《【WEB版】王都の外れの錬金師 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~【書籍化、コミカライズ】》08.ポーションを作ろう④
なんとなく調理実習ってじになりました。
お父様のことを【鑑定】した時、なにか増えたと思ったら、「賞罰」という項目が増えたらしい。私の能力もし変わっていた。
【デイジー・フォン・プレスラリア】
子爵家次
力:10/10
魔力:150/150
職業:錬金師
スキル:錬金(2/10)、鑑定(4/10)
賞罰:なし
職業が、錬金師になってる!多分ポーションの代金をお父様から頂いたからだろう。そして、鑑定スキルが上がっていた。
◆
そして、問題はポーションの苦みについてである。
苦いと言ったらお野菜よね。
廚房に行ってみることにした。
廚房には料理長のボブがいた。
「こんにちは、ボブ。し教えてもらいたいことがあるのだけれど」
コクリと首を傾げて話しかける。
「おや、お嬢様が俺に質問ですかい?なんでしょう?」
エプロンで手を綺麗にしながら、私の顔を覗き込む。
そこで、ポーションを作るのに葉っぱをすり潰したり、みじん切りにしたりしたら苦くなってしまったことを話した。そして、苦いといえば野菜なので、ボブに聞いたのだという事を話す。
Advertisement
「そうですねえ……ああいう葉類にはえぐみや苦味があるんですよ。だから、そういう葉っぱは、何もしないですり潰したりみじん切りにするのはダメなんですよ」
うんうん、と私は頷き、メモをとる。
「そういう場合は、塩でむとか、あとは塩でんでお湯でサッと下茹でしてから使うとえぐみが取れるものもあります。下茹でしたら水で冷やしてあげてくださいね。あ、長く茹でちゃダメですよ!」
……長く茹でちゃダメ、と最後までメモをした。
「とっても參考になったわ、ボブ!ありがとう!」
そうして、またお母様の許可を得る為にお母様の元へ走った。
「の子があんまり走るものではありませんよ」
しお母様に窘められてしまった。
ごめんなさい、とお母様に謝ってから、苦味を除くために塩が必要なこと、湯で茹でる必要があるかもしれないので、ザルがしいことを伝えた。
お母様は、エリーに言って、倉庫の塩と、廚房の余っているザルを譲って來てもらって、私に渡してくれた。
◆
塩とザルをケイトに持ってもらって、私は実験室に向かった。
「下茹では、お嬢様はいきなり出來ないでしょうから、私がやりましょう。見ていてくださいね」
そう言ってにっこり笑ってくれた。とてもありがたい申し出だ。
そういえば、お父様とお母様の考えで、私の実験の時の見守りとお手伝いについては、基本的にケイトだけが擔當することになった。そして、彼だけには、私の【鑑定】の能力を知ってもらうことになったのだ。
……と、説明は置いといて。
「そういえば、どちらかの葉っぱだけが苦いのであれば、そちらだけを処理すればいいのよね」
ぽっと思いついて、それぞれの葉っぱを齧ってみた。
「……差はあるけれど、どちらも苦いわね」
私はその苦味に顔を顰めながら呟いた。齧った葉はお行儀が悪いかもしれないが、ゴミれにぺっとした。
「じゃあ両方とも処理しましょうか」
ケイトに言われて、うん、と頷いた。
私は塩みしてから水で洗ったものを作り、ケイトには塩みしてからサッと湯掻いて水で冷やしたものを用意してもらった。當然下処理した葉は水気をしっかり切ってからみじん切りしてある。
まずは、塩みしただけの葉から試すことにした。
癒し草と魔力草を分量通りビーカーの中の水にれる。
そして、魔法の加熱の上にビーカーを乗せて、加熱し始めた。
ビーカーの側に小さな気泡が付き始めた。
【ポーション】
品質:普通 ー
詳細:有効分は薄め。
もうしたつと、気泡が大きくなってきた。
【ポーション】
品質:普通 ー
詳細:有効分はやや薄め。
さらに経つと、時々ポコポコし始めた。
一応、棒で優しく撹拌をした。
【ポーション】
品質:普通
詳細:有効分は十分出されている。若干苦い。
やった!苦さがだいぶ減っている!
