《【書籍化】【SSSランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師】ユグドラシルの呪いにより弱點である魔力不足を克服し世界最強へと至る。》25.目覚め (ロキ 視點) ★
気がつくと俺は、白魔導師ギルドのベッドの上で集中治療をけていた。
かないと......助かったのかという事実に安堵する。
「......い、生きて......」
そして思い出す、ダンジョンでの慘劇を。
「あ......ああ......」
右腕と左足が、無い。
「あ! お目覚めになられたんですね、良かった!」
側で他の患者をみていた魔導師がこちらに気がついた。
「まだおは痛みますか? 鎮痛剤を投與と魔法による痛み緩和を施してますが......」
「......大丈夫だ......」
痛みはない、が。失くなった腕と腳は......どうにか出來ないのか。
これでは冒険者として活できない。
「この腕と腳......治せないか? 金ならいくらでも出す」
「え......」
「俺を知っているだろう? そう、四大貴族ヴィドラドールの息子だ......金はいくらでも出せる」
「あ、えっと......そうではなく......」
困り出す魔導師。こいつでは話にならないか?
「あら、元気そーだね、ヴィドラドールの坊っちゃん」
両手を白のポケットに突っ込んだが來た。
「お前は?」
「おれはこの醫療院のトップさ。 まあ、んなことどうでも良いよ。 ところで、失くした腕と腳だっけ?」
おれ?男っぽい喋りをするだな......見た目は人だが。
いや、だが......治せるのか!?カナタは欠損した四肢を戻すなんて白魔導師には出來ないと言っていた。
しかし、レイが出來ていたんだ。レイだけができるだなんて有り得ない!
おそらく、カナタ程度では教わる事ができないか何かで、トップクラスの魔導師ならば出來るに違いない。
魔師の世界にはよくある事だ。
「そうだ。 治せるだろ......頼む。 俺はここで終わるわけにはいかないんだ」
まだ、まだだ......俺は、弟に負けるわけには......。
「ああ、治せるぜ?」
「良かった......なら」
「お前が見殺しにした、レイ・ディン・フールにならな?」
あ?
いや......いま、なんて
「の四肢や臓、あいつに復元できないモノは、唯一『魂』以外は無いからな。 だが、お前が殺した......いや、お前らか」
「ば、バカを言うな殺すわけ無いだろ......俺は王に認められし冒険者パーティー、グンキノドンワを率いるロキ・ヴィドラドールだぞ......それにメンバー殺しは重罪だ。 やるわけない」
「あそ」
はぷいっとそっぽを向いた。何なんだこいつは......。
いや、だが......じゃあ、俺の手足は。
「この五年でお前のパーティーにった白魔導師のみが二人死んでるんだよね。 あ、レイをれれば三人......今回カナタが死んでいたら四人。 この數字は有り得ないんだよな。 だって白魔導師だぜ? 一番攻撃に曬されにくいヒーラーがなんでそんなに死ぬんだよ」
「いや、ヒーラーは敵の注意を引く役目があるだろが」
側にいた患者や魔師が皆驚きの表を浮かべた。
......な、なんだこいつら。なにかおかしなこと言ったか?
「いや、それ出來るのレイだけだから。 白魔導師はパーティーの要って知らねーのか? ヒーラーが死んだらだれが傷なおしたり毒とか除去すんだよ。 ヒーラーまもらねーとダメって冒険者の基本だろ......マジでこれだから名前に守られてる貴族のガキは、っとあぶね」
いや、聞こえてんだよ......こいつ、殺す。
「あー、まあ、とにかく今回の件。 カナタの報告聞いて納得したわ。 おまえ、死にかけたときカナタ突き飛ばして囮にしようとしたろ」
「あ、あれは......」
「うるせえ! こっちは大事な白魔導師の仲間を殺されまくって頭にきてんだわ! 大聖に報告してやる......たとえヴィドラドールに守られていてもタダじゃすまねえからな!」
だ、大聖......やばい、やつは『神命協會』のトップ。王と対等に口を利けると言われている程の権力者。
ヴィドラドールの俺でさえ、奴がそのきになれば......ど、どうする。
「つーか、てめえどのみち冒険者なんざ出來ねえだろ」
「......え?」
や、やばい、テンパって頭が回らない。
「......他の仲間」
あ、忘れてた......そう言えばあいつら......?
「スグレンスト意識不明、ヒメノ失明、左手、左足損失。 フェイル行方不明......おそらく死亡、だ」
......あへ?
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