《【書籍化】【SSSランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師】ユグドラシルの呪いにより弱點である魔力不足を克服し世界最強へと至る。》6.呪い
「......聞こえなかったのか? ここは200階層で、最下層。 って、な、なんじゃその顔は」
「い、いや......だって、最下層ってつまり、SSSランクダンジョンの......最下層ってことで」
「うむ、そうじゃな。 お前がはじめてじゃよ、ここまで辿り著いた外部の人間は」
開いた口が塞がらない。どうして......さっきまで125階層にいたのに?
いっきに75階層をすっ飛ばして、最下層のB200だって?なにをどうしたらそうなるんだ。
十階層ごとにいるであろう、フロアボスすら見てもいないのに......
え、あ、もしかして、僕からかわれてる?
「あぁ、る程ね、びっくりしたぁ」
「いや驚きたいのはわしのほうじなんじゃけど。 見るに川に流されてこの泉に行き著いたようじゃが、普通そんな経路でここまで到達する事はできんからのう」
「......」
「え、なに、わしの言うこと信じられないの? ガッチングショックなんじゃが」
ガッチング......え、なんて?いや、しかし視線のきや、のき......このは噓を言っていない。
「ほ、本當に、B200なんだ。 最下層、ここが......全ての冒険者や國のトップがから手が出るほど到達したかった、最難関ダンジョンの......寶エリア」
てか、最高難度のダンジョンの攻略法は、迷宮に流れる川に流される事だった......?
いやいやいや、まてまて、冷靜に考えて。あり得なくないか?それで最下層へ到達できるなら、とっくに攻略されているはず。
じゃあ、なぜ僕はここへ來られた......?
「......川にも強力で兇暴な魔は數多く存在する。 なのにお前はここまでこれたし、現に此処におる。 もしかすると、『流されてきた』のではなく、『迷宮の意志で運ばれてきた』の方が正解なのかものう......」
「迷宮の意志? このダンジョンが僕をここまで導いたということ......?」
「んー、まあ、かもしれない。 いや、まあ、そんなことはどうでもよいんじゃけどさ、考えてもわからんし」
え、よくはないでしょ?
「ところで、おまえこのダンジョンから出たいか?」
「え!?」
唐突な質問に僕はパニクる。ダンジョンから出たい!ものっそい出たい!出られるなら、このの言うことをなんでも聞くまである!
「で、でたい! もちろん!」
その答えに、彼はふむ、といい何かを思案していた。
「うむ。 出たいのであれば......出れるが。 ただ、どれだけの時間がかかるかわからぬぞ。 まあ、早いか遅いかは、おまえ次第じゃの」
「......それって」
は頷いた。
「そじゃよ、出るならば......おまえは自分の力で、強くなってここからでるんじゃ」
......そ、そんな。
比較的あっさり最下層へと到達できたから、出られるのも何か抜け道があるのかと期待してしまった。
そんなものがあるものなら僕は捨てられてなどいないというのに。
再び絶で眼前が暗闇に落ちる。
「それは......無理だよ、僕に戦う力はない。 ヒーラーではあるけど、その唯一の能力であるヒールだって魔力がな過ぎて一度つかえば枯渇してしまうんだ......だから無理だよ」
そう、僕にはまともなヒール能力もない。一度つかえば確かに大怪我ですら治るけど、魔力の枯渇によりはけなくなる。
そうなれば僕はトドメをさされるだけだ。ここまでは運良く生き殘ってきたけど、そんな強運いつまでも続くはずはない。
「それじゃヒールしてみて」
「え?」
「まあまあ、よいから。 ほれ、してみ」
な、なんだ......回復魔法が見たいのか?
「ヒール!」
紅いの粒が集約され、川に流されてきたときについたかすり傷や打撲が癒しの魔法により癒された。
――そして、僕は気がつく。
「......え、あれ? なんで」
いつものがこない。ヒールを放った後におとずれる重くのし掛かるような疲労と、力。
いま、確かにヒールを放ったはずだが......どういう事だ?
おもむろに腰を上げると、スッと立ち上がることができた。それどころかジャンプして走ることもできた。
視界も良好だし、まだヒールも放てそうだ。......なぜ?
「噓だ......なんだこれ。 いつもなら魔力の枯渇で全然けなくなるのに......。 もしかして君がなにかしたの?」
「そうじゃなあ。 それに答える為に、まずはおまえがさっきまで浸かっていた泉をみてみろ」
ふと、泉へ目をやる。
すぐそこに広がるのは金に輝くしい水面。
「お前はこの泉の水を飲んだ。 おそらくそれが原因じゃ......その証拠に片目が落ちとるし」
目玉!?これ、怪我じゃ無かったのか......しかし、そうだ。溺れ流され、その過程で僕は水を
「......飲んだ......のか」
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