《サモナーさんが行く》1316 蛇足の蛇足25 正妻の制裁
私の名はテロメア。
元々は末端を意味するそうですけど・・・
例え仲間達が數多くいても末席に甘んじる私じゃないですわよ?
マスターのお傍にいて最も相応しいのはこの私!
・・・
あら、ヴォルフ団長?
い、いえ、何でもありませんわよ?
ところで、ヘザーさん?
相談って?
・・・え?
妻ってどういう意味かって?
・・・
何だってそんな事を?
あ、団長!
どちらへ行かれるので?
ヘ、ヘザーの相談相手に・・・
私に任せるって?
そんなぁ・・・
では、改めて。
マスターの妻に相応しいのは誰かって、めてた?
誰と誰が?
・・・ああ、モジュラスと清姫ですか。
全く、める事なんてないでしょうに・・・
マスターの妻?
私に決まってます!
で、妻の役目は何かって?
・・・そ、そんなの決まってます!
夫を支える事です。
夫を敬い、慕い、すればこその妻です。
當然、そうなります!
え?
的に?
例えば私に家事が出來るか、ですって?
特に料理?
・・・
え?
りょ、料理?
だ、誰が言ってたんですか!
ロジット?
彼がモジュラスと清姫にそう言ったら言い爭いが収まった?
・・・ええ、そうでしょうね。
出來ませんものね。
私もですけど。
じゃあナイアスやスーラジが妻に相応しいのかって?
・・・
い、いえ、確かに彼達は料理が出來ますけど!
だからって妻は、正妻はこの私!
飯炊きなどに正妻の座は譲りません!
そもそもマスターにとって私達は戦闘で役立ってこその存在!
それ以外の事は戦闘を円に進める為のもの!
そう決まっているのです!
・・・何ですヘザーさん?
じゃあ私も妻でいいかって?
・・・えっと。
どうしてそうなるんです?
皆が我こそはマスターの妻だって言ってるのに除け者はズルいって?
そこなの?
それにヘザーさん、先刻からちゅまって言ってますわよ?
念話で舌足らずになるなんて一・・・
あら、折威。
何の話をしてるかって?
貴には関係ないですから。
ええ。
言祝とイチャイチャしてなさい。
・・・何で絡んでくるんですの!
全く、面白そうなら何でもいいのね、貴って・・・
ヘザーさんの相手は折威に押しつける事に功!
彼の相手をするのは疲れるんだけど折威は苦にしないみたい。
羨ましい。
まあそれが相って事なんでしょうけど。
戦闘ともなればヘザーさんと私の連攜は中々いい。
空中戦では互いの得意分野が被らないし。
ヘザーに言わせるとヘイフリックとの連攜はイマイチみたいだ。
・・・いえ、何かつまんない! とか言ってましたっけ?
理由は分からない。
アイツも戦闘では役に立つんですけどね・・・
あ、いた。
ヘイフリックの奴がいた。
庭の隅で座り込み何かを凝視しているみたいだけど・・・
その下品な座り方は止めろって以前から言ってるけど全く直っていない。
やろうと思えば上品に振る舞う事も出來るのに、普段はしない。
全く、困った奴!
・・・それにしても何してんだ、アイツ?
・・・何かを呟いていた。
周囲に誰もいないと油斷しているわね?
ヘイフリックはガンを飛ばしていた。
庭に咲く一の花に対してだ。
生意気に咲いてるんじゃねーぞ、とか言っていた。
・・・
私はミュルニルを手にして近付く。
お仕置きが必要だ。
全く、このバカは死んでも直りそうにない。
いいえ、アンデッドのバンパイアデュークだからもう死んでるけど。
ヴォルフ団長に多は手加減しとけと言われている。
多、ね。
私は団長からコイツの事は任されている。
匙加減を間違えたりしない。
大丈夫。
私は慎ましい淑でもある。
優しく毆って差し上げますわよ?
サモナーさんが行くⅥ、9月25日発売です。
間が空きましたが宜しくお願いします。
地域によってはもう書店に並んでいるみたいですが・・・
因みに私の近所には並んでいません(涙)。
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