《【書籍化】悪喰の最強賢者 ~兄のせいで『加護なしの無能は出て行け!』と実家を追放されたけど、最強の力が覚醒したので無雙します。危険度SSランクの魔なら、僕が食べ盡くしましたよ?~》使える魔法の數が多すぎる
というわけで、侯爵と一度面談するため、滯在わずか數時間で、王都へと移することになった。
「依頼をけるのならそのまま滯在してくれ。斷ることになっても、まずはこちらに連絡をいれるように。謝罪に行かなければならない可能があるのでな」
レイリィさんにそう言われ、一応頷き返す。
でも、斷るにしても、できるだけ謝罪をさせるような事態は避けたい。
「わかりました」
「王都までは三日ほどかかるから準備を忘れずにな。ホランドは特別早馬車の手配を」
レイリィさんが指示を出す。
「あの、特別早馬車っていうのは?」
初めて聞いた言葉だ。
「そうか、聞いた事がないのか。特別早馬車というのは、特殊な魔法を施された馬車のことだ。呼ぶのに通常の馬車の四倍の金額がかかるが、四倍の速度で移することができる」
「四倍の値段……」
普通の馬車でさえ、一般人の僕の覚からしたら決して安い乗りではないというのにその四倍なんて……。
「通常王都までは、十二日以上かかるからな。侯爵をあまりまたせるわけにはいかんし、待たせたうえ斷るとなった場合、相手の機嫌を損ねそうだろう?」
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たしかにレイリィさんの主張は理解できる。
ただ、斷った場合、侯爵に経費を請求するわけにもいかないだろうし、ギルドに負擔してもらうとなると、依頼をけないという選択をしづらくなりそうな額である。
「申し訳ありませんが、特別早馬車の手配は遠慮させてもらってもいいですか?」
「こらこら。今の話を聞いていたか?」
「はい、急いで移しなければいけないってことはわかりました。だから、飛翔魔法を使って、一日で王都まで向かいます」
「なっ!? 飛翔魔法だと!?」
「特別早馬車でかかる三日より早いので問題ないですよね?」
「それはそうだが、君は飛翔魔法まで使えるのか!?」
「え?」
ここにきてまで、このやりとりをすることになるなんて。
レイリィさんたちは、僕の能力についてすっかり知っていると思っていたんだけれど……。
ホランドさんに視線を向けると、彼はしまったという表を浮かべていた。
「すみません、レイリィさん。ディオ君が飛翔魔法を使えることを説明し忘れていました」
「そんな重要な報を伝え忘れたっていうのかい!?」
「いやあ、ディオ君の能力があまりにも多すぎて……」
「まあ、それはそうだがな」
レイリィさんが手元にある僕の資料をパラパラめくる。
「……うむ、使える魔法の數が多すぎる」
「それなら抜け落ちることも納得でしょう?」
「飛翔魔法はかなりレアな魔法だってのに……。それが埋もれるほどの報ってどうなってんだよ……」
スキンヘッド眼鏡がぶつぶつと呟く。
それに合わせて、幹部たちが一斉に僕を見てきた。
僕は気まずさを覚えながら、仕方ないので苦笑いを返した。
「とりあえず飛翔魔法のほうが速く王都に到著できるというのなら、止める理由はない。それじゃあディオ君、ホランドを連れてこのまま王都へ向かってくれ」
「わかりました」
會議室に集まった人たちに向かってぺこっと頭を下げてから、部屋の外へ出る。
一応、本部での面談は無事に終わったといえるかな?
◇◇◇
夜通し移を続けたおかげで、翌朝には王都へ辿り著けた。
「あ、ホランドさん! お城が見えてきました!」
「やれやれ……。ようやく荷役から解放されるな……」
「お疲れ様でした。……それにしてもすごいな。お城なんて初めて見るのでします……!」
「うぉっ!? ディオ君、よろよろしてるぞ!? 侯爵の話を聞いた後、お城の周りをいくらでも観させてやるから、集中してまっすぐ飛んでくれ……!」
「すみません。興したせいで蛇行運転になってました。お城の周りってことは、一般人は中にはれないんですか?」
「基本的にはそうだな。俺はギルドの仕事で登城したことがあるが、それでも二度だけだ」
「なるほど。仕事が終わったら上から眺めてもいいですか?」
「こらこら! そんなことしたら、守衛に撃ち落されるぞ」
ホランドさんに聞いておいてよかった。
鳥のように撃ち落されるのは、さすがに恥ずかしい。
「君にはまず王都での過ごし方や、貴族に対する立ち振る舞いを教えておいたほうがよさそうだな……。すごい才能を持っているせいで、君が田舎育ちなうえまだ15歳だということを忘れていたよ」
「ははは……」
僕はもうちょっと世間知らずな點をなんとかしないといけないようだ。
「世の中を知らないのに、『賢者』だなんて笑われてしまいますね」
「いや、そこはなんとも言えないな。賢者というのはすべての知識に通じてるものばかりがなるわけじゃない。ある分野において異様な知識を誇るが、殘り全部一般人以下で日常生活もままならないなんて人も山ほどいる。しかも、そういう偏った人のほうが天才だったりするからな。なんとなく君はそっちの天才型な気がするよ」
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