《じょっぱれアオモリの星 ~「何喋ってらんだがわがんねぇんだよ!」どギルドをぼんだされだ青森出の魔導士、通訳兼相棒の新米回復士と一緒ずてツートな無詠唱魔で最強ば目指す~【角川S文庫より書籍化】》ギルド・バ・ボダサエダ(ギルドを追放された)
「オーリン・ジョナゴールド君。悪いんだけど、今日づけでギルドを辭めてほしいの」
――とんでもない場面に出くわしてしまった――。
ギルドマスターにお茶を出そうとしていた新米回復師レジーナ・マイルズは、ドアの隙間から中を覗き込んだ。
巨大なマホガニー製の機に座り、優雅に足を組んだマティルダは、憐悧な眼鏡面のまま、その場に居た人に馘首(クビ)を言い渡した。
この冒険者ギルド『イーストウィンド』のギルドマスター・マティルダは、基本的に公私混同のない冷靜な人だ。
かつて『ダンジョンの白百合』と稱され、王族からも求をけたと言われるその冷たい貌も去ることながら、魔導士としての確かな実力、圧倒的な叡智、富な経験を見込まれ、若くしてこの由緒ある冒険者ギルドの総帥に就任している天才なのである。
公平で信義を重んじ、どんな逆境や苦境にあっても絶対に仲間を見捨てないリーダーとしての資質は、このギルドに所屬してまだ半年でしかないレジーナもわかっていた。
Advertisement
だからそのマティルダがギルドメンバーに解雇を言い渡すということは、おそらく彼の代では初めてのこと――要するに、よっぽどの理由があるということなのだ。
突然のギルド追放劇を盜み見しながら、機の前で雷に打たれたように直している青年を見た。
オーリン・ジョナゴールド、二十三歳。
この巨大冒険者ギルド『イーストウィンド』に所屬してもう七年になる、確かCランクの中堅魔導士。
寡黙で樸訥、あまり人付き合いが得意ではない方の魔導士で、何を言われても照れたようにはにかむだけの、目立たない青年。
顔のみてくれは結構悪くない方だと思うのだけど、いい年して彼にっ気はないことからも、彼はとかく人を遠巻きにさせる人間であるのはわかっていた。
否――レジーナは否定した。
彼は孤獨が好きなのでは、多分ない。
彼には孤獨にならざるを得ない、重大な理由があるのだ。
その理由はまだ新米であるレジーナも、なんとなく予想がついていた。
オーリンは毒蛇に咬まれたかのように全を直させ、目を見開き、震える聲で絞り出した。
Advertisement
「な、なすて――!?」
マティルダは額に手を當てて言った。
「どうかわかってほしいの。これはみんなの安全を護るための苦渋の決斷なのよ」
マティルダは既にオーリンと視線を合わせようともしない。
オーリンは急き込んだように詰め寄った。
「な、なすてすか!? わ、わだっきゃこのギルドばえどふとづだと思て今までつぐすて來たのに……!」
なのに、とオーリンはなんとか翻意を促すように言った。
いや――翻意を促していたのかはわからない。
狀況から判ずるにおそらくそんなことを言っていたのだろう。
何しろ、彼が何を言っているのかわからないのだから。
「わ、わのどごばまねんだすか!? 戦闘のどぎてばいっちばんさぎさたってけぱてあったのすよ!? 怪我人ばでぎえば回復魔法かげであさまがらばげまであずがったのに! そいでばまねがったのすか!」
通訳、と小聲でレジーナは呟いた。
ふわわわ……と、今しがたオーリンの言った言葉が王都の言葉に通訳され、虛空に浮かび上がる。
【私のどこがダメなのですか。戦闘のときは一番先頭に立って頑張っていたんですよ。怪我人が出れば回復魔法をかけて朝から晩まで介護した。それではダメでしたか】
なるほど、やっぱりレジーナの予想通り、相當に食い下がっているようだ。何言ってるかはわからないけど。
オーリンは必死の形相で頭を下げた。
「ご、後生(ごしょ)だす! わさうまぐねどごがあるんだば直すはんで、まんづこさおいでけです! わだっきゃこごばぼださえればいくどごもなもあったもんでねぇびょん! マツルダさん! なぼでもわさ慈悲を――!」
