《最弱な僕は<壁抜けバグ>でり上がる ~壁をすり抜けたら、初回クリア報酬を無限回収できました!~【書籍化】》―101― 説明

クランの垣を越えた共同戦線を作るに當たって必要なことは、発起人である〈ディネロ組合〉が中心となって準備することになった。

イベントポイントを一箇所に集めるにあたって、どこに集めるか問題になったが、結論としてはギルドの付嬢のステータス畫面に集めることになった。

ギルドの付嬢はどのクランにも所屬していないため、公平が保たれるだろうということで。

他には、レイドボスの討伐のためなら、クランのリーダーの判斷でイベントポイントは消費してもいいってことになった。

例えば、イベントポイントで手にるアイテムにはこんなのがある。

◇◇◇◇◇◇

〈増強薬(ぞうきょうやく)〉

一定時間、攻撃力がプラス20%される。

必要イベントポイント:5千ポイント

◇◇◇◇◇◇

この〈増強薬〉を飲んだほうが確実にイベントを有利に進められる。

こういったアイテムは躊躇なく、活用していこうってことになった。

他には、最強の冒険者で固めたレイドダンジョン攻略組だが、念の為、予備のパーティーも作ろうってことになった。

最強のパーティーを一軍とするなら、予備のパーティーは二軍ってところだろうか。

ちなみに、僕は二軍にもれてもらうことができなかった。

「ロドリグさんはあれでよかったんですか?」

帰り道、ロドリグさんと並んで歩いていた。

「あれってなんのことだ?」

「クランで共同戦線を作るってことに不満はなかったんですか?」

「特に不満はねぇな」

まぁ、そうなんだろうなとは思っていた。

ロドリグさんは自分が強くなることにしか興味ない。そのためには、貢獻度ポイントで得られる報酬をなんとしてでも手にれたいはず。

貢獻度ポイントを手にれるためには、レイドダンジョン攻略組にる必要がある。

んで、実際にロドリグさんはレイドダンジョン攻略組にれてもらえているわけだから、なにも不満はないのだろう。

その後、〈名も無きクラン〉に所屬する冒険者全員を集めて、共同戦線についての説明會を始めた。

全員集まると中々圧巻だな、と思ってみたり。

正確なことはわからないけど、五百人以上はいるような……。

このクランは他2つのクランにっていない冒険者が形式的にるクランだから、どうしても人數は他のクランに比べ多くなってしまう。

これだけの人數をまとめるのはさぞ大変だろう。

とはいえ、こうして集まってくれた時點で、協力してくれるつもりではあるんだろう。

そんなわけで五百人の冒険者たちを前に、共同戦線についての説明をした。

ちなみに、説明したのは僕だ。

リーダーのロドリグさんは橫で立っているだけ。

特に、イベントポイントを一箇所にまとめることについては、皆、最初は揺していたが、必要なことだってことわかると渋々れていったってじだ。

「もし、イベントポイントを自分勝手に使うやつがいたら、見つけ次第俺が直接罰してやるからな!」

最後にロドリグさんが聲を大にしてんだ。

すると、皆一斉に肩をビクッと震わせた。

この調子なら、みんな従ってくれるだろう。

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