか。
ニルスさんの申し出は有難くけて晝飯はガラス工房で摂った。
オレ以外にも早い晝飯にしている職人さんが何人かいるようだ。
彼らは恐らくこれからが本番なのだろう。
全く汗だくの様子がないからすぐ分かる。
冒険者ギルドに顔を出すと例の中年男の職員さんがいた。
窓口でガラス塊を渡すと換で100ディネ銀貨1枚に10ディネ銅貨5枚をけ取った。
《ギルド指名依頼をクリアしました!》
《ボーナスポイントに1點が加點され、ボーナスポイントは合計18點になりました!》
1點か。
まあ仕事した容の質を考えたら貰えるだけでも良しとしよう。
まだ晝前だし午後は丸々空いてしまった。
好きに行できるがどうするか。
MPも全快に近い所まで自然回復している。
そうとなれば狩りに行くしかないよね。
レムトの近郊の様子をヘリックスを通して見て貰うと凄い事になっていた。
昨日まであれほど見かけたワイルドドッグがいない。
いや、いることはいるが、プレイヤーに見つかったが最後、最優先で狩られているのだ。
明らかに討伐依頼をけていないパーティも野犬狩りに參加している。
あの書き込み一つでこうなるのか。なんか怖いですよ皆さん。
それでもオレ達はワイルドドッグ狙いで狩りを続けた。
ホーンラビットは無視する。
こんな狀況を利用してウサギ狩りに専念しているパーティも見かけた。
程、こういった狀況を利用するプレイヤーもいるのか。
賢いのがいるな。
昨日から通算で128匹目の相手はワイルドドッグ・リーダーになった。
どうやら依頼のあるなしに関わらず、日をいでも関係なく、連続で狩る事で規則的にこいつが現れるのは間違いない。
法則的に言えば次にボスが現れるとしたら160匹目か。
あれは強敵だが検証のためにも狩っておきたい。
狩りを続けよう。
ヘリックスが効率良くワイルドドッグの姿を見付けてくれるので大いに助かっていた。
それに殘月の移速度も大きい。
オレ一人だったら半分も捕捉できていないだろう。
159匹目を狩った。
次が160匹目。
昨日は80匹目でボスと戦うことになった。
予想が正しければ次はボスになるだろう。
もうしで夕刻が迫ろうかと言う時間になっている。
次を狩ったら一區切りとして連続での野犬狩りを終えようと決めていた。
そしてその時は來た。
ヘリックスが一匹の野犬の影を見付けたようだ。
その野犬に迫る間、呪文で戦力強化を予めやっておく。
フィジカルエンチャント・アクアは常時有効なようにオレにかけてある。
まだ有効時間には十分余裕があった。
フィジカルエンチャント・ウィンドを殘月とヘリックスに。
フィジカルエンチャント・アースをオレ、殘月、ヘリックスの全員に。
考え得る事前の準備を整えた。
野犬にこちらから迫っていく。
野犬もまたこっちを認識すると早速襲い掛かってきた。
闘爭の始まりだ。
おかしい。
そう気が付いたのは【識別】した直後だった。
大きさが違う。
並みが違う。
速さも違う。
何よりもじ取れる圧力が違った。
【識別】した結果もボスじゃなかった。
ワイルドドッグ・ミュータント Lv.4
魔 討伐対象 アクティブ
ミュータント。
変異種って意味だよな?