必死の懇願に、ハァ、とマティルダはため息をついた。
「それよ」
「どんだず――?」
「ねぇオーリン君。あなたが王都に來てから七年経ったわね?」
マティルダは機に肘をつき、小さい子供に説教するかのように語りかけた。
「七年前のことはよく覚えてるわ――目をキラキラさせて、お父さんとお母さんからプレゼントされたっていう冒険者の服を著て、あなたは遙か東と北の辺境から王都にやってきた。あなたの魔法には確かに才能があった。これは長すればS級魔導士、その上の上級魔導士も夢じゃない。私は確かにそうじた――けどね」
マティルダの目が鋭くなった。
「何年経っても――あなたのその猛烈な訛りが治ることはなかった」
ぎくっ、という表でオーリンがマティルダを見た。
マティルダは眼鏡の奧の目をらせ、退路を斷つかのように言った。
「最初は三年もすれば治ると思った。だって悪いけど本ッ當に何を言ってるのかわからなかったんだもの。これでは戦闘中に意思疎通が出來ない。これはつまりギルドのメンバーを大きな危険に巻き込む可能があるということ――そういうことを考えたことはある?」
ビシビシと、その憐悧な貌に相応しい言葉で、マティルダはオーリンの弱點を指摘してゆく。
「三年ぐらいであなたはどうにかモノになった。けれど、なぜかあなたの話す言葉はほとんど治らない。しかも悪いことに興すればするほど濃ゆいお國言葉が出る。それに獨學で學んだ魔法の詠唱も訛りだらけで、あなたの唱えている魔法が回復魔法であるのか防魔法であるのか、あなた以外には全くわからない。要するにあなたとはこのギルドの誰も連攜が取れないのよ」
確かに――傍で聞いているレジーナも、その理屈はわかる。
とにかく連攜プレーが絶対のギルドの戦闘において、意思の疎通が困難なのは大きな問題だった。
それが生命の危険がある場面であればあるほど、微妙なニュアンスが伝わらない、または伝える事ができないオーリンの存在は大きな障害とならざるを得ない。
「あなたは本的にギルドパーティの戦闘には不向きなのよ。徹底的にスタンドアローンの魔導士にならざるを得ない。もうキャリア的には中堅であるのに、あなたをリーダーとしてパーティを任せることが出來ないのよ――そういうことを考えて、意識的にその言葉を治そうとしたことはある?」
オーリンは愕然としたような表で顔をうつむけた。
本人がわかっていたのかわかっていなかったのかは不明だが――これは本人としては途轍もなく堪える一言だったらしい。
よろよろと肩を揺らし始めたオーリンに、さすがのマティルダも矛先を収めるしかなかったようだ。
ハァ、とマティルダは再び大きなため息をついた。
「とにかく、話は終わりよ。申し訳ないけど、あなたにはこのギルドからは出ていってもらうことになる。もうし王都をウロウロするのもよし、國に帰るのもよし――その後のことは自分で選びなさい。今までご苦労さま。話は終わりよ」
なんだか、このギルドマスターにしてはやけに突き放した一言と共に、話は終わりだというようにマティルダは橫を向いた。
オーリンは――というと、焦點の合わない目を虛空に泳がせ、なにかをブツブツと呟いた後、小さく頭を下げて回れ右をした。
こっちへ來る。レジーナは咄嗟にドアの前から退き、茶が乗ったお盆を抱えたままに隠れた。
まるで幽鬼のような表と足取りで、オーリンは人の間をって歩き始めた。
ギルドのメンバーが絶の表を浮かべて歩くオーリンを不思議そうな目で見つめる。
その尋常ならざる様子に、何人か聲をかける者もいたのだが――オーリンは一切その言葉に答えることなく、そのままゆらゆらと左右に揺れながらギルド本部のドアを出ていった。
なんだか、大丈夫だろうか。
あのまま川か何かにふらっと飛び込んだりはしないだろうか――。
そうレジーナがまごついていたときだった。
「レジーナ・マイルズ。盜み聞きが終わったならって來なさい」
びっくぅ! とレジーナは三センチばかり飛び上がった。
いっけね、そう言えばお茶を出すんだった――レジーナはドアを小さく開け、とりあえずの想笑いを浮かべた。
