《【書籍二巻6月10日発売‼】お前のような初心者がいるか! 不遇職『召喚師』なのにラスボスと言われているそうです【Web版】》第194話 外國からのメール
「さぁて、今日は最終日。悔いのないよう、遊びまくるわよ~」
ログインしたヨハンはログインボーナスを回収しつつ天に向かってぶ。
バチモンイベント2を周回しつつ平日を越えたヨハンのテンションは絶好調。ご機嫌な蝶にでもなったかのように楽しげな足取りでギルドホームへとやってきた。
「むむむ……【バスタービートル】かぁ被っちゃったな……」
「あれは……」
ギルメンのたまり場となっているミーティングルームには、今は一人の姿がある。
ゼッカとギルティアの親友、ミュウだった。玩型の召喚石を見ながら難しい顔をしている。
「おはようミュウちゃん」
「あ、ギルドマスター! おはようございます!」
「それってバチモンの召喚石よね?」
「はい。実はハゼルさんからメールが屆いてまして……」
「ハゼルちゃんから?」
ミュウは困った3割、嬉しい7割の顔でメールの文面をヨハンに見せる。
『ボンジュールみゅうみゅう!
風のウワサで聞いたんだが、今度GOOでバチモンコラボ2をやるそうじゃないか。
そこで相談だ。
ついででいい。【フェンリルボーグ】の召喚石を手にれておいてくれないか?
それで、私が次に帰國した時、それを譲ってしい。
もちろん、それなりのお禮はさせて貰うつもりだよ。カ・ラ・ダ……でね!!!!!!!
というフレンチジョークは置いておいてだ。
本來なら自分でやるべきなんだろうが、生憎もうしばらく日本には帰れそうもない。
他のプレイヤーと渉するという手もあるが……できればこれは、君に頼みたくてね。
オーケーしてくれると嬉しい。
では、良い返事を期待している。
君の歳の離れた大友人ハゼルより』
「ハゼルちゃんテンション高いわね。キャラが変わってるわ……」
親友のハイテンションさに若干引いてしまうヨハン。
「なるほどね。それでハゼルちゃんのためにフェンリルボーグを狙っているのね」
「はい。メールが昨日屆いてて。それで慌てて日程を確認したら、今日の18時がタイムリミット。一刻を爭うではありませんか! 慌ててバチモンコラボ2をプレイしたんです」
ヨハンは親友ハゼルのためにいてくれたミュウの気持ちにが溫かくなる。
バチモンイベント2は前回同様、ファンでなければ楽しめない仕様だ。
さらに、バチモン召喚獣の手法法も、若干厳しいものとなっている。
前回同様、ストーリーを一周することで一個のバチモン召喚獣が貰える。
だが、その総數が問題だった。2から追加された召喚獣8。そして、そこに前回のヒナドラを始めとする8を加え、合計16の中からランダムに1が渡されるのだ。
狙いをフェンリルボーグに絞る場合、その確率は単純に16分の1。
(でも、やっぱり確率作がされている気がするのよねぇ……)
前回のイベントでヨハンが30周したにも関わらず上級だった【クロノドラゴン】が1しか當たらなかったあたり、バチモンによって手にる確率が作されている可能がある。
実際、今回既に40周したヨハンでさえ、フェンリルボーグは1のみ。
今回は選択肢によって語が多分岐するものの、當時生まれてすらいなかった子高生の子が何度も周回するのは辛いだろう。
そう思ったヨハンは提案していみる。
「ねぇミュウちゃん。私、フェンリルボーグ余ってるからひとつあげましょうか?」
「ええ!?」
ミュウは驚きの聲をあげる。
「い……いいんですか!?」
「いいのよ。友人のために頑張るその姿にしたの。だからけ取って」
ヨハンの手持ち分が0になってしまうが、もう二度と手にらないというわけではない。
始めたばかりの頃ならともかく、今はいくらでも伝手はある。
それに、今日のプレイで手にる確率だってゼロではないのだ。
「いえ……やっぱりけ取れません」
だがそんなヨハンに待ったをかけたミュウ。
「そ、その。ギルドマスターの申し出はありがたいのですが……ここはやはり自分の力で手にれたいといいますか」
「ミュウちゃん……」
「その方が、なんか『熱い』じがしませんか?」
真っ直ぐにこちらを見つめるミュウの視線。その瞳に熱いが宿っているのを見て、ヨハンは自分が間違っていたと思い直す。
「ふふ、そうね。そっちの方が熱いわ。無粋なこと言ってごめんなさいね」
「いえいえそんな! 嬉しかったですよ!」
今更自分の発言が恥ずかしくなったのか、照れくさそうにするミュウを見て、を熱くするヨハンだった。
ミュウ、そしてハゼルが活躍するスピンオフ作品がカクヨムにて限定公開中! 詳しくは割烹にて!
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