《【書籍化】悪喰の最強賢者 ~兄のせいで『加護なしの無能は出て行け!』と実家を追放されたけど、最強の力が覚醒したので無雙します。危険度SSランクの魔なら、僕が食べ盡くしましたよ?~》出會いを引き寄せる魅力
食後、皿洗いなどを二人で終わらせた僕らは、買いをするため、港に面した大通りに向かった。
港には巨大な船が何隻も停まっていて、活気のある船員たちが荷卸しに勵んでいる。
青々と澄んだ空を見上げれば、元気よく飛び回るカモメの姿が見られた。
大通りには、個人商店だけでなく、屋臺もずらっと並んでいて、多くの冒険者たちが買いに勤しんでいる。
どの店から覗いたらいいのか悩むぐらい、とにかく店舗數が多い。
「見て回りたいのはどんなもの? 教えてくれたら案するわよ」
「えーっと、とりあえず冒険に必要そうな日用品がほしいな。新人冒険者に必要なものを勧めてくれるようなお店があるといいんだけど」
「ああ、それならいいところを知ってるわ。こっちこっち」
アリシアは僕の手を取って歩き出す。
僕はアリシアの大膽な行に驚き、揺の聲をあげてしまった。
「えっ、あの、手……」
「だってこんなに人がたくさんいるのよ。はぐれちゃうかもしれないじゃない。ほら、早く!」
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「う、うん」
たしかにこの人出だ。
はぐれてしまった場合、簡単には見つけられそうにない。
僕はアリシアの手を握り返して、急かす彼の後を追いかけた。
手を繋いだまましばらく歩いていくと、アリシアが大きな雑貨店の前で足を止めた。
かなり繁盛しているその雑貨店は、表まで人が溢れている。
「すごい人の數だね」
「安くて品ぞろえがいいから、冒険者だけじゃなくこの街で働いている商人にも大人気のお店なのよ。人にぶつからないように気を付けながらついてきて」
「う、うん」
他の人の迷にならないよう気を付けると、手を繋いでいるアリシアとさらに著してしまう。
アリシアはこんなこと慣れてるのかな。
平然として見えるアリシアの表を後ろから伺う。
先を行くアリシアの頬が微かに赤くなっているのに気づいて、僕まで顔が熱くなってきた。
何だよ、アリシア……!
平気な振りしてるだけとか……!!
「仲のいい店員さんがいるから、その人に見繕ってもらうわね。えーっと、どこだろ……」
意識していないふりを続けているアリシアが、冷靜を裝った口調でそう呟く。
「あ、いたいた! レディ!」
アリシアが聲をかけると、荷出しをしていたスキンヘッドの男が、ぱあっと笑顔を浮かべた。
「あんらー、アリシアちゃん久しぶりじゃないの! ん? そのかわいこちゃんは人ぉ?」
「もう、からかわないでよ! この彼は數日前に冒険者ライセンスを発行されたばかりのルーキーなの。新人冒険者におすすめの道を々見繕ってくれない?」
「任せなさい! アタシの一押しをたっぷりご紹介してあげるわ」
レディが僕に向かって投げキッスをする。
対応に困って固まってしまっていても、レディは全然気にしていないようだ。
彼はすぐさま鼻歌を歌いながら店にある道を集めはじめた。
「かなりキャラの濃い人だね……」
「ふふ、でしょう? でも、不安にならなくて大丈夫よ。レディは新商品から、レア商品まで、店にある品の種類と使い勝手を完璧に把握してるスーパー販売員なの」
「全部!? 相當な數だよ!?」
しばらくすると、店のカウンターの上にレディおすすめの商品がずらっと並べられた。
「どうかしら? みんなウチの自慢の品よ!」
商品を手に取ったレディが、ひとつずつ丁寧に説明してくれる。
話を聞いてみると、たしかに必要不可欠なものばかりだったし、本當に使い勝手がよさそうだ。
今の僕に適した品を的確に案してくれているのがわかり、アリシアが彼を紹介してくれたのも納得だと思った。
中にはアリシアの持っていた素材箱もしっかりっている。
これはかなり便利だったので、絶対にほしいと思っていた品だ。
しかも商品はすべて驚くほどリーズナブルだった。
「高いものがいいものってわけじゃないからね。道は必要な場面で使いこなせることが何より大事じゃない? 寶の持ち腐れになると、買ったお客さんも道も可哀そうだもの」
そう言って、レディがにっこりと微笑む。
僕はレディの用意してくれた品を全部買うことにした。
「えっ、この中から自分がほしいものだけ選びなさいよ。無理して私が勧めたものを全部買わなくてもいいのよ」
「信頼できる人だと思ったので、あなたの選んでくれたは全部いただいていきます」
「あら、まあ」
レディは嬉しそうな悲鳴をあげると、「期待に応えなくちゃね!」と言って、大きな冒険者用リュックに僕が買った品を丁寧にテキパキと詰めてくれた。
最後にベルトが締められたリュックをけ取り、背負ってみると、しっかりとした重量を背中にじた。
この重さが僕の冒険者としての生活を支えてくれると思うと、なんだかワクワクしてきた。
支払いを済ませ、外に出る。
レディは店の外まで僕らを送ってくれた。
「またよろしくねー!」
「ありがとうございました。次も選んでくださいね!」
僕は頭をペコッと下げ、アリシアはレディに向かって手を振り返した。
店からし離れたところで、僕は改めてアリシアにお禮を伝えた。
「アリシアにはお世話になりっぱなしだね。素材屋のアガサばあさんもそうだし、いいお店ばかり紹介してもらった。アリシアがいなければ、々大変だったと思う。アリシア以外に紹介してもらった宿屋では、とんでもない事件に巻き込まれたし」
僕の言葉を聞くと、アリシアは頬を赤く染めた。
「君の役に立ててるならうれしいよ」
照れながらそう伝えられると、の奧がむずくなった。
アリシアに手を取られた時と同じぐらい、顔が熱い。
なんだろうこのじ……。
そわそわして落ち著かない。
「と、とにかく、素敵な出會いに恵まれたのはアリシアのおかげだよ。本當にありがとう」
僕がそう伝えると、アリシアは微笑んで首を橫に振った。
「縁を引き寄せるのってディオ自の力だと思うわ。だって私が紹介したのはアガサばあさんとレディだけだけれど、その人たち以外にも、ディオの周りには素敵な人がどんどん増えていってるじゃない? しかも、その人たちはみんな君のことを好きになっちゃって、だからこそ力を貸したい、よくしてあげたいって思ってるじだしね!」
フェンとキャスパリーグがアリシアの言葉にうんうんと頷いている。
『人間どもだけでなく、我だって同じ気持ちだぞ』
『なんなら人間より私たち魔のほうがずうっと役に立つしにゃ!』
二匹らしい発言を聞いて思わず笑ってしまう。
この先も素敵な出會いに恵まれるといいなあ……。
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