「あ、あはは、マスター……ちょっとお茶淹れるのに失敗してしまったので、また淹れ直して來ますね……」
「そんなことはどうでもいいわ。いいからってきなさい、早く」
有無を言わさぬ口調でマティルダは命令した。
仕方なく、レジーナはすっかり冷めた茶を乗せたお盆を抱えたまま、おっかなびっくりギルドマスターの執務室にった。
「扉を閉めて」
鋭く言われ、片手でドアを閉めて向き直る。
しばらく、マティルダは言いたいことをまとめるかのように沈黙した後、何度目かわからないため息をついた。
「申し訳ないわね。とんでもない場面を見せてしまって」
「あ、あの、とんでもない場面とは――?」
「くだらないことをごまかしてんじゃないわよ。そっくり聞いてたんでしょ、今の」
ビシリと言われて、背筋が凍りつく。
あわわ……と狼狽えると、マティルダが顔を俯けた。
「オーリンには悪いことをしてしまったわ。本當なら彼の能力を活かせる場がこのギルドにあればよかったのだけれど――」
何度も言うが、その憐悧な見た目とは裏腹に、マティルダはごく面倒見がよく、仲間を切ることは普通しない。
まして、今の突き放すような言い方をして人を追放することなど、こと彼に限って言えばありえないとさえ言えると思う。
それに、この表と今の言葉――まるで今のオーリンの馘首(クビ)が不本意であったとでも言いたげな表である。
その沈んだ表を見ているうちに、レジーナも、この麗人に質問してみようかという気持ちが湧いてきた。
ゴホン、と咳払いをひとつして、レジーナはしどろもどろに言った。
「あの、ギルマス」
「何?」
「どうして――彼を追放したりするのですか?」
レジーナは率直に問うてみた。
「戦闘に不向きであるなら、事務方でもなんでも任せられる仕事があったのではないですか? それに彼はここを追い出されたら王都に親戚縁者はいない。はっきり言って、彼は路頭に迷うことになると思うんですけれど――」
レジーナの問いに、ハァ、とマティルダはため息を吐いて無言のままだ。
「それにオーリンさんは寡黙で人付き合いは苦手であるけど、魔法そのものは悪くないはず。彼が七年もの間、このギルドにいたのがその証拠では。ギルマスは本當に彼を役立たずだと思ってるのでしょうか。ギルマスともあろう人が言い訳も許さずに彼を追放するというのは、なんて言うんでしょう、ちょっと不自然というか……」
「隨分、彼をかばうのね」
ドキッ、と、心臓が跳ねた。
その聲は脅すようなはないが、人の心を見かしたような鋭さがあった。
思わず口を噤むと、マティルダは普通の聲に戻って言った。
「わかってるわ。でも、ああするしかなかった。彼の格的に、溫和な言葉で退職を促しても食い下がるのはわかっていた。だから突き放すしかなかった……」
やはり、この追放劇には裏があるらしい。
レジーナがマティルダの次の言葉を待っていると、マティルダの目がった。
「レジーナ・マイルズ、業務命令」
「はっ、はいぃ!」
突然の言葉に、レジーナは反的に踵を揃え、直立不の姿勢を取った。
「これからあなたには長期任務についてもらう――容はひとつ、ギルドを追放されたオーリン・ジョナゴールドにパーティメンバーとして隨行し、彼の補佐をすること――わかったわね!」
「は、は――!」
返事しかけて、レジーナはぎょっと目を見開いてマティルダを見た。
「――え、オーリンさんのパーティメンバー……?」
オウム返しに問うと、マティルダは頷いた。
「私はずっと探していた。彼の、オーリンの真価を発揮させることのできる人材をね――七年も待った甲斐があったわ。レジーナ、そしてこれはあなたの【通訳】のスキルを存分に活かす機會でもある」
マティルダの聲は冷靜だったが、だが一方、その聲にはどこか楽しげな雰囲気がある。
この人は一私に何をさせようとしているの――? レジーナが空恐ろしくなったとき、マティルダは宣言した。