それでもこうなれば戦うしかない。
本當に最初のうちに魔法で強化してあって良かった。
それでも容赦なくオレのHPバーが削られるので回復丸を飲んでおく。
この野犬、オレにしか攻撃しようとしない。
殘月もヘリックスも攻撃を當てているのだが、まるで意に介さない。
しつこい。
実にしつこい。
ボスも強かったがこいつはそれにを掛けて強い。
というより怖い。
狂気に近いものをじる。
殘月に騎乗していたオレは野犬に當たりの直撃を當てられてしまい地上に落とされた。
昨日にもあった事だ。揺は無い。
呪文リストからアクア・ヒールを選択して実行。
同時にカヤのロッドを手にして野犬に相対する。
真っ直ぐにオレ目掛けて襲い掛かってきた。
「アクア・ヒール!」
自分に向けて回復をしておいて襲來に備える。
上下に兇悪に開いた口。
その中に見える鋭い犬歯。
放たれる兇暴な吼える聲を聞いていた。
こいつが狙ってくるのはオレの笛。
來い。
迎撃してやる。
野犬が噛み付いたのはオレの笛とならずにカヤのロッドだ。
元に噛み付きに來るようなきが多かったので、導もし易かった。
そのまま野犬の背中側にを捌いてロッドで犬の口元を抑え込んだ。
口の中に食い込む様にしてやる。
犬も大きく頭を振って抵抗するがそうはさせるか。
に両足を絡めて仰向けになって地面に転がった。
犬の方からしたら背中に張り付いているオレを攻撃するのは無理だろう。
せいぜい、前腳でオレの腕を、後腳でオレの足を引っ掛けようとするので一杯だ。
いや、それでも結構オレのHPバーが減っていくように見えるんですけどね。
オレはオレでこの近距離で両手のロッドで抑え込んでいる以上、攻撃の手段は魔法しかない。
ウォーター・ニードルにウィンド・カッターを連続で叩き込む。
ヘリックスが野犬の腹にで何度もつついているのも分かっていた。
さすがにこの勢では殘月も攻撃できない。オレごと吹き飛ばしそうだしな。
だがそれでいい。
確実に野犬のHPバーは減っていった。
途中、防力を高めるためにフィジカルエンチャント・アースを一回掛け直している。
その効果が切れかけた所でようやく仕留めることが出來た。
30分近く格闘していたことになるのか。
間違いなくボスよりもタフだった。
《稱號【家畜の守護者】を得ました!》
何か変なインフォが流れてきていた。
奇妙な稱號だ。家畜の守護者とか何?
因みに剝ぎ取りナイフを突き立ててみたがドロップ品はなかった。
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv4
職業 サモナー(召喚師)Lv3
ボーナスポイント殘18
セットスキル
杖Lv3 打撃Lv2 蹴りLv2 関節技Lv3 投げ技Lv2
回避Lv2 けLv2 召喚魔法Lv4
魔法Lv2 風魔法Lv3 土魔法Lv2 水魔法Lv3
錬金Lv3 薬師Lv2 ガラス工Lv2(↑1)
連攜Lv4 鑑定Lv4 識別Lv4 耐寒Lv2 摑みLv3
馬Lv3 作Lv3 跳躍Lv1 耐暑Lv2(↑1)
裝備 カヤのロッド 野兎の當て+シリーズ 雪猿の腕カバー
布の靴 背負袋 アイテムボックス×2
所持アイテム 剝ぎ取りナイフ
稱號 老召喚師の弟子(仮)、家畜の守護者(New!)
召喚モンスター
ヴォルフ ウルフLv3
殘月 ホースLv3
ヘリックス ホークLv2
黒曜 フクロウLv2
人類最後の発明品は超知能AGIでした
「世界最初の超知能マシンが、人類最後の発明品になるだろう。ただしそのマシンは従順で、自らの制御方法を我々に教えてくれるものでなければならない」アーヴィング・J・グッド(1965年) 日本有數のとある大企業に、人工知能(AI)システムを開発する研究所があった。 ここの研究員たちには、ある重要な任務が課せられていた。 それは「人類を凌駕する汎用人工知能(AGI)を作る」こと。 進化したAIは人類にとって救世主となるのか、破壊神となるのか。 その答えは、まだ誰にもわからない。 ※本作品はアイザック・アシモフによる「ロボット工學ハンドブック」第56版『われはロボット(I, Robot )』內の、「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」を目的とする3つの原則「ロボット工學三原則」を引用しています。 ※『暗殺一家のギフテッド』スピンオフ作品です。単體でも読めますが、ラストが物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。 本作品のあとの世界を描いたものが本編です。ローファンタジージャンルで、SFに加え、魔法世界が出てきます。 ※この作品は、ノベプラにもほとんど同じ內容で投稿しています。
8 81【電子書籍化決定】わたしの婚約者の瞳に映るのはわたしではないということ
わたしの婚約者を、わたしのものだと思ってはいけない。 だって彼が本當に愛しているのは、彼の血の繋がらない姉だから。 彼は生涯、心の中で彼女を愛し続けると誓ったらしい。 それを知った時、わたしは彼についての全てを諦めた。 どうせ格下の我が家からの婚約解消は出來ないのだ。 だからわたしは、わたし以外の人を見つめ続ける彼から目を逸らす為に、お仕事と推し事に勵むことにした。 だいたい10話前後(曖昧☆)の、ど短編です。 いつも通りのご都合主義、ノーリアリティのお話です。 モヤモヤは免れないお話です。 苦手な方はご注意を。 作者は基本、モトサヤ(?)ハピエン至上主義者でございます。 そこのところもご理解頂けた上で、お楽しみ頂けたら幸いです。 アルファポリスさんでも同時投稿致します。
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