私は、そのちょっと苦いポーションを布で漉して、瓶にれた。
次は、塩もみしてサッと湯掻いたものを使う。
癒し草と魔力草を分量通りビーカーの中の水にれる。
そして、魔法の加熱の上にビーカーを乗せて、加熱し始めた。
ビーカーの周りに気泡ができて、小さな気泡が付き始めた。
【ポーション】
品質:普通 ー
詳細:有効分は薄め。
もうしたつと、気泡が大きくなってきた。
【ポーション】
品質:普通 ー
詳細:有効分はやや薄め。
さらに経つと、時々ポコポコし始めた。
今度も、一応、棒で優しく撹拌をした。
【ポーション】
品質:普通
詳細:有効分は十分出されている。若干甘味をじる。
「やった!苦味が取れたわ!ケイト、普通でし甘いポーションが完したわ!」
私は、普通の品質の苦味のないポーションを作ることに功した。
そうだ、と思って、ケイトの指先を見てみた。すると、やはり日々の仕事で手が荒れているようだった。
ポーションを漉した布にも有効分は殘っているはず。
「ねえケイト、この濡れた布で指先を拭ってみて」
私がお願いすると、ケイトが、私に言われた通りにポーション浸しの布で荒れた指先を拭う。
「あ、手荒れが治っていきます……」
驚いたように目を見張るケイト。
「うふふ。お嬢様のお供に、こんな役得があるなんて」
やはりだ。綺麗になった自分の指先を嬉しそうに眺めていた。
下記をどうかお願い致します(。ᵕᴗᵕ。)
駆け出し作家のではありますが、すこしでも
・面白かった
・続きが気になる
と思っていただけましたら、ブックマークや評価をぜひお願いします。
評価はこのページの下側にある【☆☆☆☆☆】をタップすればできます。
想もいただけたら、とっても喜びます"(ノ*>∀
お薬、出します!~濡れ衣を著せられて治療院から追放された薬師さんが辺境で薬屋を開きました。極めたポーションは萬能薬と呼ばれて回復魔法を超えるようです~【書籍化コミカライズ企畫進行中】
田舎から出てきた15歳の少女メディは町の治療院で薬師として働いていた。ある日、患者が毒殺されそうになる事件が発生する。 多數の目撃者や証言により、メディが犯人とされてしまった。先輩に當たる治癒師がメディの高評価に嫉妬して陥れたのだ。 「やっぱり薬なんて危ないわ。治癒魔法こそが安全よ」 今までの功績に免じて、院長はメディを追放処分とした。しかし治癒魔法ではすべての體調不良は癒やせない。 何年も入院していた患者の難病を癒やすなど、メディは治癒師顔負けの実力を発揮していた。 治療院の評判に大きく貢獻していたのだが、彼女がいなくなると雲行きが怪しくなる。 一方、メディは新天地で薬屋を開くことにした。萬病をも治すという噂が広まり、いつしか客層もおかしなことになっていく。 王國最強と呼ばれた『極剣』の女剣士や破滅的な威力の魔法を放つ『皆殺し』と呼ばれたエルフ魔術師と、気がつけば特級戦力が集うようになった。 メディは今日も聲を張り上げる。 「お薬、出します!」 やがて治療院は新たな動きを見せるが、やはり傾き始める。 メディの薬屋は辺境を飛び出して名が知られるように――
8 64悪魔の証明 R2
キャッチコピー:そして、小説最終ページ。想像もしなかった謎があなたの前で明かされる。 近未來。吹き荒れるテロにより飛行機への搭乗は富裕層に制限され、鉄橋が海を越え國家間に張り巡らされている時代。テロに絡み、日本政府、ラインハルト社私設警察、超常現象研究所、テロ組織ARK、トゥルーマン教団、様々な思惑が絡み合い、事態は思いもよらぬ展開へと誘われる。 謎が謎を呼ぶ群像活劇、全96話(元ナンバリンング換算、若干の前後有り) ※77話アップ前は、トリックを最大限生かすため34話以降76話以前の話の順番を入れ変える可能性があります。 また、完結時後書きとして、トリック解説を予定しております。 是非完結までお付き合いください。
8 87【電子書籍化】殿下、婚約破棄は分かりましたが、それより來賓の「皇太子」の橫で地味眼鏡のふりをしている本物に気づいてくださいっ!
「アイリーン・セラーズ公爵令嬢! 私は、お前との婚約を破棄し、このエリザと婚約する!」 「はいわかりました! すみません退出してよろしいですか!?」 ある夜會で、アイリーンは突然の婚約破棄を突きつけられる。けれど彼女にとって最も重要な問題は、それではなかった。 視察に來ていた帝國の「皇太子」の後ろに控える、地味で眼鏡な下級役人。その人こそが、本物の皇太子こと、ヴィクター殿下だと気づいてしまったのだ。 更には正體を明かすことを本人から禁じられ、とはいえそのまま黙っているわけにもいかない。加えて、周囲は地味眼鏡だと侮って不敬を連発。 「私、詰んでない?」 何がなんでも不敬を回避したいアイリーンが思いついた作戦は、 「素晴らしい方でしたよ? まるで、皇太子のヴィクター様のような」 不敬を防ぎつつ、それとなく正體を伝えること。地味眼鏡を褒めたたえ、陰口を訂正してまわることに躍起になるアイリーンの姿を見た周囲は思った。 ……もしかしてこの公爵令嬢、地味眼鏡のことが好きすぎる? 一方で、その正體に気づかず不敬を繰り返した平民の令嬢は……? 笑いあり涙あり。悪戯俺様系皇太子×強気研究者令嬢による、テンション高めのラブコメディです。 ◇ 同タイトルの短編からの連載版です。 一章は短編版に5〜8話を加筆したもの、二章からは完全書き下ろしです。こちらもどうぞよろしくお願いいたします! 電子書籍化が決定しました!ありがとうございます!