「さぁ、そうと決まればここに長居は無用よ。オーリンはいつも仕事が終わった後には街の酒場に行くのは調べがついてる。彼は今もきっとそこにいる――さぁ行きなさい。彼が何者になるかその目で確かめるまで、地の果てまで同行するのよ」
こごまで読んでもらって本當に迷ですた。
「おもしぇ」
「続きば気になる」
「まっとまっと読ましぇ」
そう思らさっていただげるんだば、下方の星ッコ(★★★★★)がら評価お願いするでばす。
まんつよろすぐお願いするす。
聖女が來るから君を愛することはないと言われたのでお飾り王妃に徹していたら、聖女が5歳?なぜか陛下の態度も変わってません?【書籍化&コミカライズ決定】
「私は聖女を愛さなければいけない。だから君を愛することはない」 夫となるユーリ陛下にそう言われた私は、お飾りの王妃として靜かに日々を過ごしていくことを決意する。 だが、いざ聖女が召喚されたと思ったら……えっ? 聖女は5歳? その上怯え切って、體には毆られた痕跡が。 痛む心をぐっとこらえ、私は決意する。 「この子は、私がたっぷり愛します!」 身も心も傷ついた聖女(5歳)が、エデリーンにひたすら甘やかされ愛されてすくすく成長し、ついでに色々無雙したり。 そうしているうちに、ユーリ陛下の態度にも変化が出て……? *総合月間1位の短編「聖女が來るから君を愛することはないと言われたのでお飾り王妃に徹していたら、夫と聖女の様子がおかしいのですが」の連載版となります。 *3話目だけ少し痛々しい要素が入っていますが、すぐ終わります……! *「◆――〇〇」と入っている箇所は別人物視點になります。 *カクヨムにも掲載しています。 ★おかげさまで、書籍化&コミカライズが決定いたしました!本當にありがとうございます!
8 142【書籍化】天才錬金術師は気ままに旅する~世界最高の元宮廷錬金術師はポーション技術の衰退した未來に目覚め、無自覚に人助けをしていたら、いつの間にか聖女さま扱いされていた件
※書籍化が決まりました! ありがとうございます! 宮廷錬金術師として働く少女セイ・ファート。 彼女は最年少で宮廷入りした期待の新人。 世界最高の錬金術師を師匠に持ち、若くして最高峰の技術と知識を持った彼女の將來は、明るいはずだった。 しかし5年経った現在、彼女は激務に追われ、上司からいびられ、殘業の日々を送っていた。 そんなある日、王都をモンスターの群れが襲う。 セイは自分の隠し工房に逃げ込むが、なかなかモンスターは去って行かない。 食糧も盡きようとしていたので、セイは薬で仮死狀態となる。 そして次に目覚めると、セイは500年後の未來に転生していた。王都はすでに滅んでおり、自分を知るものは誰もいない狀態。 「これでもう殘業とはおさらばよ! あたしは自由に旅をする!」 自由を手に入れたセイはのんびりと、未來の世界を観光することになる。 だが彼女は知らない。この世界ではポーション技術が衰退していることを。自分の作る下級ポーションですら、超希少であることを。 セイは旅をしていくうちに、【聖女様】として噂になっていくのだが、彼女は全く気づかないのだった。
8 172ヘヴンリィ・ザン・ヘヴン ~異世界転生&成長チート&美少女ハーレムで世界最強の聖剣使いに成り上がる物語~
ノベルバオンリーで100萬PV、なろうを加えれば500萬PV突破!!!!! 超王道ファンタジー×なろう系転生チーレム=全ての宇宙を救う英雄譚!? 主人公のロイは前世の記憶と神様の女の子から受け取ったチートを持つ転生者だった。しかし、それだけでは飽き足らず、伝説の聖剣に選ばれたことによって、彼の異世界生活は一変する! 甘々のイチャイチャ、ラブラブ一直線な戀人もできるし。少しだけツンツンしているエルフの美少女とも親密になるし。ブラコン姉妹もお兄ちゃん、そして弟くんにデレデレだし。そして自分の身の回りのお世話もしてくれるメイドも出てくるし。最終的にはお姫様とイヌ耳っ娘とネコ耳っ娘まで!? しかも、全員とソウイウコトもするの!? でも愛し合っているなら當然だよね! そして読書とネットサーフィンで得た現代知識も使って、世界でトップクラスの有名人、今最も將來が有望な若者、王國中の女の子が憧れるメンズアイドル的な存在になってしまうが、しかし、それでもおごることなく世界最強を目指し、ロイは自分のことを大切に想ってくれているヒロインとの異世界生活を邪魔する敵対者を片っ端からぶった斬る! 學院內から、貴族の領地、魔族領に近い地方都市、そして戦爭の最前線。ロイは圧倒的な成長速度によって、いろいろなところで戦い、輝かしい栄光を手にし、王國の歴史にその名を何度も強く刻み込む! いずれ世界最強に至る少年、これは彼の成長をつづった物語。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 作者のTwitter『 @sakura_uta_0702 』 『オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。』『オタサーの姫と戀ができるわけがない。』『陰キャラな俺とイチャつきたいってマジかよ……』はファンタジア文庫より全巻発売中!!!!! ※ この作品は『ノベルバ』の他に『小説家になろう』にて並行連載しております。
8 166BioGraphyOnline
BioGraphyOnline、世界初のVRオンラインゲーム 俺こと青葉大和(あおばひろかず)はゲーム大好きな普通の高校生、ゲーム好きの俺が食いつかないはずがなく発売日當日にスタートダッシュを決め、今している作業は… ゲーム畫面の真っ白な空間でひたすら半透明のウィンドウのYESを押す、サーバーが混雑中です、YESサーバーが混雑中ですの繰り返し中である。 「いつになったらできるんだよぉ!」 俺の聲が白い空間に虛しくこだまする。 BGOの世界を強くもなく弱くもない冒険者アズ 現実の世界で巻き起こるハプニング等お構いなし! 小さくなったり料理店を営んだり日々を淡々と過ごす物語です 9/27 ココナラよりぷあら様に依頼して表紙を書いていただきました! 2018/12/24におまけ回と共に新タイトルで続きを連載再開します! ※12/1からに変更致します!
8 170最強転生者の異世界無雙
勉強もスポーツもそくなくこなす高校生、悠馬。 そんな彼の人生は、唐突な事故で終わりを迎えてしまう。 だが、いろいろあって彼は異世界に転生することとなった。 悠馬の才能は異世界で発揮されるものだった! 悠馬改めユーマの二度目の人生が今、始まる! ※主人公は基本的に他人を助けようとするけど、どうでもいいことで面倒臭いと感じたら冷たくなることもあります。 ※殘酷な描寫は保険です。 ※アドバイスを下さるとうれしいです。 ※主人公は苦戦するかも怪しいレベルでチートにしたいと思ってます。苦手な方はご遠慮ください。 ※主人公はヘタレ系ではありません。
8 66殺しの美學
容疑者はテロリスト?美女を襲う連続通り魔が殘した入手困難なナイフの謎!--- TAシリーズ第2弾。 平成24年七7月8日。橫浜の港でジョニー・アンダーソンと合流した愛澤春樹は、偶然立ち寄ったサービスエリアで通り魔事件に遭遇した。そんな彼らに電話がかかる。その電話に導かれ、喫茶店に呼び出された愛澤とジョニーは、ある人物から「橫浜の連続通り魔事件の容疑は自分達の仲間」と聞かされた。 愛澤とジョニーは同じテロ組織に所屬していて、今回容疑者になった板利輝と被害者となった女性には関係がある。このまま彼が逮捕されてしまえば、組織に捜査の手が及んでしまう。そう危懼した組織のボスは、板利の無実を証明するという建前で、組織のナンバースリーを決める代理戦爭を始めると言い出す。ウリエルとの推理対決を強制させられた愛澤春樹は、同じテロ組織のメンバーと共に連続通り魔事件の真相に挑む。 犯人はなぜ3件も通り魔事件を起こさなければならなかったのか? 3年前のショッピングモール無差別殺傷事件の真実が暴かれた時、新たな事件が発生する! 小説家になろうにて投稿した『隠蔽』のリメイク作品です。
8 133