《シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜》通報レベルの変態は引かれる変態に進化した!
「いらっしゃ……どの防をお求めですか?」
俺ほど「著るものが必要です」を全でアピールしている者もいないだろう。
防屋の店員NPCは引きつった笑顔でそう俺に問いかけてきた。
というかAIすごいな……そこらへんは軍事レベルの技が惜しげなく使われてるんだっけかこのゲーム、ほとんど人を相手しているようにしか思えない。
「一覧を。」
「こちらになります。」
羊皮紙……っぽい見た目をしたウィンドウが目の前に表示され、大まかな報が記載されている。
・蛇革裝備一式(個別購可):12,000マーニ
・ハードチェーン裝備一式(裝備個別購可):6,000マーニ
・黒道の黒裝備一式(個別購不可):9,000マーニ
・白道の白裝備一式(個別購不可):9,000マーニ
・隔(へだ)て刃(ば)の皮服裝備一式(個別購不可):4,000マーニ
「隔て刃一式をくれ。」
「かしこまりました、々お待ちを。」
安さに負けた。
というか俺としては街中を歩く時に変質者扱いされるのがなんだかなぁ、という理由で服を買うだけだ。
Advertisement
よくよく考えたら真正面から攻撃をける狀況に持ち込まれた時點で負けのようなものなのだから、優先すべきは防よりもきやすさだ。
多分ヤツ(・・)の素材から作られた裝備であろう蛇革裝備とハードチェーン裝備はどうも重量でAGIにマイナス補正がるようだし、黒道&白道裝備は魔法職用裝備、俺には見た目以上の価値がない。
どちらにせよ隔て刃の皮服裝備しか選択肢がないな、これ。
「お待たせいたしました。」
「はいこれ代金。」
「お買い上げありがとうございます!破損した裝備は持ち込んでいただければ破損に応じた料金で修復させていただきます、貴方に幸運のあらんことを!!」
その場で裝備……と、インベントリに消える直前、風船に目鼻口用のを開けただけの覆面が視界にる。
………頭は鳥面のままでいいや。
・隔て刃の皮マスク
四駆八駆の沼荒野に生息するマッドフロッグの皮から作られたマスク。最低限の隙しかないマスクは裝著者の顔を守る。
髪の量が多いと愉快なシルエットになるので注意。
・隔て刃の皮ベスト
四駆八駆の沼荒野に生息するマッドフロッグの皮から作られたベスト。一定以下の切れ味の斬撃に対して抵抗を持つ。
に吸い付くは賛否両論。
・隔て刃の皮ベルト
四駆八駆の沼荒野に生息するマッドフロッグの皮から作られたベルト。マッドフロッグの背中の皮だけを使っているため刺突に対して抵抗を持つ。
通は全にこれを巻く。きつく、もっと!!
・隔て刃の皮ズボン
四駆八駆の沼荒野に生息するマッドフロッグの皮から作られたズボン。裝備者のきを阻害しない作り。
ベストと比べて防は薄い。
とりあえず通報されるレベルの半から辛うじて薄著のファッションで済まされる著の不審者にランクアップ、といったところか。
厚手のダイバースーツ、もしくは分厚い全タイツを服の形に分解したような服、と言うべきだろうか。
アイテム説明欄の言葉の通り、妙にクセになる著はきやすさを損なう事なく見た目と防力の改善に功していた。
「まぁ覆面はつけないけど。」
目力鳥面がまだネタになる不審者であるなら、これはネタにならない不審者だ。これから銀行強盜します、と冗談で言っても信じられそうなくらいには不審者だ。
さて、次は武屋だな。完全に損失してしまった傭兵の雙刃に変わるメイン武が手にるといいんだが。
致命の包丁(ヴォーパルチョッパー)は対ボス用の切り札として基本溫存だ。
どうも二刀流は武の磨耗がやけに早い気がするので雑魚相手に無駄遣いするのはナンセンスだろう。
「あ?こんなゴミ買い取れるかよ。」
「まぁそうだよなぁ、原始的な石以下の出來だし……武のラインナップを見せてくれ。」
「あいよ。」
カテゴリとしては武なのだが、価値はゴミと等価らしいゴブリンの手斧は買い取ってもらえなかった。
まぁ使い捨ての武と考えれば使い道もあるか。
防屋と同じく羊皮紙ウィンドウが表示され、俺は雙剣カテゴリを探す。
「あれ、取り扱いがないのか。」
だが、雙剣の欄は存在自はするものの、購可能な武が一つも存在しない。
困ったな、前言撤回の必要があるか?このままだとゴブリンの手斧を使い潰しながら次のエリアを攻略することに……あ、そうか。
よくよく考えたら雙剣使いではなく二刀流使いなんだから短剣二本でもいいのか。
初期裝備だった傭兵の雙刃が二本一対な一つのアイテム扱いだったから勝手に勘違いしていた。
冷靜に考えてゴブリンの手斧も致命の包丁も二本使っていたな。
「短剣はっと………うーん………」
微妙。
可もなく不可もなく、まぁ二つ目の街で買えるものとしてはまぁ……という反応しづらいスペックだ。
いや、レアドロップであろう致命の包丁が想像以上に有能だから余計に弱く見えるのか。
「おう、作り置きで気にいる武がねぇなら素材さえ持ってくれば新しく作ってやるぜ?」
「お、マジで?」
それはいいことを聞いた。
シャングリラ・フロンティアにおけるNPCは軍用AIやらなんやらを惜しげも無く使用しているため、がない以外はほぼ人間と言っても過言ではない能です。
というよりも裏設定ですがこのゲームの開発者が頭おかしいレベルの天才なので明らかにオーバーテクノロジーな技の寶箱と化しているシャンフロを狙う輩はそれこそ世界中にいます。しかしハッキング対策もオーバーテクノロジーなのでどうすることもできず、邪な考えでシャンフロに攻撃を仕掛けたものが最終的にプレイヤーとして普通に楽しんでいる……なんてこともあったりなかったり。
【電子書籍化】殿下、婚約破棄は分かりましたが、それより來賓の「皇太子」の橫で地味眼鏡のふりをしている本物に気づいてくださいっ!
