《【WEB版】王都の外れの錬金師 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~【書籍化、コミカライズ】》05.ポーションを作ろう①

私は今日も自室で『錬金門・上』を読んでいる。

今日は、ちゃんと椅子に座って機に向かって本を開いている。

だって、今日始めようと思っているのはポーション作り!自然と背筋もびるというものです。

「ポーションの材料は、癒し草と魔力草と水……」

どうしたら手にるのかしら……。

私は庭師のいる離れの小屋までポテポテ歩いていって、庭師のダンを訪ねた。

「こんにちは、ダン」

突然の小さな來客に驚くダン。

「おや、デイジーお嬢さま。わたくしめに何か用ですかな?」

「癒し草と魔力草がしいのだけれど、どうしたら手にるのかしら?」

首を傾げてダンに質問する。

「それは街へ行って、薬草屋で買うのがいちばん手っ取り早いですね」

ダンはそう教えてくれた。

……じゃあ、お母様の許可が必要ね。

お母様が今居そうな居間へ行く。お母様はエリーと一緒に刺繍中だった。

「あら、デイジー。どうしたの?」

針をかす指を止めて、私に視線を向ける。

Advertisement

「ポーションを作りたいのですけれど、それには癒し草と魔力草が必要なんです。ダンに聞いたら、薬草屋で売っていると聞きました」

それを聞いてお母様はし困ったように首を傾ける。

「デイジーはまだ五歳。街に買いに行くのは早いわよね……」

うーん、と言って思案顔だ。そこへ、そばにいた侍のエリーが言葉を挾んだ。

「奧さま、手の空いた侍を使いに出せば良いのでは?」

そうね、と、ぽんと手を叩いて頷く母様。

こうして、私は六束の癒し草と三束の魔力草を手にれることが出來た。

「うーん、でも新鮮じゃないのよね、これ」

実験室に移しながら、け取った癒し草と魔力草を眺めて呟く。

【癒し草】

品質:普通 ー

詳細:採取からし経っている。ししなびている。

【魔力草】

品質:普通 ー

詳細:採取からし経っている。ししなびている。

……良い素材を手にれる方法はまた後で考えるかなあ。

実験室に著いた。

まずは、癒し草と魔力草をよく洗う。

『錬金門・上』には、癒し草と魔力草を2:1の割合で水にれて出すると書いてある。

私はビーカーにるサイズに荒く刻んだ癒し草と魔力草と水をれて蓋をし、一晩放置してみた。もちろんお水は蒸留水を使った。

翌日。

できたものを鑑定してみた。

【ポーション???】

品質:超低品質

詳細:薄い。有効分がほとんど出されていない。これを飲んでも何も治らないだろう。

……まず、『???』って何。

ちょっと待って、本のとおりに作ったのに!

クルクルかき混ぜた方がいいのかなあ、と思って、スプーンでかき混ぜてみた。

【ポーション???】

品質:超低品質

詳細:やっぱり薄い。有効分がほとんど出されていない。これを飲んでも何も治らないだろう。

……本に書いてあることだけでは足りないってこと?

非常に困ったことになった。錬金では、試行錯誤することが必要なのだろうか。

葉っぱをすりつぶす?乾燥させたものを浸す?水を加熱する?

考えるだけなら、んな案が浮かんでくるけど……。

そういえば私は、買ってもらった本の一冊を齧っただけよね。ちゃんと三冊読んだら答えが書いてあるかしら?

私は一度基本に戻って、本を読破してみることにした。

買ってもらった殘りの癒し草と魔力草は、った地下に掘られた保管庫にれておくことにした。

下記をどうかお願い致します(。ᵕᴗᵕ。)

駆け出し作家のではありますが、すこしでも

・面白かった

・続きが気になる

と思っていただけましたら、ブックマークや評価をぜひお願いします。

評価はこのページの下側にある【☆☆☆☆☆】をタップすればできます。

想もいただけたら、とっても喜びます"(ノ*>∀

    人が読んでいる<【WEB版】王都の外れの錬金術師 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~【書籍化、コミカライズ】>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください