《【書籍化】勇者パーティで荷持ちだった戦闘力ゼロの商人 = 俺。ついに追放されたので、地道に商人したいと思います。》05 勇者のコレクション
「あ…わかってると思うけど。お前の『倉庫』に預けてる俺たちの荷は、全部置いて行けよ」
「ここで?」
「もちろん」
そんなわけで、小さな街の盛り場で勇者達のコレクションのお披目會が始まった。
「まずは、俺の剣を並べろ」
聖剣クラリウス
聖剣シルビス
魔黒剣クロスバード
魔剣アダマス
黒剣バラモラス
鉄骨剣リュウオウ
青紋剣サミラス
アダマンソード
クロスキラー
ドラゴンキラー
リリスキラー
デーモンキラー
ガッツファイター
闘魂剣ガミラス
錆びた鉄の棒
伝説に出てくる聖剣や魔剣もちらほら混じる、勇者ライアンの武コレクション。
居合わせた冒険者達が、目を丸くしている。
「次は、ダガーコレクションだ」
「次は、魔法の腕コレクション」
「次は、小手コレクション」
「次は、寶玉コレクション」
「次は骨董アイテムコレクション」
次々と出てくる勇者ライアンのコレクションアイテムで、盛り場の一角はどんどん埋まっていった。
ついには椅子と機と、居合わせた客達までもが外に出されてしまう事態に発展した。
それを見ていた踴り子のミリリの顔が…、だんだんと曇っていった。
「じゃ、次は私の裝を出して」
「いや、私の杖コレクションが先だ」
第三夫人の聖ジオリーヌと、第二夫人の魔師ルシュフェルドが諍いを始めた。
俺は、面倒なので両方同時に、ドカドカと倉庫から取り出した。
「ちょっと! 暴に扱わないでくれる!?」
「貴様…、焼いてやろうか?」
喧嘩していた2人の怒りが、同時に俺に向いてくる。
まぁ…これもいつものこと。
一応、俺なりの仲裁方法だった。
「じゃ、次はわたくしのケージコレクションを出しなさい」
獣使いアルミラが言う。
普段、アルミラの使役する魔獣達は街の外に待機させている。
そして『倉庫』には、生きはれられなかった。
なので、このケージコレクションは、マジでただのコレクションだ。
「ケージはデカすぎるから、外でもいい?」
「なんでもいいからさっさとやりなさい!」
怒られた。
ので…
俺は外の街道に向けて、ケージ類を取り出した。
ドカドカと、俺の手の先から現れるケージ類。
鉄でできてたり、竹でできてたり。中には「どう考えても逃げ出せるだろこれ?」みたいな構造のものもある。
それは、荷馬車が3臺すれ違えるほどの道を、すぐに完全に埋め盡くしてしまった。
獣使いアルミラは、そのケージコレクションを満足げに眺めている。
「じゃ、次はあたいの鎧コレクションだ」
一応夫人の順番を弁えている、第五夫人の戦士ゴーランが言った。
その様子を影見ていた踴り子ミリリは…
そっとその場を離れようとして…
皇フィーナに呼び止められた。
「あら…どちらに行かれるのですか?」
「あ、いや…、ちょっと用事が…」
「お一人では何かと危険ですから、私も行きましょう」
「いや…、いいよ。私1人で…」
「なにを仰いますか。同じ勇者様の妻ではないですか。困った時はお互い様ですよ」
「いや…」
次々と取り出されるコレクション。
連れ戻されたミリリの顔はどんどん曇っていった。
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