「アイリーン・セラーズ公爵令嬢! 私は、お前との婚約を破棄し、このエリザと婚約する!」 「はいわかりました! すみません退出してよろしいですか!?」 ある夜會で、アイリーンは突然の婚約破棄を突きつけられる。けれど彼女にとって最も重要な問題は、それではなかった。 視察に來ていた帝國の「皇太子」の後ろに控える、地味で眼鏡な下級役人。その人こそが、本物の皇太子こと、ヴィクター殿下だと気づいてしまったのだ。 更には正體を明かすことを本人から禁じられ、とはいえそのまま黙っているわけにもいかない。加えて、周囲は地味眼鏡だと侮って不敬を連発。 「私、詰んでない?」 何がなんでも不敬を回避したいアイリーンが思いついた作戦は、 「素晴らしい方でしたよ? まるで、皇太子のヴィクター様のような」 不敬を防ぎつつ、それとなく正體を伝えること。地味眼鏡を褒めたたえ、陰口を訂正してまわることに躍起になるアイリーンの姿を見た周囲は思った。 ……もしかしてこの公爵令嬢、地味眼鏡のことが好きすぎる? 一方で、その正體に気づかず不敬を繰り返した平民の令嬢は……? 笑いあり涙あり。悪戯俺様系皇太子×強気研究者令嬢による、テンション高めのラブコメディです。 ◇ 同タイトルの短編からの連載版です。 一章は短編版に5〜8話を加筆したもの、二章からは完全書き下ろしです。こちらもどうぞよろしくお願いいたします! 電子書籍化が決定しました!ありがとうございます!
8 176學園の男子が、俺以外全員男の娘だった件!
とある有名學園に入學した どこにでもいそうな平凡な男子學生 青鷺 一樹(あおさぎ いつき)。 彼は入學式の最中とんでもない事実を知らされる。 男の娘だらけの學園で始まる、青鷺 一樹のドタバタ青春ラブコメ! 彼は無事に學校を卒業することができるのか?
8 135クラス全員で異世界転移!?~廚二病が率いる異世界ライフ~
日常、ただただ平凡、それは幸せだった。 ある時いきなり表れた仮面の男に 異世界へ飛ばされたクラス一同 大虎や、龍が現れパニックになるクラスメイト達 しかし、そんな狀況でも 一人、冷靜に次を考えるある男がいた!?
8 145幼女に転生した俺の保護者が女神な件。
何気ない退屈で平和な日常を過ごしていた主人公。しかしそんな日常もほんの一瞬で絶望へ変わってしまった。 大きな2度の地震で不幸にも死んでしまった主人公は、女神の元で異世界へ転生する事となった。自分の人生を決める重要なカードを引いた主人公は幼い女の子の姿に。その姿に惚れた女神は自分の仕事を忘れて主人公の保護者として一緒に異世界に転移してしまう。 幼女に転生した俺の保護者が女神な件。始まります。 /初心者作者による作品の為過度な期待はNG /誤字・構成ミス多め /16萬アクセス達成 /30000ユニーク達成 /毎日晝12:00更新!(多分) Twitter @Novel_croquis
8 82【銃】の暗殺者
異世界に連れていかれた少年が暗殺者となってのんびりと過ごすお話です この作品に出てくる銃は素人知識ですので間違いがあってもご容赦を
8 55勇者の孫、パーティーを追放される~杖を握れば最強なのに勇者やらされてました~
とある魔王討伐パーティーは魔王軍幹部により壊滅し、敗走した。 その責任は勇者のアルフにあるとして、彼はパーティーを追放されてしまう。 しかし彼らはアルフの本當の才能が勇者以外にあるとは知らなかった。 「勇者の孫だからって剣と盾を使うとは限らないだろぉ!」 これはアルフが女の子たちのパーティーを率いて元仲間たちを見返し、魔王討伐に向かう人生やり直しの物語。
8 191