《【書籍二巻6月10日発売‼】お前のような初心者がいるか! 不遇職『召喚師』なのにラスボスと言われているそうです【Web版】》第188話 神ゲージ

フルダイブⅤRでホラーゲーとかあったらトラウマやばそうだよね。

廃ホテル探索ツアー ~特別ルール~

1、廃病院では街の中と同様、戦闘行為などによるHPの減はありません。

2、廃ホテルに居るプレイヤー全員に特別なステータス【神ゲージ】が追加されます。

3、【神ゲージ】はプレイヤーが「恐怖」「驚き」「不快」をじた時に減します。

4、【神ゲージ】を全て失ったプレイヤーは廃ホテルの外へ転移します。

5、【神ゲージ】を殘したまま屋上までたどり著くことが出來ればクリア。特別な景品をご用意しております。

「という訳らしいですね」

「大ルールはわかったわ☆」

「それでは」

「イッちゃうわよ~☆」

中學生プレイヤーたちが作った廃ホテル探索ツアーの概要を理解したドナルドと煙條Pの二人はメイから貰ったチケットを千切った。

***

***

***

薄暗い廃ホテルの1F。不気味な雰囲気漂うロビーのようなその場所には、廃ホテル探索ツアーの順番待ちをしているプレイヤーたちが20人ほど待っていた。

「結構待つね~」

「人気だからな」

「俺たちの番はまだまだ先だね」

「お化け屋敷楽しみ~」

「VRゲームならではの仕掛けを期待している」

そこで待つプレイヤーたちは皆ホラー好き。これからどんな怖い思いができるのだろうと、ワクワクしていた。

「ぬんっ。転移功ね☆」

「「「「「ぎゃああああああああああああ」」」」」

待合室を兼ねたその場所に転移してきたのはドナルド・スマイル。人の生きを吸ったような赤いスーツが目に飛び込むと同時、その場に居たプレイヤーたちは発狂する。

「ああああああああああああ」

「ずるいずるいずるいずるい」

「待合室で油斷している時に」

「あばばばばばばばばばばば」

ドナルドの存在に恐怖をじてしまったプレイヤーの【神ゲージ】が一瞬にして消し飛んだ。

この時點で15人がの粒子となって消滅した。

「……何かしら? 悲鳴が聞こえた気がしたけど☆」

「ここは待合所のハズですが……なるほど。ここから既に恐怖演出が始まっているという訳ですね」

數秒遅れて煙條Pが転移してくる。

その服裝は幸いにも、街中を歩くためのサラリーマンのスーツ姿だった。

(あ……あれはドナルド・スマイル……どうしてこんなところに!?)

(お化け屋敷や見世系のイベントでの使用は止されているはず!?)

(ち、中學生共……なんて演出を考えやがる!)

(殆どの奴らが死んだか……俺は長男だから耐えられた……だが)

(【神ゲージ】は風前の燈火……冗談じゃなくヤバいって)

ドナルドからの不意打ち気味の視覚的暴力をなんとか耐えた5人は冷や汗をかきながらを噛みしめる。

そして、ドナルドの次のきに備える。

「ふむ、5人待ちですか。ならば今のうちに気合いをれる意味で、勝負服に著替えましょう」

メニューを作する煙條P。

(((((ファッ!?!?!?)))))

「むんっ!!」

「「「「「おぎゃああああああああ」」」」」

なんとか殘っていた歴戦の猛者5人も、煙條Pのアイドル裝姿に【神ゲージ】を全て破壊されてしまった。

「おや……?」

「どうやらここで待っていた連中の【神ゲージ】が0になってしまったようね☆」

「一何が?」

「さぁ☆」

(絶対この人のせいですね……)

(絶対煙條Pのせいね☆)

などと互いに思っているとロビーに『次の方……どうぞ』と聲が響く。ドナルドと煙條P互いに顔を見合わせるとひと頷き。

二階へと続く階段を上るのだった。

このロビーに居た人たちは比較的ホラーに耐があった人たちで、結構な數のホラー・グロ系の映畫を楽しめるを持った人たちです。

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