8 1763分小説
一話完結の短編集です。
8 143『休止中』平成を生きる世界最高峰の醫者は、戦國時代の名もなき農民に転生したみたいです!
世界最高峰の醫者は、戦國時代に転生した?! 転生したら、農民でした。 醫學、前世の知識を使い成り上がりを目指そうとする。 しかし、主人公の前には山賊、海賊、キリスト教などが 圧力や武力で襲い來る。 それを前世の経験、知識で避けて、後から來た他の転生者達と協力をしながら、天下を取る?! ※豊臣秀吉が、主人公ではありません。 ※作者、醫學の知識皆無です。もし、間違っていたらそこは訂正するつもりです。 ※ノベルバでも、更新しています。是非!!! https://novelba.com/works/877492 ※この作品を読んで不快になる方もいると思います。 武將の子孫の方々、キリスト教の方々、仏教の方々、外國人の方々、そのほか歴史が大好きな方々、先に謝罪申し上げます。 これはエンターテイメント小説としてあつかってください。 実際と性格が違う、ここの部分忠実と違う! そんなことが、多數あると思います。 しかし、皆さん何度も言いますが、これはあくまでもエンターテイメント小説としてお楽しみください。 一応、ジャンルは歴史なんですけどね、、、(笑) よろしくお願いします。 なるべく、忠実にそうように気をつけますが(笑) ブクマ登録よろしくお願いします。 感想待っています。 改善したほうが、良いところがあれば教えてください。 善処します。
8 144ロシアンルーレットで異世界へ行ったら頭脳派の魔法使いになっていた件【三部作】
派遣社員プログラマー・各務比呂(カカミ・ヒロ)、二十六歳。天涯孤獨なヒロは、気がつくと見たこともない白い部屋に居た。其処に現れた汎世界の管理人。管理人はヒロの世界は管轄外だから帰してやれないと告げる。転移できるのは管理人が管轄している世界のみ。だが無事に転移できる確率はたった十パーセント! ロシアンルーレットと化した異世界転移に賭けたヒロは、機転を利かせて見事転移に成功する。転移した先は剣と魔法が支配する世界。ヒロは人々と出會い、様々な経験を重ね、次々と襲い掛かる困難を機転とハッタリと頭脳で切り抜けていく。気がつくと頭脳派の魔法使いになっていたヒロは、元の世界へと帰る方法を探しながら、異世界の秘密に挑んでいく。冷靜沈著な主人公が無盡蔵の魔力を手に知略と魔法で異世界を無雙する物語! ◆3月12日 第三部開始しました。109話からです。週1~2話程度のゆっくり更新になります。 ◆5月18日 タイトル変更しました。舊タイトルは[ロシアンルーレットで異世界に行ったら最強の魔法使いになってしまった件]です。 ◆7月22日三部作完結しました。 第四部は未定です。 中世ヨーロッパ風異世界のファンタジーです。 本作品の八千年前の物語 「絶対無敵の聖剣使いが三千世界を救います」(舊題:覚醒した俺は世界最強の聖剣使いになったようです)連載始めました。 URLはこちらhttp://ncode.syosetu.com/n2085ed/ どうぞよろしくお願いいたします。 以下の要素があります。 SF、ファンタジー、パラレルワールド、群、ドラゴン、振動數、共鳴、エレベータ、ボタン、たがみ、ロシアンルーレット、三千世界、結界、神、祝福、剣、モンスター、ファーストコンタクト、精霊、団子、金貨、銀貨、銅貨、商人、交渉、タフネゴシエーター、契約、古語、禁則事項、餞別、葡萄酒、エール、ギャンブル、賭け、サイコロ、ナイフ、魔法、盜賊、宿、道具屋、胡椒、酒場、マネージャー、代理人、ギルド、杜、干渉、指輪、茶、王、神官、鎖帷子、チェーンメイル、クエスト、ゴブリン、焼、炎、図書館、虹、神殿、耳飾り、闘技場、マナ、オド、復活、墓、アンダーグラウンド、眼、迷宮、地図、パーティ、ミサンガ、バリア、異世界、チート、俺TUEEE、ハーレム、謎とき、ミステリー 以下の要素はありません。 ス/テータス要素
8 167