ワインうんちくがお嫌いな方はごめんなさい(￣▽￣;)

鑑定さんに、完品についての開栓時間アドバイスを追記しました。

私たちはぶどうでいっぱいになったカゴを持って自宅に帰宅した。

三種類あるので、途中までマーカスに加えてケイトにも手伝ってもらうことにする。

三種類のぶどうを三つの木桶にザラっと全部れる。ちなみにぶどうは洗いません。

洗うと水で糖度が下がって不味くなるのです。でも手は洗って綺麗にしましょう。

「まずは、みたいな部分を全部除いて……」

ぶどうの粒と粒を繋いでいる部分を取り除いていく。

「結構細かい作業ですねえ」

ケイトがボヤきながらも、黙々と作業をする。

そして、ぶどうの粒を潰していく。

「うわ、いつ終わるんだ！」

マーカスもブツブツ言い出す。

周りがなにかブツブツ言ってはいるけれど、無事潰すのも終わって、次は発酵作業にる。ちょっとケイトは休憩。彼はちょっとほっとした様子で腰を下ろして眺めている。

潰したぶどうのった木桶の中に、干しぶどうを元に作った酵母をれていく。

（今はブラックベリーの収穫期も終わったので、他の果で酵母を作っている）

ちなみに、マーカスも日々の酵母作りで錬金発酵ができるようになったので、次の工程の発酵のお手伝いをしてもらうことにした。

順番に魔力を送って発酵を促していく。

【ワイン？？？（ペノ・ロワール）】

分類：食材・食べ

品質：低品質

詳細：ぶどうを潰したもの。発酵は始まったばかり。酵母が頑張っている。

【ワイン？？？（ペノ・ロワール）】

分類：食材・食べ

品質：低品質

詳細：ぶどうを潰したもの。だいぶ発酵が進んできた。まだまだ頑張り中。

【ワイン？？？（ペノ・ロワール）】

分類：食材・食べ

品質：低品質

詳細：ぶどうを潰したもの。アルコール発酵が行われて、果皮からアントシアニンの素とタンニンが果に移っている。

これをあと二種類分行っていく。

終わったら、大きな布の袋にれてぎゅーっと絞って果皮と種子を取り除き、三つの樽に詰めた。

次にもう一回発酵させる。

【ワイン？？（ペノ・ロワール）】

分類：食材・食べ

品質：低品質

詳細：発酵したぶどう。リンゴ酸が際立って酸っぱい。

【ワイン？（ペノ・ロワール）】

分類：食材・食べ

品質：低品質

詳細：発酵したぶどう。リンゴ酸が酸に変わった。まろやかな味わい。でも足りない。

そして今度は錬金を行う。魔力を送って、ワインをさせるのだ。

【ワイン？（ペノ・ロワール）】

分類：食材・食べ

品質：普通ーーー

詳細：発酵したぶどう。樽の香りがしについてきた。により風味も複雑になりつつある。

【ワイン（ペノ・ロワール）】

分類：食材・食べ

品質：普通ーー

詳細：作りたての若いワイン。酸味がきつい。味の複雑はまだない。

これを、三種類分、濾して不純を取り除きながら瓶に詰めていく。コルク栓を締めて、ちょうど三種類各二本、六本分の若いワインが出來上がった。

【ワイン（メロロー）】

分類：食材・食べ

品質：普通ー

詳細：作りたての若いワイン。単純なジュースってじ。味の複雑はまだない。

【ワイン（ネッテオーロ）】

分類：食材・食べ

品質：普通ーー

詳細：作りたての若いワイン。タンニンがきつい。要は渋い。味の複雑はまだない。

あとは、様子を見ながら、瓶詰めの狀態でさらに錬金を行っていく。

そう、ここからが、私たちの國で飲まれているワインとは違うのだ。瓶の中でさせるということはあまり行われていなくて、ワインはできたものを若いうちに飲むのが一般的である。

だけど、私が作ろうとしているワインは、瓶の中ですることによって、これからもっと味が複雑になっていく。

まずは、ペノ・ロワールから。

【ワイン（ペノ・ロワール）】

分類：食材・食べ

品質：普通ーー

詳細：作りたての若いワイン。酸味がきつい。味の複雑はまだない。

【ワイン（ペノ・ロワール）】

分類：食材・食べ

品質：普通

詳細：し落ち著いてきたワイン。まだ酸がたつ。味の複雑がだんだんでてきた。

【ワイン（ペノ・ロワール）】

分類：食材・食べ

品質：最高級品

詳細：し飲み頃のワイン。スミレの花のような香りと、ラズベリーなどの果の香りに加え、僅かになめした革のような複雑な香りを持つ。開栓は余裕を持って早めにして、空気にれさせると、酸味が落ち著くだろう。

次にメロロー。これはそこまでは要らなかった。

【ワイン（メロロー）】

分類：食材・食べ

品質：普通ー

詳細：作りたての若いワイン。単純なジュースってじ。味の複雑はまだない。

【ワイン（メロロー）】

分類：食材・食べ

品質：高級品

詳細：ブラックカラントやプラムなどのよくした風味で、果実味かなワイン。萬人けし、飲みやすい。

そして最後に、ネッテオーロ。

【ワイン（ネッテオーロ）】

分類：食材・食べ

品質：普通ーー

詳細：作りたての若いワイン。タンニンがきつい。要は渋い。味の複雑はまだない。

【ワイン（ネッテオーロ）】

分類：食材・食べ

品質：普通

詳細：し落ち著いてきたワイン。それでも渋い。味の複雑がだんだん出てきた。

【ワイン（ネッテオーロ）】

分類：食材・食べ

品質：最高級品

詳細：し飲み頃のワイン。重厚で王者の風格を持った味わい。ベルベットのようならかさに力強さをめた、香り高く洗練された仕上がり。開栓は余裕を持って早めにして、空気にれさせると、渋みが落ち著くだろう。

これで三種類のワインが完した。

「できたわ！」

私の言葉に、マーカスは瓶を覗き込んで鑑定しては騒ぎ、ケイトはよく分からないといった顔をする。

さあ、お父様とお母様に試飲してもらいましょう！（六歳には分からないしね）

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