《【書籍化】【SSSランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師】ユグドラシルの呪いにより弱點である魔力不足を克服し世界最強へと至る。》ネリネ
~約二年前~
「......レイ......」
ダンジョンのり口を覗く、黒魔導師。彼はなにかを覚悟し、足を踏み出した。
「あ、おい、おまえ!」
「!?」
突如目の前に現れた。黒魔導師は取りした。
「まーたおまえかー! こないだからみとったぞ、おまえ。 ちょいちょい來てたけど、る準備しとったのか」
「だ......だれ」
「え、わし? わしはこのダンジョンを庭とする、名を」
「どいて」
脇を通ろうとする黒魔導師を謎のが止めた。
「いや、無視!? つーか、はいんなよ!! おまえでは死ぬぞ!!」
「......それでも......迎えにいかなきゃ......」
「え、誰を......って、おまえ」
謎のは、じろじろ黒魔導師を眺める。
「あー、おまえの魔力......見覚えがあると思ったわ。 何年か前にダンジョン來てたのう、おまえ」
「......いいから......どいて。 私はレイを迎えに......」
「んあ、レイ? レイって......白髪の?」
「え!?」
「おまえ、あいつの仲間か」
「......あ、えっと......仲間......かな。 ......いや、多分......もう仲間とは、レイは思ってくれない」
「?」
うつむき今にも泣き出しそうな黒魔導師。
「んー、まあ、でもおまえ、死ぬ覚悟でダンジョンるつもりだったんじゃろ? 一度きたなら、このユグドラシルがどれ程危険な所か知っとるはず......それでもおまえはレイを迎えに行こうとしとる。 命を捨ててまで助けたいと思うなら、それは仲間じゃろうよ」
「......でも、命は......私が死んでレイが戻る訳じゃないから......」
「え、いや勝手に殺してやるなよ」
「......え」
「あいつふつうに生きとるぜ?」
「は?」
黒魔導師は目を丸くする。
「ダンジョンで生きていくと言っておった。 だから心配すんな」
「え、え? それは、本當に」
「うん。 あいつは割りと元気じゃ、死んどらん......だからもうろうとすんな。 たまにじゃが上層にもSレートの魔が徘徊にくる。 運悪けりゃ死ぬぞ、おまえ」
「......そっか......生きてる、生きてるんだ」
「いや、聞いてねー。 なんでレイといいおまえら無視すんの? スルースキル基本高めなのなんで?」
「......いや、きいてる......わかった、もうこない」
「おー、うんむ。 いいこじゃ」
「......関係ないけど......」
「?」
「あなた......喋り方、変だね」
「おおん!? なんじゃ、おまえやんのか!?」
くすくすと笑う黒魔導師。
「......あー、まあ、古い人間じゃからな、わし。 そんなことはいい、レイに何か伝えることはあるか? なにかあるなら、つたえとくぞ」
黒魔導師は考え込む。
「......」
その時、謎のがぼそりと一人言をこぼした。
「......あいつにも、こんなに想ってくれる仲間が。 帰る場所が、あるんじゃな」
「......え?」
「いや、なんでもない。 決まったか」
「......うん......伝えてしい事は、ない」
「いや、ねーんかい!」
「でも、かわりに......これを、B125の......大きな巖があるところに、置いといてほしい......」
黒魔導師はリュックを差し出した。微かに殘るオーラから、それはレイのだとわかった。
「ふむ、これを拾わせればいいのか?」
「うん......あと私のことはいわないで......」
「え、なんでだよ!? まどろっこしいな、おまえ」
「......わたしからだとわかれば......使わないだろうから......あくまで落しで......」
「んんん。 よくわからんが、いいよ。 わかった」
「......じゃあ、お願いします。 可い幽霊さん」
「......おう」
黒魔導師がダンジョンを去ろうと出口に向かおうとしたとき、謎のは呼び止めた。
「あ、おい! ......おまえ、これ持っていけ。 レイはわしの弟子だからな......その弟子を心配してくれた禮じゃ。 レイなだけにな、ぶはっ!」
一人笑する謎のを、ブリザード系魔法より寒い眼差しでを見據える黒魔導師。
「ご、ごほん、はい......『魂命石』 これ、うちのダンジョンの希な鉱石。 売ったら高いから」
「......いいの?」
「うん、よいよ。 もしかしたら、レイが地上へ戻る時がくるやもしれん......そんときはよろしく頼む」
「......わかった。 ありがとう......」
「おう、じゃあの! もう來んなよ」
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